『轟音』『いっちょらい』などの片山享監督が、故郷の福井を舞台に「方言」を起点にして街を描いていく新作『時のおと』が、2026年1月31日より東京のポレポレ東中野で公開されます。
片山享(かたやま・りょう)監督は俳優としての活動を経て、2017年より映画監督として活動。初長編『轟音』(2020年)は第53回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭(Sitges International Fantastic Film Festival of Catalonia)ブリガドーン部門で正式出品されるなど国際的な注目を集め、以降も『道草』(2022年)『わかりません』(2022年)などの作品を監督。今後も広島国際映画祭2025でワールドプレミア上映された新作『かぶと島が浮く日』の公開を控えています。
『時のおと』は、『轟音』や『いっちょらい』(短編版2018年・長編版2023年)と同様に片山監督の故郷である福井県が舞台。方言を起点として「音があるからその街はその街である」というテーマを、3年生最後の大会を控える高校生、三味線を習う若い女性、後を継ぐことを意識しつつ日々を過ごす漁師の男性、野菜栽培に取り組む移住者の男性の、5つの街の4つの物語で描いていきます。
撮影は福井県内の5つの街で1年をかけておこない、四季折々の街が映像に収められています。
そして出演者は、実際にその街の音を奏でている人をという片山監督の意向から、プロの俳優は上のしおりさん、葵うたのさん、笹木奈美さん、窪瀬環さん、柳谷一成さん、津田寛治さんの6人のみが出演。福井市、小浜市、南越前町、鯖江市、勝山市の全面協力のもと、千馬龍平(せんま・りゅうへい)さんら実際に舞台となる街で暮らす方々を起用し、南越前町河野編では街に暮らす方々だけが出演するという、大胆な手法がとられました。また、プロの俳優も多くが福井出身で、リアルな「街の音」が映画の中で奏でられていきます。
劇場公開に先駆けて公開されている予告編は、4つの物語それぞれの映像が織り交ぜられ、ひとつひとつの街で奏でられる音を想像させるとともに、石畳と古い町並みが並ぶ小浜町の三丁町や、並んだ桜が「一目千本」と称される勝山市の弁天桜といった福井の名所や、勝山の特産品である勝山水菜が雪の中で収穫られる様子、春を呼ぶ奇祭である勝山左義長の練習風景など、街に根ざした場面が映し出されていきます。







