舞台あいさつをおこなった笠原紳司さん、岸本尚子さん、田部井淳(ためがい・じゅん)さん、白善哲(はくぜん・さとし)監督、岡田有甲(おかだ・ゆうき)さん(左より)
※画像をクリックすると大きく表示します
本物の武術空手家が主演するアクション映画の第2弾『TRAVERSE 2 -Next Level-』を上映中の池袋シネマ・ロサで、2月28日に主演の田部井淳さんと共演の岸本尚子さん、白善哲監督が公開記念舞台あいさつをおこないました。
『TRAVERSE 2 -Next Level-』は、2019年に公開され海外でも映画祭上映・配信され話題となった『TRAVERSE -トラバース-』の続編。国際犯罪組織に狙われ義理の娘とともに身を隠して生きる空手家・高梨淳が、大切な人を守るために的に立ち向かう姿が本格的なアクションの連続で描かれていきます。
実際に空手師範をつとめる武術空手家であり、前作に続いて主人公の高梨淳を演じた田部井淳さんは「『-Next Level-』=“次のレベルに”という副題を監督が付けてくださったのですが、そういうふうに命を削ってがんばりました。お楽しみいただけたら幸いです」とあいさつし、客席からは大きな拍手が贈られました。
田部井さんは、前作『TRAVERSE -トラバース-』がコロナ禍での公開で悔しい思いがあったことから続編を作りたかったと話し「監督と近藤(和加子)プロデューサーと3人で“なんとか『2』に”ということで、今日こうやってみなさんに観ていただける日が来て、感無量です」と、続編が実現し全国公開を迎えての心境をコメント。
前作ではアクション監督をつとめ本作ではメガホンをとった白善哲監督は、前作では敢えて空手とは違うアクションを意図していたため「そのあとで淳さんと接していく中で、まっすぐに空手を撮りたいという思いがどんどん強くなっていきましたので、淳さんともう1本アクション映画を撮りたい」とずっと思っていたと話し、その思いが実現した本作では「空手にプラスして、歌舞伎を意識したような、外連味というものを大事にしたいと思い、様式美のアクションをしっかり撮らせていただきました」と話しました。
主人公を狙う刺客・ナナを演じた岸本尚子さんは「前作ではアクション監督助手として関わっていた作品に、今回はキャストとして出演させていただいて大変光栄で、公開されることが感無量です」とあいさつし、田部井さんも「『1』のときはずっとサポートしてくださって、今回はキャストとして闘えたので、嬉しかったですね」と岸本さんとの共演を振り返りました。
トーク中の岸本尚子さん、田部井淳さん、白善哲監督(左より)
田部井さんは、人生に大きな影響を与えているという極真会館創始者の大山倍達さんと、若いころに所属したジャパンアクションクラブの創設者・千葉真一さんの名前を「大山倍達先生、そのお弟子さんでもある千葉真一先生」と挙げ「このお二方は、空手家をヒーローにするのに映画という媒体をふんだんに使われた方々なんですね。僭越ですけど、そこにご縁を感じている次第です」と、空手家として映画に主演しての思いを述べました。
そしてサプライズゲストとして、前作『TRAVERSE -トラバース-』の監督である岡田有甲さんと、前作で殺し屋・殺し屋・高田雅人を演じた笠原紳司さんが花束を持って登場。
笠原紳司さんは「こうやって続編としてつながることを、ひじょうに嬉しく思っています。と同時に、ぼく(『2』に)呼ばれてないなという、若干のしこりも残っております(笑)」と冗談も交えて続編公開を祝福し、場内の笑いを誘いました。
舞台あいさつは登壇者ひとりひとりのメッセージで締めくくられました。
岸本尚子さん「観どころが満載ですので、親子の物語でもあるし、私は悪役なんですが悪役にも信念があってそれぞれの正義があるので、そういうところも観ていただけると楽しんでいただけるかなと思います。よろしくお願いします」
白善哲監督「本物の空手家・田部井淳さんの、本物の武道家としての魂、生き様、そして親子の絆という、人間にとって一番大事なテーマですね、愛というものをテーマにさせていただきました。そして岸本からもありましたように、悪役にも人生がありまして、そこも観ていただきたいです。1作目で素晴らしい悪役を演じていただきました笠原(紳司)さんを超える悪役を探すのが大変でしたけど、見事に1作目とはまた違う存在感を出してくれる悪役が出てきますので、そこも楽しみにしていただければと思います。『TRAVERSE 2』これから全国、世界に発信したいと思いますので、みなさまよろしくお願いいたします」
田部井淳さん「お二方がおっしゃってくださった通りですけど、各キャラクターにみんな人生の背景を監督が盛り込んでくれまして、それぞれの正義のためにみんなが闘うというバックグラウンドもありますし、お父さん世代がなんのためなら命を懸けて闘えるだろうかと白善監督とずっと話し合って、やはり娘のため。これは外国映画にはけっこうあるんですけど、日本の映画にはなかなかない気がしたところで、海外ではお父さんが銃を使います。日本は武道大国ですから、素手のEmpty Hand“空手”で立ち向かう父親の役をやらせていただいて、いま無上の幸せです。再び空手家をヒーローにと思って、命を削る思いでがんばりました。ぜひみなさん楽しんでください」
舞台あいさつ登壇者のほか、主人公・淳の義理の娘を演じる中野咲希さんや、アラン・ロワさん、チャック・ジョンソンさん、佐藤優さん、三元雅芸さんらが出演する『TRAVERSE 2 -Next Level-』は、2月27日金曜日より東京の池袋シネマ・ロサで公開中のほか、全国順次公開されます。