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澁谷桂一監督初劇場公開作『サンタクロースたちの休暇』シネマ・ロサとシアターセブンで5月公開

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『サンタクロースたちの休暇』ポスターヴィジュアル ©(※クリックで拡大します)

 過去の作品が各地の映画祭で高く評価されている澁谷桂一監督の初劇場公開作で俳優の倉里晴さんが主演する『サンタクロースたちの休暇』が、5月2日より池袋シネマ・ロサ、16日よりシアターセブンで公開されることが発表され、予告編、澁谷監督と倉里さんのコメント、応援コメントが解禁されました。

 澁谷桂一(しぶや・けいいち)監督は、自主制作映画ユニット・山河図(さんがず)を主宰して自主映画を制作。長編『ミラキュラスウィークエンド・エセ』(2022年)がカナザワ映画祭2022「期待の新人監督」観客賞を受賞、ホラー短編『蠱毒』(2024年)は第3回ホラー映画大賞選考委員特別賞や第16回日本映像グランプリ転生猟奇賞を受賞したほかYouTubeで2ヶ月公開され15万以上の再生数を記録するなど、高い評価を受けています。

 初の劇場公開作品となる『サンタクロースたちの休暇』は、『蠱毒』からは一転、「日本を舞台にした冬のバカンス映画」をテーマに、親に先立たれ豪邸でひとり暮らす主人公・あいこと、彼女の家に転がり込んできた家出女のアガサ、ギタリストのボブの3人が過ごす冬の日々を描く、愉快であたたかな作品となっています。

 主人公のあいこを演じるのは倉里晴(くらり・はる)さん。小劇場の舞台から映像作品へと活動の場を広げ、出演に留まらず作品の企画にも精力的に取り組んでおり『サンタクロースたちの休暇』でも共同企画をつとめています。
 そして家出女のアガサを『東京の夜』(2018年/萩尾悠監督)『カウンセラー』(2020年/酒井善三監督)などに出演する亀田梨紗さん、音楽の神に祈りを捧げるギタリスト・ボブを劇団を主宰しPFFアワード2025入選作『ワンダリング・メモリア』(2025年)などで監督としても活動する金内健樹(かねち・たけき)さんが、それぞれ演じています。

 十三下町映画祭2025シアターセブン/ナナゲイ賞を受賞、うえだ城下町映画祭第23回自主制作映画コンテストでは古厩智之賞(審査員賞)を受賞するなど、すでに映画祭での高評価を得ている『サンタクロースたちの休暇』が、東京・大阪での劇場公開決定。
 公開決定にあたり、淡い色の背景に登場人物たちの写真が配されたポスターと、3人のちょっと変わった登場人物たちが繰り広げるドラマを感じさせる予告編が解禁されました。

【『サンタクロースたちの休暇』予告編】

 また、公開に向けて澁谷監督と倉里さんがコメントを発表。そして『さよならみどりちゃん』(2005年)などの映画監督・古厩智之さんや『犬猫』(2004年)などの映画監督・井口奈己さん、『王様とボク』(2012年/前田哲監督)など映像化作品も多いマンガ家のやまだないとさんが応援コメントを寄せています。

監督・脚本:澁谷桂一監督コメント

記事写真 現代を生きていると、諦めることに慣れっこにさせられているような気がするのです。何にも期待しないように言い聞かされているような気がするのです。それが現実だよと。だけど嬉しい楽しいことだって本当は其処此処に落ちているはずです。ラッキーの予感を根拠ゼロで信じてみたくなったり、何年も会ってない友達に突然電話してみたり、恋人にLINEじゃなくて手紙を書いてみたくなったり。『サンタクロースたちの休暇』を観る人に、そういうことが起きたらどんなにいいだろうと思います。

共同企画・あいこ役(主演):倉里晴さんコメント

記事写真 『サンタクロースたちの休暇』は、軽妙洒脱なフランス映画に憧れのある私が、可愛らしい遊び心のある作風が持ち味のひとつである澁谷監督に「フランス映画やりたいです」と提案したことが企画の始まりです。オール日本ロケだけれど、湿度がない、軽さのある、楽しい映画になったと思います。そして、もれなくチャーミングな登場人物たち!念願のロードショーで、多くの方々にこの作品と出逢っていただけますように。是非、劇場でお楽しみください。

映画監督:古厩智之さん応援コメント

あいこの尖らせた下くちびる、アガサのぎろりと睨む瞳。
「不満があるよ」という顔をおどろくほど今の役者さんたちはしないんだけど、この主演のふたりはする。
堂々とするし、何ならそれだけと言っていいほど全身でブーたれている。
彼女たちには不満がある。だけどそれは社会へと向かっていない。
生きたいように生きられていない自分への不満。自分へ向いちゃってるから不憫で孤独でいっしょ うけんめい。
そこがかわいい。
そんなひとりとひとりが出会ってふたりになる。
それだけですごくしあわせじゃないですか。
あまつさえ、もうひとりグラサンのギタリストと出会って3人になってバンドを始めるやをや!手のひらの上の小さな孤独を、いつのまにかふたりで持つようになり、3人でもったらバンドになった、なんて奇跡的なプロットは
澁谷桂一監督しか考えられないだろうと思います。
楽しかったなぁ…。

映画監督:井口奈己さん応援コメント

無限に、千円札が自販機の下に降りてくる此の世の外で、一人一人粒立つがあまり孤独な、しかし寄る辺なさとは無縁のガールミーツガール。
サンタクロースとは誰なのか?
お誕生日のキャンプファイヤーや星空をプレゼントとして受け取ることはできるのか?
考えるな!
理由なき音のつらなりに一旦身を任せてみよう!
鳴り響くへっぽこ音楽、大好き。

マンガ家:やまだないとさん応援コメント

そうだった。見てて思い出した。
澁谷映画は会話がとにかく変で面白い。
なんか前にもそんなことを言ったような気がします。
ずっとききみみたてられるね。
なんといってもボブですね。ボブ最高です。

 どこかヘンテコな登場人物たちととぼけた空気の中で、人々が忘れがちな「誰かを大切に想って過ごす時間」の愛おしさを優しく見つめる『サンタクロースたちの休暇』は、5月2日土曜日より15日金曜日まで東京の池袋シネマ・ロサで、5月16日土曜日より22日金曜日まで大阪のシアターセブンで公開されます。


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『サンタクロースたちの休暇』場面写真。倉里晴さんが演じるあいこ、亀田梨紗さんが演じるアガサ、金内健樹さんが演じるボブ(左より)

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『サンタクロースたちの休暇』場面写真

『サンタクロースたちの休暇』ストーリー

両親に先立たれ、街の自販機に何故か残されたお金を拾って暮らすあいこの豪邸に、アガサと名乗る家出女が転がり込んでくる。そこへある切実な想いを持つ男・ボブも加わり始まった3人の冬の日々。それぞれの悩みと祈りを抱えながら寄り添いあうみじかい冬のバカンスを、クリスマスを終えたサンタクロースはミニカーの中からずっと見守っていた。
ポスター

サンタクロースたちの休暇

  • 倉里晴 亀田梨紗 金内健樹 長田真英 波世側まる 河原隆乃介 澁谷桂一

  • 監督・脚本・撮影・編集:澁谷桂一
  • 照明:志水あみ
  • 録音:太田志帆
  • 衣裳:倉里晴
  • 美術:長田真英/倉里晴/太田志帆
  • 助監督:太田志帆/長田真英
  • 音楽:肉汁サイドストーリー
  • 宣伝美術:福西想人
  • 企画:倉里晴と山河図
  • 制作:シャーレ
  • スタッフ

  • 2025年/カラー/16:9/ステレオ/DCP/70分

2026年5月2日(土)より池袋シネマ・ロサにて2週間、5月16日(土)よりシアターセブンにて1週間上映

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