俳優・精神科医でがん治療中の楠部知子さんが企画・プロデュースし、前向きに生きることの大切なを伝える『小春日和~Indian Summer~』が、5月に大阪先行公開に続いて東京ほか全国順次公開となることが発表され、ポスターと予告編、主演の水村美咲さんらキャストと松本動監督のコメントが解禁されました。
『小春日和~Indian Summer~』は、血液のがんである多発性骨髄腫と診断され治療を受けながら講演活動や情報発信をおこなっている精神科医で俳優の楠部知子さんが、自身の体験から「前向きに生きることの大切さを伝えたい」と企画・プロデュースした作品。
孤立しがちな主人公・小春が、看護助手として勤める病院でがん治療を受けつつも明るさを忘れない患者たちやその周囲の人々と出会う中で、新たな一歩を踏み出していく姿が描かれていきます。
自ら原案・企画・プロデュースをつとめた主演作『在りのままで咲け』(2022年)『在りのままで進め』(2023年)を劇場公開させた経験を持つ俳優・水村美咲さんが、楠部さんの思いに共鳴して共同プロデューをつとめるとともに主人公・阪口小春役で主演。
そして小学生向けファッション誌「キラピチ」モデルオーディションでグランプリを受賞して同誌の専属モデルをつとめ、演技にも活動の場を広げる2014年生まれの期待の新星・千原ゆらさんが阪口ひより役に抜擢されています。
さらに、小春の祖母・阪口鈴子役には芸能生活60周年を迎え映画出演は49年ぶりになるベテランの由美かおるさん、末期がん患者の山本由紀役にはWAHAHA本舗メンバーとして幅広く活動する柴田理恵さん、由紀の夫・山本貴史役にはテレビ番組などでも知られる国木田かっぱさん、小春の勤務先の医師・上田博役には多くの作品に出演する名優で多発性骨髄腫から復帰を果たした佐野史郎さんと、作品の趣旨に賛同した俳優陣が参加して豪華なキャスティングが実現。
企画・プロデュースの楠部知子さんも、桐生紗衣さん、森野くるみさんと結成したがん患者俳優3人組「キャンサーズ」として出演もしています。
監督・脚本は、短編作品を精力的に発表して国内外の映画祭で多くの受賞歴を持ち、草笛光子さん90歳を越えての主演作『アンジーのBARで逢いましょう』(2025年)も話題となった松本動(まつもと・ゆるぐ)監督。『在りのままで咲け』『在りのままで進め』に続いて水村美咲さんとタッグを組み、人々の感情を丁寧に描き出していきます。
楠部知子さんはじめ多くのキャスト・スタッフの思いが結実して完成した『小春日和~Indian Summer~』が、5月16日よりロケ地となった大阪で先行公開され、5月29日より全国順次公開されることが決定。
公開決定にあたり、主人公の小春をはじめ登場人物たちの顔が花びらのように配されたポスターが解禁されました。
同時に解禁された予告編は、家を飛びだした小春が祖母の鈴子や病院の患者たちとと触れ合っていく姿が由美かおるさんが歌う主題歌「とまり木」に乗せて映し出されていくとともに、物語の大きな軸となる「小春」と「ひより」の名前に秘められた想いも感じさせ、本編への期待を高めていきます。
また、出演者の水村美咲さん、千原ゆらさん、由美かおるさん、佐野史郎さん、柴田理恵さん、国木田かっぱさんと、楠部知子さん、松本動監督がコメントを発表しています。
阪口小春役(主演)・共同プロデュース:水村美咲さんコメント
とても力強い作品が誕生しました。企画・プロデュースを手がけた楠部知子さんは、「がんになったからといって沈んでしまうのではなく」と自ら立ち上がり、人生を諦めることなく映画製作に情熱を注がれました。その真っ直ぐな生き方に、主人公・小春を重ねながら、私も精一杯演じさせていただきました。どんな状況にあっても、ほんの少しでも笑顔を忘れず、希望を胸に生きていく。その勇気を、楠部さん、そして小春の人生から教えてもらったように思います。きっとあなたの心にも、あたたかく、そして力強い光を灯してくれるはずです。ぜひ劇場で、この物語を体感してください。
阪口ひより役:千原ゆらさんコメント
撮影現場では、監督やスタッフの皆さんが明るくて、優しくしてくれたから撮影が楽しかったです!ひより役をもらった時に、似てる性格だと思ったので、自分の個性を消さずにひよりを演じることを意識しました。ひよりは活発なサッカー少女で色々な心情を持っている子なので、ひよりに近づくためにサッカーの練習から始めましたが、性格は似てるけど経験をしたことがないシーンが多かったので表情を表現するのが1番難しかったです。なので、ひよりの表情に注目してもらえると嬉しいです!
この作品は主人公の小春とひよりの関係性が鍵になるとても良いお話で、河川敷のシーンが1番注目してほしいシーンです。
ぜひ劇場でご覧ください!!
阪口鈴子役:由美かおるさんコメント
このたびは松本監督、楠部プロデューサーからご依頼を頂き参加させていただくチャンスを得ました。今まで演じた事のない年齢のおばあちゃん役ですが、自分も歳を重ね、愛・思いやり・諦めずに前に進んで行く事などの、本当に大切な事を意識して演じさせていただきました。こういった事が皆さんに伝わればと思います。今回は演じる事だけでなく主題歌の「とまり木」も歌わせていただきました。
ぜひ劇場でご覧ください。
小春の勤務先の医師・上田博役:佐野史郎さんコメント
実際に血液の癌、多発性骨髄腫と闘病なさっている企画、プロデュース、そしてキャンサーズの一員として出演もなさっている楠部知子さんから医師役にとお声がけいただいたのは、同じく多発性骨髄腫の闘病経験があることが大きかったことと思う。けれど、実際に作品に参加して、また、こうして歩き始めた映画を観ていると、癌のみならず病であろうと健康であろうと、人は必ず死を迎えるし、劇中の言葉にもあるように「今生きている瞬間を大切にしたい」ということを一人でも多くの人と分かちあいたいと、想いを同じくしていたからなのだろう。見渡せば病んでいるのは世の中の方ではないのか?ならば、この映画の登場人物たちのように、弱きものに心寄せることを大切にすることからこそ、救いの道も開かれるに違いない。
がん患者・山本由紀役:柴田理恵さんコメント
今現在がんと闘いながら、映画を撮ろうとしている方がいるとお聞きし、その心意気に感動してこの役を引き受けました。
現場に行って正直どなたががんの患者さんかわかりませんでした。それほど皆さん明るくて生き生きしていて笑いの絶えない現場でした。もっと驚いたのは、自分の出番が終わった後、パジャマから着替えてウエストポーチにガムテープをぶら下げて、スタッフとして走り回っておられたことです。
人は自分の命を何に燃やすのか。運命に立ち向かってどうやって負けない人生を生きていくのか。
この映画に携わった皆さんが、それを伝えようとしてくれています。
由紀の夫・山本貴史役:国木田かっぱさんコメント
思わず「ホントに僕で良いんですか?」と声に出てしまうくらい、突然の出演オファーをいただきました。なんだか僕だけ場違いかも?と思いながら現場に行くと共演者、スタッフの皆さんに温かく迎えられ、とても楽しく濃厚な撮影ができました。全員からポジティブなパワーを感じる現場でしたから、この暗くなりがちなテーマの本質を、嘘のない明るさと元気さで幸せを実感できる素敵な作品に仕上がっています!どうか是非、劇場でご覧になって明るくほっこり、笑顔になって下さい。
企画・プロデュース・キャンサーズ長谷川蘭役:楠部知子さんコメント
"多発性骨髄腫"の診断を受けたのが、2023年の春。がんになった今だからこそ出来る事を~と、5回の入退院と骨髄移植の合間に『小春日和~Indian Summer~』の準備を始めてから2年半。松本動監督、水村美咲さん他 沢山の方のご支援・ご協力を頂いて、想いをいっぱい詰め込んだ映画が完成致しました。家族、親子、夫婦、恋人、兄弟、お友達~どなたと観て頂いても、ほっこりと相手のことを考えられて、自分自身も あと1歩 前に進もうと思って頂ける映画になっていると思います。
是非劇場で、小春をはじめとするそれぞれの登場人物の生き様を感じ取って下さいませ。
脚本・監督:松本動監督コメント
ようやく皆様にお届け出来る劇場公開の日が決まりました。2023年12月に楠部知子さんから”せっかくがんになったのだから映画を創りたい”と監督のオファーを頂いたことに端を発して、チーム一丸となり様々な困難を乗り越えながら2年半の歳月を掛けて、いよいよお披露目になります。映画は主人公の小春を軸に、周囲の人々を描いた群像劇でもあるので、きっと自分を重ねられる人物が誰かしら登場して来るはずです。小春の人生はもちろん、他の登場人物たちの人生もスクリーン越しに見届けに、ぜひ劇場へお越し下さい。
ふたりにひとりががんに罹患する現代、がんをどう受け入れ向き合い共存していくかという思いを込めた『小春日和~Indian Summer~』は、5月16日土曜日より大阪の第七藝術劇場で先行公開、5月29日金曜日より東京の池袋シネマ・ロサほか全国順次公開されます。
『小春日和~Indian Summer~』ストーリー
人に言えない悩みを抱え、孤立してしまった小春は家出をし、一旦は現実逃避するも、心配する仲間や友人、鈴子ばあちゃんに支えられ、徐々に自分を取り戻してゆく。看護助手として新しく勤めることになった病院では、がんの闘病生活を送りながらも明るく毎日を生きる女性3人組のキャンサーズ、自身の病状を受け入れ、残りの人生を自宅で過ごすために退院を選択した由紀など、それぞれの在り方でがんと向き合う患者や、周囲の人たちの想いや人生に触れ、これからの人生をどう生きるべきか模索する。-- 小春の過去にいったい何があったのか・・・。そして、彼女が決意した生きる道とは・・・。