海外の映画祭で12の映画賞を受賞している“知られざる日本映画”『岡本万太』が6月国内公開となることが発表され、ポスターと予告編、真田宗仁郎監督のコメント、各界著名人の推薦コメントなどが解禁されました。
『岡本万太』は、癇癪持ちで仕事が長続きしないフリーター・岡本万太が主人公。かつての職場の先輩にある仕事を紹介された岡本万太の奇天烈な人生が描かれていきます。
監督と脚本、そして主演をもつとめたのは、これが初の長編監督作となる真田宗仁郎(さなだ・そうじろう)監督。元パンクロッカーにして大学院で学び中学や高校で教壇に立つ哲学者であり、2020年に中編『もっとも純粋なQ』を脚本・監督、2021年には俳優・佐藤浩市さんのミュージックビデオ「Life is short」の脚本・監督をつとめるなど映画監督としての活動も活発な異才が、満を持して長編映画に挑みました。
真田監督自身が演じる主人公・岡本万太を取り巻く人々には、万太にある仕事を持ちかける元の職場の先輩・中村に『ケイコ 目を澄ませて』(2022年/三宅唱監督)のトレーナー役など出演作が絶えない三浦誠己さん、万太の前に現れる女性・杏奈にはモデルとしても活躍する『ABYSS』(2023年/須藤蓮監督)などの夏子さん、万太の周囲で起こる事件を追う刑事・奥山を40年以上にわたりテレビドラマや映画で活躍する金山一彦さん、万太のかつての職場の新人・佐藤にアイドルグループ・HKT48での活動を経て女優など多彩な活動を見せる兒玉遥さん、さらにハリウッド作品にも出演する米本学仁さん、『I ai』(2022年/マヒトゥ・ザ・ピーポー監督)主演の富田健太郎さんら、豪華な俳優陣が顔を揃えました。
解禁された『岡本万太』場面写真。真田宗仁郎監督が演じる岡本万太(左)と、夏子さんが演じる杏奈
解禁された『岡本万太』場面写真。夏子さんが演じる金井杏奈
解禁された『岡本万太』場面写真。三浦誠己さんが演じる中村
解禁された『岡本万太』場面写真。金山一彦さんが演じる刑事の奥田
解禁された『岡本万太』場面写真。兒玉遥さんが演じる佐藤
解禁された『岡本万太』場面写真。米本学仁さんが演じる二木
解禁された『岡本万太』場面写真。富田健太郎さんが演じる結城
2024年に世界15大国際映画祭のひとつであるエストニアの第24回タリン・ブラックナイト映画祭(Tallinn Black Nights Film Festival)で「大義ある反抗」部門(Rebels with a Cause Competition)にノミネートしワールドプレミア上映されたのを皮切りに、次々に海外映画祭に正式招待され、2025年にドイツで開催された第42回ミュンヘン国際映画祭(Munich International Film Festival)で型破りで挑戦的な作品を対象とするシネ・レベルス部門で日本映画では初のグランプリを受賞するなど、16の国際の映画祭でグランプリを含む12の映画賞を獲得しています。
海外ですでに多くの高評価を得ている『岡本万太』が、ついに日本での“逆輸入”公開が決定。公開決定にあたり解禁された予告編は、シネスコサイズの画面を活かした構図や、フィルム撮影の質感を思わせる色調など、作品の独特な世界が垣間見える映像。こだわりを感じさせる音も注目ポイントです。
また、公開に際して真田監督がコメントを発表。知られざる情報を紹介し「信じるか信じないかは、あなた次第」のフレーズで知られる“Mr.都市伝説”関暁夫さん、脳科学者の茂木健一郎さん、人気コミック「アフロ田中」の作者であるマンガ家ののりつけ雅春さん、お笑いコンビ・どぶろっくの森慎太郎さんも絶賛のコメントを寄せています。
監督・脚本・主演(岡本万太役):真田宗仁郎監督コメント
おかんが言うには、その映画は魂の話らしいねん。
ほなちゃうかー、岡本万太は魂の話ではないからね。他なんか言うてなかった?
おかんが言うには、SEXシーンが多いらしいねん。ほなちゃうかー。岡本万太にSEXシーンはないからね。他なんか言うてなかった?
おかんが言うには、主人公が小賢しい生き方してるらしいねん。ほなちゃうかー。万太ほどピュアなやつはそうはおらんからね!もうええわ。ありがとうございました。
Mr.都市伝説:関暁夫さんコメント
人類はやっと『救世主』を創りあげたのだと思います。
これは映画を『観る』ではなく彼が『いる』のです。
岡本万太、純粋がゆえに全ての答えが導かれていく。
彼こそが『存在』。是非!彼に会いに映画館に行ってください。
信じるか信じないかはあなた次第です‼
脳科学者:茂木健一郎さんコメント
『岡本万太』には まぎれもない才能のきらめきがある。
キャスティングから、インサート映像、音声、プロダクションデザイン、
そして言うまでもなくストーリーまで、
鮮烈な個性が刻印されている。
才能とは過剰さであり、溢れ出て、疾走するものである。
そしてその背後に哲学がある。非典型な内面世界の視覚化として、
見事な結実がある。観客になるとまずは呆然として、
やがて元気になって、人間っていいな、と思える作品です。
マンガ家:のりつけ雅春さんコメント
生きづらい まったく生きづらそう。
だがずっと笑ってしまう。
妄想と音がすごい。心地い良い。ちょっと言葉じゃ説明できない。
タバコ吸い過ぎ。監督の頭の中をもっと観たくなる。
どぶろっく:森慎太郎さんコメント
どこかで誰かのせいにして、
どこかで何かを期待して生きてる人へ。
僕は、この映画を観て、
誰かを責めるのをやめました。
何かではなく自分に
期待をしたくなりました。
大きなイチモツはいらない。
岡本万太に
なりたい。
日本映画の新しい潮流を予感させる”驚異のインディペンデント作品”『岡本万太』は、6月5日金曜日より東京のアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されます。
『岡本万太』ストーリー
主人公の岡本万太(真田宗仁郎)は、26 歳フリーターの男性。彼は日々の些細な事に対しての苛立ちを募らせており、自らの 衝動を抑えられるかと毎日不安に苛まれている。そう彼は癇癪持ちなのである。彼には月に一度、日々のストレスが最高潮に達する“限界の日”がある。彼はその度に拘束器具の付いたベッドで、自らを自宅に監禁することで対処するのであった 限界の日は突然やって来るので、当日欠勤を繰り返してしまう。そしてシフト制のアルバイトをクビになり続け、職を転々としている。ある日、クビになった出版社の先輩である中村(三浦誠己)が万太に新たな仕事の話を持ってくる。 それは、 段ボールを数日間預かるだけで大金がもらえるという仕事だったのだが_。