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山田純監督『竜宮の誘い』田辺・弁慶映画祭セレクションで上映 衝撃のヴィジュアルなど解禁

記事写真

解禁された『竜宮の誘い』ティザーヴィジュアル ©Yamada Jun /Cinemago(※クリックで拡大します)

 第19回田辺・弁慶映画祭でグランプリを受賞した山田純監督のクライムサスペンス『竜宮の誘い』(りゅうぐうのいざない)が「田辺・弁慶映画祭セレクション2026」の1本として5月東京、6月大阪で上映されることが発表され、ティザーヴィジュアルと特報が解禁。また、酒井善三さん、佐向大さんら映画監督や映画関係者が推薦コメントを寄せています。

 『竜宮の誘い』は、食人願望を持つキャバクラボーイの青年の日々が、1台のスマートフォンを手にしたことで大きく変化していくストーリー。

 脚本・監督・製作は山田純監督。大学在学中に監督した『再来の予感/光の子供たち』(2018年)が首都圏映画サークル連合主催による大規模上映会「Cinema Terminal Gate004」で上映されたほか、高校時代の友人を焚き付けて制作し自身は撮影・編集をつとめた『脱獄日和』(2020年/神戸竜馬監督)が第42回PFFアワード一次審査通過、各地で上映された『ひとがたに流れる血』(2025年/間合建介監督)では撮影・照明・グレーディングを担当するなど、精力的に活躍する1996年生まれの期待の新鋭監督。
 主人公の青年・サトウを、本作が映画デビューにして主演となる俳優・戸張瞬(とばり・しゅん)さんが演じています。

 新人映画監督の登竜門として定評のある田辺・弁慶映画祭で2025年(第19回)コンペティション部門選出を果たしグランプリを受賞、同映画祭初のサスペンス映画のグランプリ受賞の快挙となった『龍宮の誘い』が、同映画祭受賞作品を劇場上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2026」で劇場上映されることが発表されました。

 上映にあたり、切り取られた人間の脚が棚に置かれている写真に「理(ことわり)を喰らい尽くす。」のコピーが添えられた衝撃的なティザーヴィジュアルが解禁。
 「人ってどんな味がするのかな」というセリフで幕を開ける特報は、劇中の映像に重ねて第19回田辺・弁慶映画祭来場者のコメントが映し出され、賛否がわかれるその内容を窺わせます。

【『竜宮の誘い』特報】

 そして、上映に向けて山田純監督と主演の戸張瞬さんがコメントを発表。
 さらに、新作『遺愛』公開を控える酒井善三さん、大杉漣さん最後の主演作として話題となった『教誨師』(2018年)などの佐向大(さこう・だい)さんら映画監督や、映画関係の執筆も多い作家で奇しくも似たタイトルの監督作『龍宮之使』(2019年)がある浅尾典彦さんらが推薦コメントを寄せています。
 酒井善三さんが「なんとも挑戦的で、怖ろしい作品でした。」、佐向大さんが「しまった、嫌なものを見てしまった。 そう思ったときには、すっかり目が離せなくなっている。」、浅尾さんが「この作品には『悪魔のいけにえ』を初めてみた時のあの"乾いた狂気"が横たわってる。」とコメントするなど、それぞれの視点で作品の魅力が語られています。

山田純監督コメント

記事写真 世の理が届かない、底知れぬ人間の業。そんな暗澹とした世界を覗き込む「名状し難い映画体験の高揚」を目指し、『竜宮の誘い』を制作しました。
自主制作という枠組みを打破するに十分な熱量をスクリーンに焼き付けた自信があります。本作がひとりでも多くの方の目に留まり、刺激的な映画を求める皆様が劇場という暗闇へと「誘われ」ることを心から願っております。

主演:戸張瞬さんコメント

記事写真 本作は初主演映画であり、初映画デビューです。とんでもない映画デビューになった気がしています。ただ、間違いなく代表作と言える‘’異質”な作品に出演している事を光栄に思います。
僕が演じるサトウは普通の人間です。サトウには正義があります。みなさんも譲れない正義があるはずです。サトウの勇敢な姿を見届けて欲しいです。

映画監督:酒井善三さん推薦コメント

なんとも挑戦的で、怖ろしい作品でした。
ダークでありながら、海外ドラマのようなポップさとテンポある展開、危うい登場人物だらけの設定は、正義と悪の二元論で収まらずに胸が躍りました。
安牌な撮影ではなく、駅での撮影や、車や夜ロケなど、フットワークの軽さを、リスクと労力をかけたリアルな撮影に活かすバイタリティには驚嘆するばかりです。
電車内のシーンの見つめ合いの異様な迫力には恐怖しました。
狂気的な役柄はさぞ難しかろうと思いますが、主演の方の目と確信に満ちた佇まいが非常に説得力があり、印象的です。

映画監督・脚本家:佐向大さん推薦コメント

都市の裂け目に落ちた若者の白昼夢。
であればいいのだけど、その肌触りは妙にナマあたたかく、安全なはずのこちら側にじっとりと纏わりつく。
しまった、嫌なものを見てしまった。
そう思ったときには、すっかり目が離せなくなっている。

映画監督:品川ヒロシさん推薦コメント

自分が犯罪に関わったとしたら、全ての人が怪しく不気味に見える。だけどそれを映像にするのは難しい。本作はサイコホラーとして全ての人物が景色が建物が、一見普通の人々が不気味に見える。電車や車の移動中も全てを不気味に感じさせる。緊張感の解けない映画。

映画監督:木村ひさしさん推薦コメント

この作品の感想は難しい。それは、作品に出てくるキャラクターに一切の感情移入が出来ないからだ。自分に当てはまるものが、ひとつもない。なのに観始めたら目が離せない。共感するものが、ひとつも無いキャラクターたちが持つ生きている事のリアリティが、この映画のラストを目撃しなくては我慢出来なくさせているのか。知りたい要求を持ってしまう何かが此処にはあるのかもしれない。ひとつ言える事は、覚悟を持って観ることをお勧めします。

映画監督:篠原哲雄さん推薦コメント

そのロマンチックなタイトルから想像される荘厳な響きとは些か違う「怖さ」と「気味悪さ」と「居心地の悪さ」に怯えながら、いつのまにか嵌っている自分がいた。飄々としながらも実は「人肉食いたい」主人公や彼の得体の知れなさに惚れ込む健気なヒロインに訪れる思わぬ展開など、全体は端正なフレームでストイックに描かれながら、その「誘い」は哀しいけど実はユーモラスで底知れぬ。

作家・夢人塔代表:浅尾典彦さん推薦コメント

もう誰も信じられない!
仕事をオーダーする奴も、受け取り主も、荷物も。
そして主人公すらも!
キャバクラのボーイだったサトウは、ある日
拾ったスマホがきっかけで「闇堕ち」する。
裏世界のヤバイ運び屋を繰り返すうち
さらに異様な体験をする。
ピリピリとした感覚に囚われるノワール映画。
理解を超えた展開がこわい。
地下鉄のシーンは心拍数が上がる。
この作品には『悪魔のいけにえ』を初めてみた時のあの"乾いた狂気"が横たわってる。

人喰いツイッタラー:人間食べ食べカエルさん推薦コメント

若者が闇バイトに巻き込まれて大変!かと思いきや、巻き込まれた側も只者ではなかった!!主人公が持つ無気力性とアブノーマルな欲求と異常な適応力が物語を面白い方向に歪めていく。これはジャンル分けが難しい。強いて言うなら社会の理の外にいる奴らが送る日常ドラマ?どこか滑稽さを覗かせつつも、鑑賞後は冷徹な恐ろしさが強く残る作品でした。

俳優:今藤洋子さん推薦コメント

いつからその誘惑に取り憑かれてしまったのか。
終始不穏な空気の中で、肉親、肉欲、そして文字通りの「肉」に関して、想いを巡らし続ける時間でした。

 人間の内面に潜む狂気と社会の 闇を鋭く切り取る新鋭・山田監督が、ひとりの青年の破滅的な衝動を描いていく『竜宮の使い』は「田辺・弁慶映画祭セレクション2026」の1作品として、5月6日金曜日より東京のテアトル新宿で1週間、6月17日水曜日より大阪のテアトル梅田で2日間限定上映されます。

『竜宮の誘い』ストーリー

キャバクラで働く青年・サトウは《人を喰いたい》という欲望に囚われていた。
ある日、一台のスマートフォンを拾ったことをきっかけに、サトウは謎の男たちに運び屋の闇バイトを強いられることに。
違法だが、稼ぎのいい運び屋の仕事で得た大金。サトウの食人願望は、ただの夢から現実に姿を変え、サトウを破滅に至る深淵へと引きずり落としていく……。
ポスター

竜宮の誘い

  • 戸張瞬
    美南宏樹 伊藤広大 楠本奈々瀬 唯木美里
    春歌まりん 加藤亜紀歩 春園幸宏 関淳平 鯉家愛海 天萬愛紗 古屋美彩

  • 脚本・監督・製作:山田純
  • 撮影:近藤実佐輝
  • 音楽:デリス・フィールド(Delyth Field)
  • 照明:岡上亮輔
  • 美術:渡部健太
  • 特殊造形:土肥良成/李華曦
  • サウンドデザイン:坂井泉
  • 助監督:中山春佳/間合建介
  • アソシエイトプロデューサー:出町光識
  • 海外セールス:Reel Suspects
  • 配給:Cinemago

  • 2026年/カラー/5.1ch/DCP/92分|R-15+

「田辺・弁慶映画祭セレクション2026」 2026年5月8日(金)よりテアトル新宿で1週間、6月17日(水)よりテアトル梅田で2日間限定上映

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