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『コープスパーティー Book of Shadows』前田希美さんインタビュー

インタビュー写真 如月学園の高校生たちが、呪われた異空間「天神小学校」で体験した惨劇から半年。ただふたり異空間から生還した中嶋直美と篠崎あゆみは、時間を遡りあの日の天神小学校に戻ろうとする。大切な仲間たちを救うために……。
 人気ホラーゲームの実写映画化第2弾『コープスパーティー Book of Shadows』がいよいよ公開を迎えます。昨年公開されヒットを記録した『コープスパーティー』の続編となる『Book of Shadows』は、前作に続いて登場する如月学園のメンバーに新たなキャラクターも加わり、前作を上回る衝撃に満ちた物語が展開していきます。
 如月学園の女生徒・篠崎あゆみを前作から引き続き演じるのは、女優、モデルとマルチに活躍する前田希美さん。主人公・中嶋直美とともに同級生を救おうとするあゆみを前作以上に感情豊かに演じ、あゆみの新たな一面を表現しています。
 1年ぶりの『コープスパーティー』の世界、篠崎あゆみという役は、前田さんにとってどんな体験となったのか? そして、ホラー映画ファンでもあるという前田さんにとってのホラー映画の魅力とは? お話をうかがいました。

前田希美(まえだ・のぞみ)さんプロフィール

1993年生まれ、埼玉県出身。2006年にファッション誌「ピチレモン」読者オーディションで準グランプリを獲得しモデルデビュー、2010年まで同誌レギュラーモデルとして活動。2011年からはファッション誌「ポップティーン」レギュラーモデルをつとめる。モデル活動と並行して映画やドラマ、舞台で女優としても活躍するのに加え、声優、タレント、音楽活動などマルチに活動している。
出演作に、劇場用映画『携帯彼氏』(2009年/船曳真珠監督)、『リアル鬼ごっこ4』(2012年/安里麻里監督)、『臨終・劇場版』(2012年/橋本一監督)、『ヲ乃ガワ -WONOGAWA-」(主演:2014年/山口ヒロキ監督)、『コープスパーティー』(2015年/山田雅史監督)、テレビドラマ「龍馬伝」(2010年・NHK)、「牙狼〈GARO〉 ~闇を照らす者~」(2013年・テレビ東京)、「紙の月」(2014年・NHK)など多数。

公式ブログ:Maenon Blog http://ameblo.jp/maeda-nozomi/

「前作よりも自分のできることを考えて取り組めたんじゃないかなと思います」

―― 前作がかなりショッキングな終わり方だったので、続編決定と聞いたときは正直「どう続けるんだろう」って思ったんですけど、前田さんはどう思われました?

前田:私は前作のときから、もう「続編に向かってがんばろう!」みたいな気持ちでいたので、続編をやると聞いて「やっと願いが叶うんだ」という感じで嬉しかったです。それと、最初はお話の内容がまだわからなかったので、私も「どんな話になるんだろう」というのは一番心配しましたね。「誰が出るの?」みたいな(笑)。いこたん(生駒里奈さん=主人公・中嶋直美役)と私がやった役は生きているけど、ほかのキャストさんは出てくるのかな、出てほしいよね、みたいな感じでした。

―― 篠崎あゆみという役をもう一度演じるというのはどんなお気持ちでした?

前田:ほんとに嬉しいです、私もあゆみちゃんは大好きなので、また演じられて嬉しいですね。

―― 前作では、あゆみってけっこう人間の嫌な部分を見せる役だったりしましたが、前田さんから見てあゆみってどういう女の子でしょう?

前田:一番人間っぽいと思いますね。嫉妬したりするんですけど、その嫉妬心とかは誰もが持っていると思うんです。ヤキモチの感じも女の子はわかると思いますし、私もさすがにあそこまではしないですけどけっこうヤキモチを焼くので(笑)、そういうところは自分と似ているところがあるなと思いました。

―― 今回の『コープスパーティー Book of Shadows』ではあゆみの前作とは違う面も出てきますよね。そういうところは演じてみていかがでした?

前田希美さんインタビュー写真

前田:今回は私も作品の中であゆみちゃんと一緒に成長していったというか、一番最初のほうのシーンで、あゆみちゃんが「天神小学校に一緒に戻ろう」って言って小学校に戻るんですね。きっとそのときのあゆみちゃんの気持ちって、戻れるかどうかもわかっていないし、自分がなにをしたらいいのかわからないという感じだと思うんです。今回はわりと順撮りで、そのシーンの撮影がほんとに最初のほうだったので、私もあゆみちゃんと同じように「なにができるかわからない、だけどできることをがんばろう」という気持ちで撮影に臨んでいたんです。なので、撮影しながら気づくこともあって、そのときに感じたものを表現できたのかなって思います。セリフを言うときにも「ここの部分は強い気持ちを出してみよう」とか、前作よりも自分のできることをいっぱい考えて取り組めたんじゃないかなと思います。

―― 前作以上に感情の振り幅が広いように感じましたが、そういう部分は意識されていましたか?

前田:あゆみちゃんは、この作品の中でも感情が一番出ているキャラなんですよね。悲鳴を上げるところがいくつもあるんですけど、ただ怖いだけの悲鳴じゃなくて、つらいとか、哀しいとか、いろいろな感情の悲鳴があって、そういう部分では幅が広がったのかなって思うところはありますね。あとは、今回やってみて「あゆみちゃんだったらここはこうするな」みたいなのが自分の中に自然に染みついているなって思ったんです。1作目のときにはそういう感覚にはあまり気づけなかったので、感情の部分で1作目よりあゆみちゃんに近づけたかなって思います。

―― 後半のほうで、あゆみがちょっとおかしくなっちゃうようなところがありますよね。あそこはすごいお芝居をなさってると思ったのですが、あのお芝居はどうやって作られていったのでしょう?

前田:あれはですね、けっこう原作の「コープスパーティー」でのあゆみちゃんの特徴というか、ファンの方たちは「あゆみちゃんイコールあの場面」というイメージも強いみたいなんです。私も、前回『コープスパーティー』をやらせてもらうときに勉強でいろいろ見させてもらって、そのあゆみちゃんのイメージがけっこう記憶に残っていたんです。だから、今回は撮影の前の日に「明日の撮影はこのシーンだ」って、自分で鏡を見ながらあゆみちゃんの画像を並べて「目はもうちょっと見開いているな、でも口は笑ってて」とかホテルの部屋でやっていました。夜遅い時間に、ひとりで(笑)。

―― ひとりで練習したんですか(笑)。では、そこは注目してもらいたいおすすめのポイントですか?

前田:でも、私まだ(完成した映画を)観ていないので、どうなっているのかほんと気になっているんです(笑)。だから、おすすめかどうかは自分で観てから決めたいですね(笑)。自分的にはかなりがんばったところです。

「撮影現場に入ったら、もう自分の中であゆみに入りきってやりました」

―― 今回は、全員ではないですけど如月学園のメンバーが1作目から引き続き登場していますね。キャストのみなさんと再会してどんな感じでしたか?

前田:前作の『コープスパーティー』のイベントで会ったりとか、撮影が終わってからもちょこちょこ連絡を取りあったりしていたので、最初はそんなに久しぶりっていう感じではなかったんです。でも、ロケ地も前回と同じ学校だったので、学校に行くとちょっと久しぶり感が出てきましたね、ジワジワと(笑)。「みんなでここにいるのが不思議だね」みたいな気持ちでした。

―― 前田さんは今回、生駒里奈さんが演じる中嶋直美と一緒のシーンが前作よりも多いですね。

前田:そうですね、前作は映画の中でも別々なことが多かったですし、撮影もいこたんが終わったら次は私の番っていう感じですれ違いだったので、あまり一緒にいられることがなかったんです。今回はもうつねに一緒だったので、撮影の合間とかも写真を撮って遊んだりとか、時間があるとほかのキャストのみんなと屋上に行って青春ごっこみたいな写真を撮ったりとか(笑)、けっこう楽しみました。

―― 今回は、あゆみが直美をどう思っているかというのがストーリーの中でも重要だったりしますよね。そういうあゆみの直美への気持ちというのは撮影のときにも意識されていましたか?

前田:私は撮影が始まったら一瞬でパッとその気持ちになるというのができないほうなんですよ。そのときだけすぐ気持ちを切り替えるというのができないので、撮影現場に入ったら、もう自分の中であゆみに入りきってやりましたね。あゆみちゃんは中嶋さんを頼りにしているので、私も心の中でいこたんをそういうふうに思ったり、クライマックスではふたりの真剣なシーンがあるんですけど、そこでは真剣な感じが出るように撮影の前はあんまり仲良くなり過ぎないようにしたり、そういうところは気をつけてやっていました。

―― そして今回は新しいキャストの方々も加わっていますが、新キャストの方々とはすぐに打ち解けられましたか?

『コープスパーティー Book of Shadows』スチール

『コープスパーティー Book of Shadows』より。篠崎あゆみと中嶋直美は時間を遡り如月学園の仲間たちと再会する……

前田:いや、なかなかだったんです(笑)。前半は如月学園のみんなで撮影していたんですけど、途中で「もう如月学園のメンバーで撮影できるのは今日だけだね。明日から新しいキャストが来るけどがんばろうね」みたいな感じになって、けっこうみんな引っ込み思案な感じになっていました(笑)。でも、撮影が進むと新しいキャストのみなさんとだんだん打ち解けていって、日に日に輪が広がっていくのがすごくリアルな感じでよかったですね。

―― じゃあ、高校とかでほかの学校と合同で行事をやるみたいな感じですか?

前田:ほんとそうです! みんな最初は人見知りが発動していましたね(笑)。それから新しいキャストのみなさんはみなさん背が高くって、私たちはなんとなく小さくなっていって(笑)。

―― 新キャストのおひとりで刻命裕也(きざみ・ゆうや)役の青木玄徳さんは、前田さんは以前テレビの「牙狼〈GARO〉~闇を照らす者~」()でご一緒されているんですよね?

前田:そうです。共演していて、そのときも現場でお話したりはしていたんですけど、もうけっこう昔なので、今回はお会いしたときに「いくつになったの?」って言われて(笑)。「22です」(撮影時)って言ったら「わあ、あのときはまだ10代だったもんね」みたいな話をしていました(笑)。

―― そして、もうひとり新しい登場人物としてあゆみのお姉さんのひのえも登場していますが、ひのえ役の石森虹花さんは実際は前田さんより年齢が下なんですよね。

前田:そうなんです、年下なんですよね。だからその部分では、私も意識的に前作より幼く見えるようにしていて、あんまり意識しすぎて別人みたいになってしまうとおかしいのでちょっとなんですけど、お姉ちゃんといるときには妹感を出そうと思っていました。一緒にいるときの表情とか、強がったり怖がったりしているけどお姉ちゃんが助けに来てくれると安心する感じとか、姉妹にしか出せない、家族にしか出せない表情は意識していました。

―― 前田さんはごきょうだいはいらっしゃるんですか?

前田:私、お姉ちゃんがいます。

―― じゃあ、本物の妹感ですね。

前田:そうですね、リアルな感じが出ていると思います。

  • :2013年にテレビ東京ほかで放送された特撮ドラマ。前田希美さんは準レギュラー・洲崎類役で、青木玄徳さんはレギュラー・楠神哀空吏(くすがみ・あぐり)役で出演していた。

「これからもホラー映画をやりたいですね。“ホラー女王”って言われるくらいに」

―― 前田さんはホラー映画をご覧になるのもお好きなそうですね。

前田:大好きですね。「なんでも来い!」って感じです(笑)。

―― ホラー映画ではどんな作品がお好きですか?

前田:好きなのは『テキサス・チェーンソー』(2003年・米/マーカス・ニスペル監督)ですね。あと、最近『ソウ』(2004年・米/ジェームズ・ワン監督、ほか続編が6本)のシリーズをまた『1』から観直しているんです。ああいう追い詰められるのが大好きです。

―― ホラーだとジワジワ怖いのと激しい系の怖いのがありますけど、激しい系が好きな感じですか?

前田:そうですね、激しい系のほうが好きですね(笑)。

―― ホラー映画が好きになったきっかけってあるんですか?

前田:はい、きっかけがあって、私はもともとホラー映画がすっごい苦手だったんですよ。全然観られなくて大っ嫌いだったんですけど、自分が初めてホラー映画に出演させてもらったときに、裏側って全然怖くないんだなって思ったんです。だって、休憩のときとかはお化け役の人と一緒にいるのに、撮影が始まるとその人が出てきてリアクションをするみたいなのが興味深くなってきたんです。そう思ったら怖くないじゃんって思って、いろんな映画を観るようになったんです。そうすると、すごい親友だと思っていたのに自分が危機に陥ったら裏切っちゃったり、ホラー映画って怖いからこそ人間の嫌なところとか本音が見えたりするのがすごいいいなあって思って(笑)、そこからハマってしまいました。

―― ホラー映画が好きになってからは、ホラー映画に出演するのってどんな感じですか?

前田希美さんインタビュー写真

前田:もう、現場とかもウキウキですね(笑)。ロケ地も怖い感じのところが多いので、真っ暗なところをひとりでテクテク歩いたりとか平気でしちゃいます。これからもやりたいですね。「ホラー女王」って言われるくらいに。

―― ホラー映画って役割的に怖がる役と怖がらせる役がいますけど、前田さんはどっちをやるのがお好きですか?

前田:私は怖がるほうですね(笑)。

―― じゃあ『コープスパーティー』シリーズってほんとにピッタリな作品ですね。

前田:もう最高ですね! 楽しすぎました。

―― それからホラー映画ってお友達とワイワイしながら観る方とひとりでじっくり観る方といると思うんですけど、前田さんはどっち派ですか?

前田:私はですね、部屋を真っ暗にして、ひとりでイヤホンを付けて観ますね(笑)。

―― じゃあ、今回の『コープスパーティー Book of Shadows』もひとりで観てもらうのがおすすめですか?

前田:そうですね、ひとりで観ると余計にゾワッとできると思いますし、大勢で観てもらっても楽しいと思います。みんなで話題も広がると思いますし、登場人物がたくさんいるので「この人の気持ちはわかる」みたいに、誰の目線で観ても楽しめる作品ですね。

―― 『コープスパーティー Book of Shadows』のこういうところを観てほしいというポイントはどんなところでしょう?

前田:やっぱり、ホラー映画を苦手な方ってたくさんいると思うんですけど、この『コープスパーティー Book of Shadows』をきっかけに好きになってもらいたいと私は思っています。ただ怖いだけじゃないというのが『コープスパーティー』の魅力だと思っていて、人間関係だったりとかがすごくドロドロしていたり、リアルな感じがいいなと私は思っているんです。だから「ホラーが嫌いだな」と思って観ないのではなくて、ぜひ一度観てほしいですね。

―― では最後に、先ほど「楽しすぎました」というお話もありましたけど、これから『コープスパーティー』シリーズが3作目、4作目と続いていったらまた出演したいですか?

前田:ほんとにやりたいです! 原作に出ていて映画にはまだ出ていないキャラクターとかもいっぱいいるので、また新しいキャラとの絡みとかもやりたいですし、それから映画では如月学園の平和な部分ってあまりないんですね。1作目でも文化祭のシーンくらいしかなかったので、普通の学園生活のときはどう送っているんだろうとかもできたらいいなって思います。もう、3、4、5、6、7、8、9、10、もっともっと11、12って、どんどんやりたいです!

インタビュー写真

劇中そのままの衣裳で劇中では見られないキュートなポーズをとってくれた前田希美さん。ぜひ、映画の中での活躍もスクリーンや配信でご覧ください。

※画像をクリックすると拡大表示されます。

(2016年6月28日/東京都内にて収録)

作品スチール

コープスパーティー Book of Shadows

  • 原作:Team GrisGris/5pb. Games(MAGES.)
  • 脚本監修:祁答院慎
  • 監督:山田雅史
  • 出演:生駒里奈(乃木坂46) 前田希美 池岡亮介 石川恋 水石亜飛夢/石森虹花(欅坂46)/青木玄徳 ほか

2016年7月30日(土)よりシネ・リーブル池袋、立川シネマシティほか全国順次ロードショー&ニコニコネットシネマ同日公開

『コープスパーティー Book of Shadows』の詳しい作品情報はこちら!

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