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刺青 〜堕ちた女郎蜘蛛〜

監督:瀬々敬久
出演:川島令美 和田聰宏 光石研 嶋田久作 松重豊 ほか

2007年1月13日よりユーロスペースにてレイトショー公開

2006年/日本/カラー/DV/ビスタサイズ/ステレオ/96分

イントロダクション

作品スチール

 2006年、生誕120年を迎えた文豪、谷崎潤一郎。2005年には『刺青 SI-SEI』(佐藤寿保監督)、『卍』(井口昇監督)と映画化があいつぎ、再び注目を集める谷崎文学のなかから、名作短編「刺青」が4度目の映画化を果たした。モダニズムと日本的な美を融合させ、耽美的な世界を展開させる谷崎文学のエッセンスをみごとに映像に移し替えた監督は瀬々敬久。『ユダ』(04)、『肌の隙間』(05)、『サンクチュアリ』(06)と一作ごとに独自の世界を開拓してゆく鬼才が、『MOON CHILD』(03)以来となる脚本家・井土紀州とのコンビで、男と女の濃密な愛とエロスを描ききり、谷崎エロスの最高峰を穢れた過去を贖罪し救いを求める男女の幻想恋愛譚に昇華させた。
 女郎蜘蛛の刺青を入れることで過去を洗い流そうとするヒロインを演じるのは、映画、ドラマ、舞台、声優など幅広く活躍する川島令美。刺青によって人生の別の側面をみつめることになる青年に扮するのは、映画『ホテルハイビスカス』(03)、『県庁の星』(06)、『雨の町』(06)などの映画で活躍する若手演技派、和田聰宏。『紀子の食卓』(06)の光石研、『サイレン』(06)の嶋田久作、『血と骨』(04)の松重豊など、日本映画界きっての個性派俳優たちが脇を固めている。撮影は『LOFT』(06)の芦沢明子、音楽は『猫目小僧』(06)の中川孝と、実力派のスタッフが作品を支えている。

ストーリー

作品スチール

 はじまりは出会い系サイトだった。妻子と別居し、自己啓発セミナーの勧誘をしている男・二ノ宮(和田聡宏)。やっとありついた仕事で、必死に今を生きようとしている。不倫に破れ、自暴自棄になっている女・アサミ(川島令美)。出会い系サイトのサクラをしているアサミは、二ノ宮とメールのやり取りをしていた。
 「今、車の中に蝶が入ってきた。」二ノ宮から携帯メールで送られてきた蝶の写真に心惹かれたアサミは、メールの相手と会ってはならないという規則を破り、二ノ宮と会うことにする。待ち合わせ場所に現われた二ノ宮は、アサミを喫茶店に連れて行くと熱心にセミナーへと勧誘する。そしてセミナーの主宰者・奥島(松重豊)もやって来て、アサミをセミナーへと誘う。落ち着いた口調ながら有無と言わせぬ凄みにアサミは飲み込まれ、その日のうちに奥島に抱かれてしまうのだった…。
 翌日、奥島に命じられた二ノ宮はアサミを連れ、行く先も知らぬまま車を走らせる。たどり着いたのは刺青師・彫光(嶋田久作)の家だった。アサミを気に入った奥島は、自分の背中の不動明王と同じように、アサミにも刺青を入れ、自分の女にしようとしていたのだった。麻酔をかがされ、服を脱がされるアサミ。その白い肌に、彫光の手で女郎蜘蛛の下絵が描かれていく。目が覚めたアサミは背中の下絵に驚愕するが、その凶暴さの中にある神々しい品格に魅せられ、もうひとりの自分へ変身を決意する。アサミは刺青を彫ってくれるよう彫光に頼み、アサミの肌に墨が入る。苦痛の表情から恍惚の微笑へ。アサミの身体にいままでにない、壮絶な美しさが宿っていくのだった…。

キャスト

  • 寺本アサミ:川島令美
  • 二ノ宮穣:和田聰宏
  • 神崎:光石研
  • 彫光:嶋田久作
  • 奥島隆:松重豊

スタッフ

  • 監督:瀬々敬久
  • 原作:谷崎潤一郎(中央公論新社刊)

  • 製作:松下順一
  • 企画:加藤東司/武内健
  • プロデューサー:小貫英樹/佐藤嘉一
  • 脚本:井土紀州
  • 音楽監督:中川孝
  • 撮影:芦澤明子(J.S.C.)
  • 美術:山下修侍
  • 照明:佐々木英二
  • 録音:塩原政勝
  • VE:野村俊樹
  • 編集:滝沢雄作
  • 劇用刺青:田中光司
  • 助監督:村田啓一郎
  • 制作担当:平山高志

  • 制作:円谷エンターテインメント
  • 製作:アートポート
  • 配給・宣伝:株式会社アートポート
  • 宣伝協力:アルゴ・ピクチャーズ株式会社

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