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作品スチール

ボディ・ジャック

監督:倉谷宣緒
出演:高橋和也 柴田光太郎 安藤希 ほか

2008年10月25日(土)よりキネカ大森にてロードショー

2008年/HD/ビスタサイズ/ドルビーデジタルステレオ/93分

イントロダクション

作品スチール

 元・学生運動の闘士と、幕末の志士。ともに“大きなものに立ち向かう精神”を持ち、改革を目指した心が、時代を越えていま、重なりあう。
 人の心の闇に憑依=ボディ・ジャックした悪霊が事件を起こすという大胆な設定に、ミステリーのような謎解きや、サスペンス、アクションまで盛り込んだ、これまでにない映画、それが『ボディ・ジャック』だ。
 主人公の中年コピーライター・テツを演じるのは、男闘呼組としてデビューし、その後、俳優として映画、舞台、ドラマで活躍する高橋和也。そして、テツとともに悪霊を止めようとする侍の霊には、田宮二郎の長男であり、キャスターから俳優に転進した柴田光太郎。初共演ながら、ふたりが息のあったかけあいを見せる。
 テツの会社の若手社員には『さくや妖怪伝』の安藤希、『ビルと動物園』の小林且弥と、若手実力派が顔を揃えた。さらに、バーのママ役で美保純が特別出演しているのに加え、昭和の名優・笠智衆を祖父に持つ笠兼三が重要な役を演じ、物語を引き締める存在感を発揮している。
 光岡史朗の同名小説を『富江 re-birth』やテレビアニメ「京極夏彦 巷説百物語」を手がけた藤岡美暢が脚本化。『自殺マニュアル』『最後の晩餐』『AKIBA』『真木栗ノ穴』など、数々の話題作をプロデュースしてきた倉谷宣緒が初監督をつとめた。  『ボディ・ジャック』は、幅広い層が楽しめる娯楽作品であると同時に、主人公と同世代の“ミドルエイジ”にメッセージを送り、大切なものを問いかける作品である。主人公の新たな出発を予感させる展開に、多くの人々が勇気付けられるに違いない。

ストーリー

 澤井テツ(高橋和也)は広告代理店につとめるコピーライター。かつて学生運動の闘士として活動しながら挫折したテツは、その傷を紛らすためか、毎晩、酒を呑んで酔いつぶれる日々を送っている。会社では後輩の福田(小林且弥)や部下のジョーチン(安藤希)から相談も持ちかけられる立場だが、家庭では娘の奈々(松岡茉優)も妻の玲子(星ようこ)も態度が冷たい。
 このところテツは、町で見かける酔っ払いや報道される犯罪者の顔に、青白い幽霊のような顔が重なって見えるようになっていた。ついにはテツ自身が映っているはずの鏡に侍の姿が! 動揺するテツだったが、頭の中に土佐弁の声が響いてくる。侍の霊(柴田光太郎)が、ある目的のためにテツの体を借りたいというのだ。断ろうとしても、体を乗っ取られる=ボディ・ジャックされてしまっては抵抗のしようがない。渋々ながら、テツは侍の霊に協力することになる。
 侍の霊の目的は、テツが見た青白い顔=悪霊を探すことだった。最近、世間で多発している通り魔事件は、悪霊にボディ・ジャックされた人間の仕業だったのだ。“人斬り”だというその悪霊(浜田学)と侍の霊の間には、どんな因縁があるのか?
 テツと侍の霊が奇妙な共同生活を送る中、また通り魔事件が起こった。容疑者として捕まったのはテツの学生時代の先輩・吉岡(吉満涼太)だった。テレビで報道される吉岡の姿に、あの青白い顔が重なって見えた! テツは“人斬り”の手がかりを掴むべく、吉岡に会おうとする。
 やがてテツは、自分にボディ・ジャックした侍の霊、そして“人斬り”の正体を知ることになる……。

キャスト

  • 高橋和也
  • 柴田光太郎

  • 安藤希
  • 星ようこ
  • 松岡茉優
  • 重泉充香
  • 小林且弥
  • 内浦純一
  • 吉満涼太
  • 美保純(特別出演)
  • 浜田学
  • 笠兼三

スタッフ

  • 監督・エグゼクティブプロデュース:倉谷宣緒

  • 原作:光岡史朗

  • 企画・製作:佐々木秀夫
  • 脚本:藤岡美暢

  • 監督補:小沼雄一
  • 撮影監督:早坂伸(J.S.C.)
  • 特殊メイク:梅沢壮一
  • アクション監督:園村健介

  • 音楽監督:水澤有一
  • イメージ挿入歌:TOKMA「さらば!ボディ・ジャック」

  • 企画・製作:有限会社アリックスジャパン/株式会社ベンテンエンタテインメント
  • 製作プロダクション:べんてんムービー
  • 配給・宣伝:太秦株式会社

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