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今日という日が最後なら、

監督:柳明菜
出演:森口彩乃 柳裕美 本多章一 藤谷文子 ほか

2008年6月28日(土)よりシネマート六本木にてロードショー

2007年/35mm/107分

イントロダクション

作品スチール

 異なった環境で育った双子の姉妹。二十歳になったふたりは、八丈島で初めてふたり一緒のときを過ごす――。
 八丈島を舞台に「自分で一歩を踏み出せば、そこから世界は変わりはじめる」というまっすぐなメッセージを伝える青春映画。それが『今日という日が最後なら、』だ。
 監督は、撮影時にはまだ22歳の新鋭・柳明菜。2001年にテレビ番組「ASAYAN」女流カメラマンオーディションでグランプリを受賞し、写真家として活動を開始。その後、女優、脚本家、監督と活躍の場を広げてきた彼女が、八丈島の文化と出会ったことがきっかけとなって、この映画は生まれた。
 ありのままの八丈島と、さまざまな文化の出会いがもたらす感動。それをフィルムに収めようと、監督を中心とする若いスタッフたちが企画を立ち上げ、ベテランスタッフが彼らサポート。異なる世代が融合した映画作りがスタート。さらに、実際の島民も一丸となり、劇中でおこなわれる“八条祭”は、実際に島民たちと一丸となって作り上げたライブパフォーマンスの興奮をそのまま作品に収めた。
 キャストは、主人公の双子の姉妹に『ブラブラバンバン』『歌謡曲だよ!人生は 乙女のワルツ』などの期待の若手女優・森口彩乃と、監督の実妹であり、本作が映画初出演となる柳裕美。ふたりが、育った環境も性格も異なる姉妹を、瑞々しく演じあげた。そして共演には『69〜sixty nine』『colors』などの本多章一、『式日』などの藤谷文子ら、個性派俳優陣が顔を揃えた。
 2007年海洋映画祭で上映され話題となった本作は、アメリカをはじめ海外の映画祭にも出品。幻想的なヴィジュアルセンスは、新たな優れた才能の登場を予感させている。

ストーリー

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 八丈島で生まれた双子の姉妹、舞子と聖子。ふたりが生まれた直後、母親の裕子は身体の弱い舞子を残し、聖子を連れて島を出て行った。
 それから20年、天真爛漫な明るい女性に育った舞子(柳裕美)は、ある日「今日という日が最後なら、何をしたいか考えました」という置き手紙を残して、島を出て行く。舞子が向かったのは 20年間会ったことのない聖子の暮らす東京だった。
 東京で暮らす聖子(森口彩乃)は、一見恵まれた生活を送っているように見えたが、再婚した母親(岡田真由子)や義父に自分の進路まで決められてしまい、息苦しさを感じていた。大好きな絵を描くという夢もあきらめ、鬱屈した想いを抱える聖子の前に、舞子が現われる。再会を喜ぶ聖子と舞子は、ふたりの誕生日を祝い、ふたりだけのパーティーを開く。そして聖子は、舞子にうながされ、家を出て一緒に八丈島へと向かう。
 初めて島を訪れた聖子は、舞子を育てたおばば(清水増子)や、舞子と仲のいいヒロ(本多章一)、織物工場のかおる(藤谷文子)ら、島の人々にあたたかく迎えられる。
 しかし、島では思わぬ出来事が待っていた。舞子が寂れつつある島を盛り上げようと企画した“八丈祭”が、実行に携わる人々の意見の食い違いから頓挫しそうになったのだ。舞子は、自分ひとりの力でも祭を開催しようとするのだが……。

キャスト

  • 織田聖子:森口彩乃
  • 山下舞子:柳裕美

  • かおる:藤谷文子
  • おばば:清水増子
  • 織田裕子:岡田真由子
  • 織田修司:眞鍋敏宏
  • ヒロ:本多章一
  • 織田玲菜:遠藤るか
  • 大地:熊沢洋雪
  • 丸さん:今野哲治

スタッフ

  • 企画・脚本・監督:柳明菜

  • チーフプロデュース:辻井一郎
  • プロデュース:松谷健史/岡田恒明
  • 脚本協力:いしかわ彰

  • 撮影:岩松茂
  • 照明:原春男
  • 録音:辻井一郎
  • 美術・衣裳:沢崎愛/中村梨沙/中村なづき
  • 美術:稲川薫/HARRY
  • 縫製:山崎朝子
  • メイク:武田隼人
  • スチール:林冬人/木原伸幸
  • 演出助手:原好裕/牧田伊代
  • パフォーマンス:源光士郎

  • 音楽:伊豆一彦/Nao
  • エンディングテーマ:サンプラザ中野くん「Ippozutsu」

  • 制作:合同会社ザ・ウィロウズ
  • 配給・宣伝:アルゴピクチャーズ

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