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作品スチール

東京少女

監督:小中和哉
出演:夏帆 佐野和真 ほか

2008年2月23日(土)より新宿トーアほかにて全国順次ロードショー

2008年/35mm/カラー/ビスタサイズ/ステレオSR/98分

イントロダクション

作品スチール

 現代に生きる女子高生が落としてしまった携帯電話。その携帯を拾った青年と会話を重ねるうち、ふたりの中には恋が芽生えていく。しかし、それは決して叶わない恋だった。ふたりの間には、100年の時間という越えられない壁があった――。
 携帯電話が時を越えるというファンタジックな設定で、胸をキュンと刺激する、不思議なラブストーリーが誕生した。
 主演は、『天然コケッコー』で報知映画賞新人賞を受賞、今後も主演作『うた魂♪』が控えるなど、成長著しい美少女女優の夏帆。明るく天真爛漫な少女を演じることの多かった彼女だが、本作では、将来への不安や母親の再婚問題に心を揺らす女子高生・未歩を、等身大のリアルさを持って演じ、新たな一面を見せている。未歩と時間を越えた恋愛を育む明治時代の青年・時次郎を演じるのは、映画やテレビドラマで人気上昇中の佐野和真。爽やかな魅力で、芯の通った“明治の男”を好演している。さらに時次郎の妹役にモデルとしても活躍する福永マリカ、未歩の母に大人の感情の機微を見せる秋本奈緒美、母の恋人には実力派の近藤芳正というキャストが揃い、ふたりの脇を固める。
 プロデュースはBS-iの人気ドラマをてがけてきた丹羽多聞アンドリウ。「ケータイ刑事 銭形零」で夏帆を抜擢した丹羽が今回はラブストーリーに夏帆を起用し、彼女の新たな魅力を引き出した。
 監督は小中和哉。近年はウルトラシリーズの監督として知られるが、デビュー作『星空のむこうの国』や『四月怪談』など、少女を主人公にしたファンタジーには定評がある。久々の恋愛ファンタジーという、いわば原点回帰となる本作でも、その情感あふれる演出で若いふたりのフレッシュな魅力をスクリーンへと焼き付けた。
 顔を見ることもできない、逢うこともできない。それでも、伝わる気持ちがある、繋がる想いがある。『東京少女』はそんな純粋な想いの大切さを教えてくれる、珠玉のラブ・ファンタジーだ。

ストーリー

作品スチール

 SF作家を目指す高校生の未歩(夏帆)は、幼いころ父を亡くし、現在は母の妙子(秋本奈緒美)とふたり暮し。ある日、未歩は赤坂のレストランで妙子から交際相手の塩見(近藤芳正)を紹介される。しかし、突然の紹介に戸惑う未歩は、その場から立ち去ってしまう。気持ちの整理がつかないまま未歩が階段を駆け降りていると、大きな地震が起き、未歩は手にしていた携帯電話を落としてしまう。
 明治45年、小説家志望で夏目漱石の弟子である宮田時次郎(佐野和真)は、赤坂の出版社を訪れていた。持ち込んだ小説が厳しい評価を受け、肩を落として帰る時次郎。そのとき地震で建物が揺れ、時次郎の頭の上からなにか見慣れぬものが落ちてきた。不思議がりながら、それを持って帰る時次郎。
 落とした携帯が見つからない未歩は、その夜、自宅から携帯に電話をかける。やっと繋がったものの、相手の青年・時次郎とはどうも話が噛みあわない。携帯を受け取るため聞いた住所も現在はありもしない住所。最初は腹を立てる未歩だったが、そのうちにどうやら携帯が明治時代にタイムスリップしてしまったらしいことに気づく。
 そして未歩と時次郎の、時間を越えたやり取りがはじまった。携帯が通じるのは、月が出ているときだけ。限られた時間の中で、お互いの悩みや不安を話していくうちに、いつしかふたりは惹かれあっていくのだが――。

キャスト

  • 藤咲未歩:夏帆
  • 宮田時次郎:佐野和真

  • 宮田あき子:福永マリカ
  • 藤咲妙子:秋本奈緒美
  • 塩見篤史:近藤芳正

スタッフ

  • 監督:小中和哉

  • プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ
  • 脚本:林誠人
  • 製作:高西伸兒/渡辺香/仲尾雅至
  • 共同プロデューサー:長生啓/小野寺直樹
  • ラインプロデューサー:鈴木浩介
  • 音楽:遠藤浩二

  • 撮影:小川信也
  • 照明:梨元茂
  • 音声:重松健太郎
  • 美術:桜井陽一
  • 編集:佐野由里子

  • 主題歌:鈴木佐江子「aitai」

  • 制作:BS-i
  • 制作協力:ハニーバニー
  • 製作:BS-i/TCエンタテインメント
  • 宣伝:る・ひまわり
  • 宣伝協力:クルーズ
  • 配給:エム・エフボックス

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