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君の心臓の鼓動が聞こえる場所

脚本・演出:成井豊+真柴あずき 映像監督:佐藤克則
出演:黒川智花 西川浩幸 ほか

2009年10月24日(土)より新宿ピカデリーほか、全国順次公開

2009年/2K DCP/HD/5.1ch/127分

イントロダクション

作品スチール

 生の舞台の感動を映画館の大スクリーンで届けるプロジェクト“Livespire”。これまでも演劇集団キャラメルボックスの作品を上映してきたLivespireの最新作として、キャラメルボックスの2008年クリスマスツアー公演『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』が登場する。キャラメルボックスの脚本と演出を手がける成井豊が17年ぶりに書き下ろした小説を原作に、成井と真柴あずきのコンビの脚本・演出で舞台化。クリスマスの夜、14年ぶりに再会を果たした父と娘の心温まる感動ファンタジーだ。
 主演をつとめたのは黒川智花。黒川の初主演ドラマとなった「雨と夢のあとに」と、その翌年の「てるてるあした」の脚本を成井・真柴コンビが手がけたという縁が両者を結びつけ、念願の初舞台がキャラメルボックスの公演で実現することとなった。
 黒川の父親役をにはキャラメルボックスの看板俳優である西川浩幸。ドラマでも黒川と共演しているだけあって、息のあったコンビネーションで親子を演じている。
 そして、堂島孝平やメレンゲ、石田ショーキチら人気ミュージシャンの提供した楽曲が、物語を優しく、温かく彩っていく。
 Livespireとしての撮影と上映にあたり映像監督をつとめたのは、これまでもLivespire作品を手がけている佐藤克則。生の舞台を観る感覚を大事にしながら、俳優の細かな表情や実際には観ることのできない角度からの映像も織り交ぜ、観客がより作品の世界に深く入り込んでいけるような映像に仕上げている。
 全公演で3万人を動員し、大きな感動で観客を包んだ作品が、今度は映画館のスクリーンから、多くの人々に感動を届けてくれる。

ストーリー

作品スチール

 物語は、12月23日の夜11時25分、冬の東京から始まる――。
 脚本家の根室典彦(西川浩幸)は、来年のドラマの仕事を得るためにテレビ局プロデューサーの奥尻(岡田さつき)の食事会に付きあっていた。ようやく解放されたのは日付が変わるころ。マネージャーの真知子(岡内美喜子)に自宅まで送ってもらった典彦は、以前からひそかに気にかけていた真知子を部屋へと誘うが、ふたりきりになっても肝心の気持ちを伝えられない。
 そこに来客を知らせるチャイムの音が鳴り響いた。ドアの前に立っていた少女は、日高いぶき(黒川智花)と名乗る。それは典彦の娘の名前だった! 周りからは女性に縁のないまま40歳過ぎまで独身なのだと思われている典彦だったが、実は大学を出てすぐにいわゆるできちゃった婚で結婚、それから6年で離婚していたのだ。5歳だったいぶきは妻の亜希子(温井摩耶)に連れられて札幌に行き、それから14年間、典彦といぶきは1度も会うことはなかった。
 母親に無断で東京に出てきたといういぶきは、自分で書いた小説の原稿を典彦に差し出す。作家志望で、小説を本にするため出版社の人を紹介してほしいというのだ。
 典彦の親と妹はいぶきとの再会に大喜び。典彦の塾講師時代の教え子で人気作家の砂川はいぶきの小説を高く評価する。だが、典彦は19歳になった娘との突然の再会に戸惑いを抑えられずにいた。
 仕事に追われる典彦は、いぶきと充分に一緒の時間を過ごせない。そんな中で浮かび上がってくる謎。そして、誰もが忘れられない特別なクリスマスが訪れる……。

キャスト

  • 黒川智花
  • 西川浩幸

  • 大森美紀子
  • 岡田さつき
  • 菅野良一
  • 大内厚雄
  • 前田綾
  • 岡内美喜子
  • 温井摩耶
  • 三浦剛
  • 筒井俊作
  • 實川貴美子
  • 阿部丈二

スタッフ

ステージスタッフ

  • 脚本・演出:成井豊+真柴あずき
  • 企画・製作:ネビュラプロジェクト
  • 上演:演劇集団キャラメルボックス

Livespire製作スタッフ

  • 映像監督:佐藤克則
  • エグゼクティブプロデューサー:加藤昌史(ネビュラプロジェクト)/小谷浩樹(ソニー)
  • 企画・プロデュース:仲村和生(ネビュラプロジェクト)/中村忠士(ソニー)
  • 撮影監督:大嶋博樹
  • テクニカルディレクター:高橋善哉
  • 編集:井上雅貴
  • 録音エンジニア:石井輝雄
  • ミキシングエンジニア:比嘉努
  • オープニングタイトル:REELVISION
  • ラインプロデューサー:相澤隆
  • 制作プロダクション:ソニーPCL
  • 製作・著作:株式会社ネビュラプロジェクト/ソニー株式会社

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