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作品スチール

バルーンリレー

監督:藤村享平
出演:刈谷友衣子 大久保祥太郎 ほか

2012年6月23日(土)よりユナイテッド・シネマ豊洲・浦和ほか全国順次公開

2012年/カラー/ヴィスタサイズ/65分

イントロダクション

作品スチール

 中学生のこずえが偶然拾った風船には、見知らぬカップルからの結婚式への招待状が結び付けられていた。同級生の菊池を誘って式に出席するこずえを、思わぬトラブルの数々が持ちうける!
 『バルーンリレー』は、全国でシネコンを展開するユナイテッド・シネマと新たなトップクリエイターの輩出を目指す彩の国ビジュアルプラザによる共同プロジェクト・D-MAPから生まれた作品だ。ユナイテッド・シネマ主催のシネマプロットコンペティションでテーマ部門を受賞した馬場大介の原案を、函館イルミナシオン映画祭やSKIPシティ国際Dシネマ映画祭などで高い評価を得る1983年生まれの新鋭・藤村享平の脚本・監督で映画化。1個の風船をきっかけに中学生の男女が予想外の出来事に巻き込まれていく様子をテンポよく描いた、フレッシュさあふれるコメディとなっている。
 物語の中心となる中学生役には、いま期待の若手俳優が起用された。主人公のこずえ役には今後も出演作が続々と控える刈谷友衣子。映画初主演となる本作では、周りを振り回すけれど、どこか憎めないこずえという人物を魅力的に演じてみせた。そして若手男優集団・D2メンバーの大久保祥太郎が、ちょっと気弱でこずえに振り回される同級生の菊池を好演している。
 そのほか、モデルとしても活躍する美波や、胡散臭い中年男を演じさせたら右に出る者はいない古舘寛治、マンガ家・映画監督の顔も持つ内田春菊、ベテランの松金よね子など、多彩な顔ぶれが脇を固める。
 個性的な登場人物たちが繰り広げていく、先の読めないストーリー。年齢性別を問わず多くの人が楽しめるに違いない、心地よいエンターテイメント作品だ。

ストーリー

作品スチール

 中学生のこずえ(刈谷友衣子)は、友達と一緒に学校からの帰宅途中、赤い風船が電柱に引っかかっているのを見つけた。風船の紐の先にはなにかが結びつけられているようだ。それがなんなのか興味津々のこずえは、たまたま通りかかった同じクラスの男子・菊池(大久保祥太郎)に、ほぼ命令に近い頼み方で風船を取らせようとする。危なっかしく電柱に登った菊池の手がようやく風船に触れたところで風船は菊池の手をすり抜けて再び空へ。そして菊池はバランスを崩して電柱から落下し、下敷きになったこずえは左腕をケガしてしまった。
 バスケ部のレギュラーとして週末の試合に出場することになっていたこずえだったが、腕のケガのために当然出場は取りやめに。試合に出場したら買ってもらえるはずだった可愛いバスケットシューズもおあずけとなり、いたって不機嫌なこずえは菊池に当たり散らす。そんなこずえが授業中に窓の外を眺めていると、空を行くあの風船! 授業を抜け出して風船を追いかけ、ようやくこずえは風船を手にすることができた。結び付けられていたのは1枚のSDカード。パソコンに入れてみると、その中には見知らぬカップル・圭吾(木村了)と恵美(美波)が幸せそうにあいさつする動画が入っていた。どうやら、間もなく結婚式を挙げるふたりが偶然に風船を拾った人をスペシャルゲストとして結婚式に招待するという“ロマンティックな”企画のようだ。
 プレゼントも用意しているという圭吾と恵美の言葉に、こずえは菊池を誘って結婚式に出席することに。そして迎えた週末、式場に向かうこずえを、怪しい二人組の男(古舘寛治・鈴之介)が見つめていた。
 風船が結んだ奇妙な縁は、思いがけない方向に広がっていく……。

キャスト

  • 相沢こずえ:刈谷友衣子
  • 菊池隼人:大久保祥太郎

  • 田部恵美:美波
  • 橋本明彦:古舘寛治

  • 古崎潤一郎:川島潤哉
  • 尾崎圭吾:木村了
  • 井波修也:鈴之介

  • こずえの母:内田春菊
  • 田部和子:松金よね子

スタッフ

  • 監督・脚本:藤村享平

  • 製作:富永勲
  • プロデューサー:土本貴生/山川雅彦
  • 原案:馬場大介

  • 撮影::志賀葉一
  • 照明:赤津淳一
  • 美術:高橋努
  • 整音:米山靖
  • 録音:日下部雅也
  • 音響効果:齋藤昌利
  • 編集:伊藤伸行
  • タイトルデザイン:赤松陽構造
  • 助監督:石井賢一
  • キャスティング:新江佳子
  • 製作担当:高橋誠喜

  • 音楽:濱崎明寿

  • 製作:SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ
  • 製作プロダクション:アルタミラピクチャーズ
  • 配給:東京テアトル/デジタルSIKP ステーション
  • 宣伝協力:ビーウイング/フレスコ
  • 協力:ユナイテッド・シネマ

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