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初主演・初劇場監督の“初”コンビがフレッシュに会見:『バルーンリレー』公開直前会見

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会見をおこなった藤村享平監督と刈谷友衣子さん(左より)

 いま注目の若手女優・刈谷友衣子さんの初主演作品となる『バルーンリレー』が6月23日から公開されるのを前に、刈谷さんと藤村享平監督が出席しての会見が6月7日に都内でおこなわれました。
 『バルーンリレー』は、刈谷さん演じる主人公の中学生・相沢こずえが風船に結びつけられた結婚式の招待状を拾ったことから始まる騒動が、コミカルなタッチで描いたコメディ作品。
 全国でシネコンを展開するユナイテッド・シネマと若手クリエイターの育成に力を入れる彩の国ビジュアルプラザによる共同プロジェクト・D-MAPの第3弾となる作品で、公募されたプロットを元を藤村監督の脚本・監督で映画化したもの。これまで各地の映画祭で高い評価を受けてきた藤村監督の劇場デビュー作となっています。
 初主演の刈谷さん、劇場公開作初監督となる藤村監督の“初”コンビは、それぞれ公開を前にした心境を語りました。

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藤村享平監督

監督の藤村です。ぼくはいま28歳で、18のときから映画を始めて、今回こうやって初めての公開作品をここで発表することができて、ほんとに嬉しく思っています。子供から大人まで楽しめる映画になっていると思うので、ぜひ多くの方に観ていただきたいと思います。
 今回はほんとにいろんな俳優さんが出てくれているんですけど、みんなすごく魅力があって、そこを注目をしていただけたら嬉しいです。
(撮影で印象に残っていることは?)撮影が始まってからはほんとに時間がなくてバンバン撮っていくしかなかったんですけど、その前に2日間のリハーサルをして、ぼくの中ではその2日間が一番濃密な時間でした。そこで刈谷さん本人と“こずえ”というキャラクターのすりあわせとか、(同級生役の)大久保(祥太郎)くんの隼人というキャラを作ることができて、初めて共演をするふたりなんですけど幼なじみという設定なので、その関係性を作る。そこがすごく疲れましたけど(笑)、充実した時間で、それがあったからこそ時間がない中で無事に完成したと思います。

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主人公・相沢こずえ役:刈谷友衣子さん

相沢こずえ役をさせていただきました刈谷友衣子です。今日はありがとうございます。 監督もおっしゃったんですけど、年齢関係なく、いろいろな方が観て笑って楽しんでいただける作品になっていると思いますので、みなさんよろしくお願いいたします。
 ほんとに、変なオジサンが出てきたりとか、魅力的で個性的な俳優さんがたくさん出ているので、楽しんでいただけると思います。公開が近づいて楽しみです。
(撮影で印象に残っていることは?)すごい覚えているのが、クランクインの日に、冬に撮影だったのですごく寒かったので、監督にエコカイロをいただいたんですよ。それですぐあったまったんですけど、5分くらいで冷たくなって、それをすごく覚えています(笑)。

 藤村監督は刈谷さんについて「主役というプレッシャーがあって孤独とかを感じることもあったと思うんですけど、そこを乗り越えたのは成長につながると思うし、撮影日数を重ねる中で、刈谷さんが自分から考えて動きはじめたときがあって“来た!”と思ったのが印象に残っています」と撮影中の印象を語り、刈谷さんは「毎回の現場が勉強ですし、たくさん吸収してたくさん学べればいいなと思って(現場に)入るんですけど、今回『バルーンリレー』という現場を経験したことで次に活かせると思うし、これからの私につながっていくんじゃないかと思っています」と、撮影で得たものを語りました。

 「コーエン兄弟とハル・アシュビーが好きなので、いつかそういう映画が作りたい」という新鋭・藤村監督と、今後も『スープ 〜生まれ変わりの物語〜』『鈴木先生』と出演作の公開が控える刈谷さんの顔合わせによる『バルーンリレー』は、人気俳優集団・D2の大久保祥太郎さんや、胡散臭い中年男役で定評のある古舘寛治さん、マンガ家で映画監督でもある内田春菊さんら幅広い個性派キャストが共演。6月23日(土)よりユナイテッド・シネマ豊洲・浦和ほか全国順次公開されます。

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