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作品スチール

いつかの、玄関たちと、

監督:勝又悠
出演:藤江れいな 橘麦 木下ほうか 山村美智 勝尾麻結奈 松原智恵子 ほか

2014年10月18日(土)より テアトル新宿にてレイトショー

2014年/カラー/HD/85分

イントロダクション

作品スチール

 小さな町、近づく卒業、バスの決まった席。18歳の高校生・大塚あやめの変わり映えしない毎日にある日突然現れたのは、自分と同い歳の娘を連れた「はじめまして」の姉……。
 人気アイドルグループ・NMB48で活躍する藤江れいなを主演に、ひとりの少女の視点から“家族”と“故郷”を描く作品が誕生した。新世代の青春映画の旗手として注目される勝又悠が脚本・監督をつとめる『いつかの、玄関たちと、』だ。
 すでに数本の映画で主演経験を持つ藤江れいなと、ティーンネイジャーの心理を描き続ける勝又悠は、オムニバス『放課後たち』の一編である短編「Do you think about me?」に続いてのタッグ。2度目の顔合わせだからこそのコンビネーションで、女優として、監督として、それぞれに新境地を開いた。
 藤江れいなが演じる主人公・あやめの両親には、名バイプレイヤーの木下ほうかと山村美智、姉には橘麦。さらに松尾貴史、阿藤快、お笑いコンビ・さらば青春の光の森田哲矢ら個性派キャストに加え、過去の勝又作品にも出演している円城寺あや、勝尾麻結奈らが共演。そして、ベテラン女優・松原智恵子が重要な役柄を演じている。
 また、本作撮影後にはスピンオフ短編となる『ワールドオブザ体育館』が同じく藤江れいな主演・勝又悠監督で製作されウェブ公開されており、作品の世界をさらに広げている。
 自分の知らなかった過去の出来事に触れる中で、生まれ育った町と“家族”について考えていくあやめ。『いつかの、玄関たちと、』は、ひとつの“旅立ち”を控えた少女の心のゆらめきや葛藤を、繊細に描き出す。

ストーリー

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 18歳の大塚あやめ(藤江れいな)は、毎日バスの決まった席に座って高校から帰る。あやめが住むのは神奈川県の山あいの町・下村。若者たちはみんな、高校を卒業するとこの町を出ていく。すぐにバラバラになることが決まっているから、あやめは高校では友達も彼氏も作らない。あと数ヶ月経てば、あやめも高校を卒業する。そうすれば、父の毅(木下ほうか)と母の桐子(山村美智)と3人で暮らすこの家を出て、東京でひとり暮らしをして専門学校へ通う予定だ。
 ある日、あやめはバス停で見慣れない茶髪の少女を見かける。制服のその少女は、バスのいつもあやめが座っている席に座ってしまった。やむを得ず、別の席へと座るあやめ。
 そして家に帰ると、見たことのない女性が「はじめまして……だよね」とあやめを出迎えてきた。さらにバスで見かけた茶髪の少女が「ただいま」と帰ってくる。あやめを出迎えたのは、姉のすみれ(橘麦)。茶髪の少女は、すみれの娘であやめと同い歳の茉祐子(勝尾麻結奈)。あやめが生まれた年に町を出ていったきりだったふたりが戻ってきたのだ。
 突然現れた「姉」とその娘。父も母もふたりをごく自然に受け入れているが、あやめはその変化に戸惑いを隠せない。学校が終わってもなかなか家に帰らず、食事も外で済ますようになる。あやめの誕生日に両親とすみれ、茉祐子はパーティーの準備をしてあやめの帰りを待つが、帰ってきたあやめはにこやかに出迎える4人をよそに、自分の部屋に閉じこもってしまう……。
 あやめと両親たちの間にギクシャクした空気が流れる中、すみれはこの町に住んでいたころに通っていた塾“やま塾”を訪ね、塾長の妻・一恵(松原智恵子)と再会する……。

キャスト

  • 大塚あやめ:藤江れいな

  • すみれ:橘麦

  • 大塚毅:木下ほうか
  • 大塚桐子:山村美智
  • 茉祐子:勝尾麻結奈
  • 誠二:五十嵐康陽
  • 英語の先生:森田哲矢(さらば青春の光)
  • 住山:円城寺あや
  • 電気屋・颯太:松尾貴史
  • 自動車整備工場の社長:阿藤快

  • 一恵:松原智恵子

スタッフ

  • 監督・脚本:勝又悠

  • プロデューサー:中村勇介
  • ラインプロデューサー:藤岡晋介
  • キャスティング協力:林芙結子
  • アシスタントプロデューサー:川邊健吾

  • 撮影:古屋幸一
  • 録音:小牧将人
  • 照明:酒井隆英
  • 美術:渡辺麗子
  • スタイリスト:部坂尚吾
  • ヘアメイク:深山健太郎
  • スチール:福田晃弘
  • 車両:蓮本剛
  • 編集:澤井祐美
  • 助監督:渡辺裕也

  • 音楽:松本龍之介
  • 主題歌:MASH『稲穂』

  • 制作プロダクション:STROBO RUSH
  • 製作:「いつかの、玄関たちと、」製作委員会
  • 配給:アルゴ・ピクチャーズ

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