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作品スチール

女の穴

監督:吉田浩太
出演:市橋直歩 石川優実 小林ユウキチ 布施紀行 青木佳音 酒井敏也 ほか

2014年6月28日(土)よりユーロスペースほかにて公開

2014年/カラー/ビスタビジョン/95分|R15+

イントロダクション

作品スチール

 性を題材にした独自の作品世界で人気のマンガ家・ふみふみこ。そのデビュー短篇集「女の穴」が、が、いま注目の監督・キャストによって『女の穴』として映画化を果たした。
 映画『女の穴』は、ある日突然教師に子作りを迫る“異星人”の幸子と、ある秘密をネタに中年教師を“豚”にする優等生・小鳩という、ふたりの女子高生が主人公。同じ高校を舞台にしたふたつの物語が繰り広げられていく。
 脚本・監督は、海外でも高い評価を得た『ユリ子のアロマ』や『オチキ』『うそつきパラドクス』などの吉田浩太。セックスという切り口で人間模様をときにユーモラスにときに哀しく描き、近年はコミックの映画化も手がけている吉田浩太と原作「女の穴」は、まさにこれ以上ない出会いと言えるだろう。
 主演には、異星人の幸子に市橋直歩(いちはし・なおほ)、優等生の小鳩に石川優実(いしかわ・ゆみ)と、ともにグラビアなどで活躍し映画初主演となるふたりを抜擢。底知れぬ謎を感じさせる幸子と秘めた情動を爆発させる小鳩というまったく違ったタイプのヒロインをふたりが熱演し、もちろんセクシーなシーンも大胆に演じきっている。
 教師役には、実写版『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』の小林ユウキチと、近年はバラエティでも活躍する酒井敏也。主演のふたりをしっかりと受け止める演技で作品に厚みを与えている。
 映画『女の穴』で描かれるのは、ねじれた“性”の物語だ。だが、それは同時に狂おしいほどの純愛物語でもある。そしてそのねじれた純愛は、はるか遠い宇宙へと広がっていく。

ストーリー

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 地方都市のとある高校。卒業を控えた3年生の卒業アルバム製作委員会が開かれていた。鈴木幸子(市橋直歩)や萩本小鳩(石川優実)たち、各クラスから選ばれた委員が集まったのだが、クラスの代表とはいえやる気のない生徒ばかり。委員会担当の教師・福田祐一(小林ユウキチ)が呼びかけても、誰も委員長に立候補しようとしない……と思っていたら、幸子が立候補してきた。あまり目立たず、まるで“穴”のような目をした幸子……。
 幸子と福田がふたりだけで打ち合わせをしていると、幸子が突然「私と子どもを作ってくれませんか?」と切り出してきた。幸子が言うには、幸子は地球人の体を借りた異星人で、地球人との子どもを作るという指令を受けているのだという。
 結局、福田はみかん畑に停めた車の中で幸子と体を重ねる。人知れず関係を深めていく福田と幸子だったが、福田の元・教え子であり元・彼女の服部めぐみ(青木佳音)がふたりの様子に気づいて……。
 再び時間は卒業アルバム製作委員会の日に。委員会の様子を、古典の教師・村田克己(酒井敏也)が窓からこっそり覗いていた。村田の視線の先にあるのはイケメンの男子生徒・取手衛(布施紀行)。その視線に気づいている小鳩……。
 男でありながら男子生徒の取手に想いを寄せている村田は、放課後の教室で取手の机に触れながらある行為にふけっていたが、ロッカーに隠れていた小鳩にその様子を写真に撮られてしまう。バラされたくなければ言うことを聞くよう要求され、村田は小鳩の“豚”となって、日々屈辱的な行為を強要されるようになるのだが……。
 幸子と福田、小鳩と村田、それぞれの関係はどうなっていく?

キャスト

  • 鈴木幸子:市橋直歩
  • 萩本小鳩:石川優実

  • 福田祐一:小林ユウキチ
  • 取手衛:布施紀行
  • 服部めぐみ:青木佳音

  • 村田克己:酒井敏也

スタッフ

  • 脚本・監督:吉田浩太

  • 原作:ふみふみこ「女の穴」(リュウコミックス・徳間書店刊)

  • 製作:岡本東郎/嶋田豪/平野健一/宇田川寧
  • プロデューサー:行実良/若林雄介
  • アソシエイトプロデューサー:関顕嗣

  • 撮影:山崎裕典
  • 照明:岩切弘治
  • 録音:小原善哉
  • 美術:露木恵美子
  • 装飾:斉藤暁生

  • 音楽:松本章
  • 主題歌:MAMADRIVE「女の穴」

  • 製作:バップ/アイエス・フィールド/徳間書店/ダブ
  • 製作プロダクション:ダブ
  • 配給・宣伝:アイエス・フィールド/アルゴ・ピクチャーズ

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