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JAPANESE BREAKTHROUGH FILMS 『怪談新耳袋 ノブヒロさん』『恋する日曜日』記者会見
写真
会見に出席した『怪談新耳袋 ノブヒロさん』の豊島圭介監督と主演の内山理名さん、
『恋する日曜日』主演の水橋貴己さんと廣木隆一監督(左より)

 BS-iとキングレコードが送り出す新たな映画レーベル“JAPANESE BREAKTHROUGH FILMS(ジャパニーズ・ブレイクスルー・フィルムズ)”の第1弾『怪談新耳袋 ノブヒロさん』と第2弾『恋する日曜日』が今夏公開されることになり、『怪談新耳袋 ノブヒロさん』の豊島圭介監督と主演の内山理名さん、『恋する日曜日』の廣木隆一監督と主演の水橋貴己さんらが4月4日に赤坂のTBS放送センターで記者会見をおこないました。
 “JAPANESE BREAKTHROUGH FILMS”は「ケータイ刑事」シリーズなどを手掛けてきたBS-iの丹羽多聞アンドリウプロデューサーと、「怪談新耳袋」などのキングレコードの山口幸彦プロデューサーがタッグを組んだレーベルで、日本の若手クリエイターがブレイクする場となるべく設立されたものです。
 第1弾となる『怪談新耳袋 ノブヒロさん』は、ベストセラーの実話怪談集「新耳袋」を原作に、母娘がストーカーとなった霊に追われるホラー作品。第2弾『恋する日曜日』は長野県・松本を舞台に4人の高校生の1日を描いた青春ストーリー。いずれも、BS-iで放送されたテレビシリーズ「怪談新耳袋」「恋する日曜日」から発展した劇場用作品となっています。


『怪談新耳袋 ノブヒロさん』主演・内山理名さん
この映画で初めて6歳の子供の母親を演じました。映画の中で「子供のために」というのがキーポイントとなってくるところがあって、私はまだ母親ではないのですけど、女なので、「母親になったらこういう気持ちになるんだろう」というところまで追い込まれながらやりました。
 私は(テレビシリーズの)「怪談新耳袋」ではお仕事したことあるんですけども、長編のホラー映画は初めてだったんです。実は私はホラーが苦手なんですよ(笑)。なので、ホラーにどっぷりつかってしまう自分にちょっと怖いところもあったんですけど、豊島監督と初めてお仕事させていただいて、すごく新しいホラーを作ろうとしていて、ただお化けが出てくる怖さより、すごく深い部分の怖さがすごく描かれていたので、現場が楽しくて、できあがりが楽しみだなと思いました。
『怪談新耳袋 ノブヒロさん』豊島圭介監督
長編のデビューの機会を与えていただいたことにものすごく感謝しています。ぼくは今までいくつか短い作品を作っていたので、尺が伸びたからといってそれほど感動しないんじゃないかなと思っていたんですけど、『ノブヒロさん』という作品ができあがって、こんなに嬉しいものなのかとしみじみと実感しているところです。
 「新耳袋」というシリーズの長編であるということも重責だと思っておりまして、怖くなければ「新耳袋」シリーズではないので、プロデューサーのおふたりと脚本家と、知恵を絞って脚本を作りました。“Jホラー”というものが散々作られている中で、何をやれば新しく怖いものができるかというのは、この時期にホラーを作る者たちにとっての責任、義務だと思うので、そこは必死に考えました。その結果がこの作品になっていると思ってます。それから、内山理名さんと平田満さんという、素晴しい俳優のおふたりとガチンコで勝負できたのがすごく面白かったです。それはフィルムにも現れているはずなので、それを見ていただければと思います。
『恋する日曜日』主演・水橋貴己さん
(初主演で)やっぱりすごい緊張もあって、4人の男の子と女の子の話なんですけど、ちょうど撮影が1年前で、私は大学2年で4人の中で一番年上だったんですけど、残りの3人に「ずっと年下だと思っていた」って言われながら撮影していました(笑)。なので、歳が離れながらも4人で幼馴染みや同じクラスメイトとしての役を果たせたかなと思います。高校生のほんとに爽やかなストーリーなので、観ている側も瑞々しい気分になれる映画だと思います。
 監督はほんとに自然な、上田に生まれて上田に住んでいる女の子のリアルな姿を撮りたいということで、自分では自然にやっているつもりでも、やっぱり型に入っているということをすごく指摘されました。そういう部分で一番素の部分を引き出してくれた監督です。
『恋する日曜日』廣木隆一監督
新人ではないんですが、4人の10代の新鮮な芝居があって、キスシーンもあります。俺の中ではかなり爽やかな青春映画になっていると思うので、ぜひ期待してください。
 初夏に(長野県の)上田でロケをしていました。上田のほんとに普通のところばっかりで撮影をしていたので、そこらへんが見所ですね。性格ははっきりしているんですけど大事なことが言えないっていう、女の子の潔さとウジウジした部分っていうの両方をうまくやってくれて、そこはうまくできていると思います。
BS-i・丹羽多聞アンドリウプロデューサー
“JAPANESE BREAKTHROUGH FILMS”という新レーベルをキングレコードさんとともに発足させていただきます。私どもBS-iとキングレコードさんでずっと「怪談新耳袋」という柱になる作品を、映画としては3作、テレビシリーズでは99作作ってまいりました。あわせてBS-iというのは新人の出演者、新人のスタッフをデビューさせることも多くてですね、この際だから新人のブレイクする場所を作ろうという思いを込めたレーベルでございます。今後も新人とベテランの組み合わせの、いろいろな傑作をこの場から出していきたいと思っております。
 (『怪談新耳袋』について)自分がBS-iに来て立ち上げたシリーズのひとつである『怪談新耳袋』を第1弾に据えるというのは意味が深かったですし、かつ豊島監督、内山さんのおふたりともBS-iとご縁がある中で、豊島監督の間違いなく出世作となる長編第1回作を一緒にやれたことを誇りに思っています。
 (『恋する日曜日』について)今、いろいろと青春ものがあると思うんですけど、この話はほんとになんでももないちょっとした話で、それをこれだけ面白く見せたという、今だからこそ見せたい青春映画です。
キングレコード・山口幸彦プロデューサー
このたびキングレコードとBS-iさんでガッチリと手を組みまして、新レーベルを作ることになりました。第1弾が『怪談新耳袋 ノブヒロさん』、第2弾が『恋する日曜日』、どちらも傑作になっていると思いますので、ご期待いただきたいと思います。
 この“JAPANESE BREAKTHROUGH FILMS”では第1弾なんですけど「怪談新耳袋」というのはテレビシリーズと映画で3年くらいやってまして、今回の『ノブヒロさん』はその集大成になる作品だと思いますし、テレビ第1シリーズで監督していただいた豊島さんと、主演していただいた内山理名さんのコンビでやれたというのは幸せだと思います。集大成になるにふさわしく、ただのホラーでは終わらない作品になっていると思います。

写真 『怪談新耳袋 ノブヒロさん』では内山さんが初の母親役、『恋する日曜日』では水橋さんが初主演・初キスシーンと、2作ともに主演女優の「初挑戦」揃いとなった“JAPANESE BREAKTHROUGH FILMS”の幕開けとなる2作品。第1弾『怪談新耳袋 ノブヒロさん』、第2弾『恋する日曜日』は今夏、シネマート六本木にて同時ロードショーされます。

写真:それぞれの作品で主演をつとめる内山理名さん(左)と水橋貴己さん(右)


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