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『蟲師』完成披露試写会舞台あいさつ

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舞台あいさつに登場したオダギリジョーさん(左)と大友克洋監督(右)

 世界的に注目されるクリエイター・大友克洋監督が実写映画としては久々に送り出す『蟲師』(むしし)のマスコミ向け完成披露試写会が1月23日に新宿ミラノ2でおこなわれ、大友監督と、主人公・ギンコを演じたオダギリジョーさんが舞台あいさつをおこないました。
 『蟲師』は、単行本累計290万部を越える漆原友紀さんの人気コミックの映画化で、大友監督が2年の構想期間と3ヶ月にわたる撮影期間を費やして完成させた、妖しい生き物“蟲”が生息する100年前の日本を舞台にした“和”のファンタジー巨編。
 大友監督が1991年の『ワールドアパートメントホラー』以来となる実写映画を手掛けるにあたり「役者をやっている現時点で参加できるということは幸せだと思いますから、ぜひ出たいと言わせていただきました」と出演を即決したしたというオダギリさんは、大友監督の印象について「子供心を持ち続けている大人の人に久しぶりに会った気がしますね」とコメント。大友監督はオダギリさんについて「特殊な設定のキャラクターの、人間としての深みを表現していただいたと思います。素晴しいですね」と印象を語りました。

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「すごい時間をかけて作りましたし、みなさんに楽しんでいただければと思います」と大友克洋監督

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「観たままの感激、感想を(世の中に)広げていただければいいなと思っています」とオダギリジョーさん

 『蟲師』は2006年のベネチア国際映画祭に出品され高い評価を獲得し、サンダンス映画祭でも2回の上映のチケットが即完売するなど、海外でも話題沸騰中。海外での評価について質問されたオダギリさんは「とっても日本的な話だと思うんですよ。古き良き日本がたくさん詰まっている作品ですし、海外の方がどう感じるのか興味深いですね」と答えました。

 大友監督が「いろいろなところに残っている日本の風景というのをかなり時間をかけて探しました。ロケハンをしながらイメージを膨らませていった」という幻想的な風景が観客を未曾有の映像体験へといざなう『蟲師』は、3月24日(土)より、松竹・東急系にて全国ロードショーされます。

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