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『Watch with Me 〜卒業写真〜』初日舞台あいさつ

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映画の中に登場するアルバムを持った津田寛治さん(中央)と羽田美智子さん(右)、瀬木直貴監督(左)

 福岡県久留米市を舞台に、ガンで余命わずかとなった主人公の姿をとおして人間と生と死を描く『Watch with Me 〜卒業写真〜』が6月9日、全国公開され、新宿バルト9で主演の津田寛治さんと共演の羽田美智子さん、瀬木直貴監督が舞台あいさつをおこないました。
 映画の舞台となっている九州では4月21日に先行公開され、ヒットを記録している『Watch with Me 〜卒業写真〜』。瀬木監督は「この映画はご覧いただいた多くの方に涙していただいています。その涙は悲しい涙ではなくて、身近にいる家族や恋人や友人を思い出して流す、あたたかい涙だと思っています。ぜひ劇場をあとにする際は、思い浮かんだ友人、家族、メールのひとつや電話をして欲しいなと思います」とあいさつ。
 主人公・上野和馬を演じた津田さんは「今日はこんなに多くの方にご覧になっていただいて嬉しいです。感無量です」とあいさつし、「映画の中で和馬は死んでいきますが、それは悲しい死ではなくて、ぼくの死を苗床にしてみんなが生きる力を掴み取って、新たな人生に生きていくという映画なので、観終わったあとも生きる喜びみたいなものを味わっていただけたら嬉しいなと思います」と映画に込めたメッセージを語りました。
 羽田さんは本作に出演するにあたって、瀬木監督から「“自分の命に限りをあるとしたら、それでも今の職業を続けますか?”というメッセージを込めたい」と聞かされ、自分の生き方を振り返るきっかけとなったと話し、「もし命があと半年に限られても私は女優という仕事を続けるだろうし、それは自分にとっては矛盾がないってことを気づかせてくれた映画でもありました。私の30代を飾るいい映画に参加させていただきました」と、涙で目を潤ませながら本作への想いを語りました。

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「ファンタジーではなくて、リアルな生き様と死に様を描いて人を感動させることができないかなと思った」とこの作品を手掛けた動機を語った瀬木直貴監督

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「日常を地味だけど一日一日しっかり生きている方への応援歌になってくれる、そんな映画であって欲しいとおもっています」と上野和馬役の津田寛治さん

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「脚本をいただいたときの感動をお客様と共有できたらという想いで参加させていただきました。観ていただけて光栄です」と和馬の妻・由紀子役の羽田美智子さん

 『Watch with Me 〜卒業写真〜』は、6月9日(土)より新宿バルト9ほかにて全国ロードショー公開されています。

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