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『オンナゴコロ』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった大浦龍宇一さん、前田綾花さん、保阪尚希さん、松田礼人監督(左より)

 多くの作品に出演する個性派女優・前田綾花さんが主演をつとめる映画『オンナゴコロ』が3月7日に渋谷シアターTSUTAYAで初日を迎え、前田さんと共演の大浦龍宇一さんと保阪尚希さん、松田礼人監督が舞台あいさつをおこないました。
 『オンナゴコロ』は、都会の片隅で暮らし、心の隙間を埋めるように男たちと体を重ねていく女性・アコが主人公の物語。アコの相手となる男性役で20人近い個性あふれる男優陣が出演しており、前田さんは大勢との共演に「御殿場のけっこう山奥で撮影していたので、いろいろな人が来てくれて嬉しかったです」とコメント。保阪さんは「このふたり(保阪さんと大浦さん)は、(アコとラブシーンのある)メンバーに加わっていないというところがちょっと残念だった」と話し、場内の笑いを誘いました。
 また、撮影はマイナス十数度という寒さの中でおこなわれ、出演者は寒さに苦労したそう。大浦さんが「(画面では)その寒さがあんまり感じられずに、空気の透明感が出ていると思います」と話す一方で、前田さんはあまりの寒さに「(ロケ現場からよく見える)富士山が嫌いになりました」と本音も覗かせました。

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主人公・アコを演じた前田綾花さん。寒さの厳しい御殿場でのロケが続き「泣きそうになっていました」と撮影の苦労を振り返りました

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大浦龍宇一さんが演じたのはダーツバーのママでゲイのリリー。撮影中に「共演者の方に“本物ですか”とよく聞かれました」とのこと

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松田監督とは旧知の間柄で「意地でも出演したいと思っていたので、連絡があってひじょうに嬉しかったです」というマナブ役の保阪尚希さん

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多くのテレビドラマを手がけ、本作が初劇場作品となる松田礼人監督は「どこか1個、みなさんに刺さるものがあったらいいなと思う」とコメント

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舞台あいさつの司会進行をつとめたのは、アコをめぐる男性のひとり・ナオト役で映画に出演もしている安藤亮司さん(一番左)。保阪尚希さんからの辛口のツッコミにタジタジとなる場面も

 本作は松田監督がかねてから温めていたアイディアを映画化した作品。松田監督は「街の中で歩いているひとりひとりに物語があって、他人からみたら大した人生じゃなくてもその中ではでその人はきっと主人公。そんなことを共感できるような作品を撮りたいなと考えていて、こうして実現してみなさんに感謝したいです」と舞台あいさつを締めくくりました。

 ひとりの女性の暮らしを淡々と見つめるような独特のタッチの『オンナゴコロ』は、3月7日(土)から渋谷シアターTSUTAYAにてレイトショー上映されています。

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