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『マリア様がみてる』製作発表会見

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映画で使われる制服姿で会見に出席した、広瀬アリスさん、秋山奈々さん、平田薫さん、波瑠さん、未来穂香さん、滝沢カレンさん、坂田梨香子さん、三宅ひとみさん(左より)

 シリーズ累計540万部を越える人気ライトノベルを実写化する『マリア様がみてる』(寺内康太郎監督/今秋公開予定)の製作発表会見が4月26日に都内でおこなわれました。
 原作小説「マリア様がみてる」シリーズは、現在までに37巻が刊行されている人気シリーズで、コミック、アニメなど多彩なメディアで展開され、いずれも高い人気を獲得しています。舞台となるのは、上級生と下級生が“スール”と呼ばれる擬似姉妹となるしきたりがある格式深いお嬢様学園・リリアン女学園。学園のスター的存在である小笠原祥子と、その妹となった福沢祐巳を中心に、学園でのさまざまな出来事が綴られていきます。
 会見は原作の雰囲気を漂わせる礼拝堂でおこなわれ、祥子役の波瑠(はる)さん、祐巳役の未来穂香(みき・ほのか)さんをはじめ8人のキャストがリリアン女学園の制服姿で出席し、撮影への意気込みなどを語りました。
 そして、原作者の今野緒雪さんからの「“ついに”という感じです。小説と映画ですからまるっきり同じになるはずがありません。実写映画ならではの強みを活かして、素敵に作品に仕上げてくださることを信じています。我が子をどうぞよろしくお願いします」という実写化に寄せたメッセージも紹介されました。

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小笠原祥子(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)役:波瑠さん

物語の舞台となる私立リリアン女学園の2年生、小笠原祥子をやります波瑠です。よろしくお願いします。
 小説やアニメやマンガで、いろいろなかたちになってみなさまに知られている作品の実写化ということで、最初はプレッシャーがすごく大きかったんですけど、これだけたくさんの方に愛されている作品に出演できることを、とてもすばらしいと思って、頑張りたいと思いました。私の演じる祥子はお嬢様で、表面上はすごい落ち着いて見えるんですけど、すごく芯の強く、気が強かったりする部分を持っている、情熱的な女の子なんじゃなかなと思っています。
 小説がものすごい人気なので、たぶんファンの方には不安に思っている方もいらっしゃると思うんですけど、小説では表現できなかったことが映画では表現できるかもしれないと思っているので、映画ならではの『マリア様がみてる』になるように、私たちも頑張りたいと思います。
 原作ものということで弱気にならずに、私たちがひとりひとりベストを尽くすことで素敵な作品になるということを、私は信じているので、(撮影に向けて)一生懸命やるだけです。

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福沢祐巳役:未来穂香さん

福沢祐巳をやる未来穂香です。よろしくお願いします。
 お話をいただいたときにすごくビックリしました。嬉しかったんですけど、ビックリのほうが大きくて、女優というのがすごく大好きなときだったので、すごく運命を感じる映画だなって思って、プレッシャーもあるんですが、楽しみなこともたくさんあります。福沢祐巳という役は顔で表現するのが多くて、私もそれが得意だなって思い、学びたいところもあったり、すごい積極的なところもあるのですが、祥子になかなか思いを伝えられなくて、そういうところで失敗するところがあるので、私自身、もっと祐巳になりきれるように頑張りたいと思います。
 (今野)先生の期待に応えられるように、ファンの方たちの期待に応えられるように、一生懸命、自信を持って頑張りたいと思います。
 すごい運命を感じる映画だということで責任感があって、原作どおりじゃなくて、映画ならではの作品を作れるように、心に残るような作品を作っていきたいと思います。

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水野蓉子(ロサ・キネンシス)役:平田薫さん

祥子の姉で、ロサ・キネンシス、水野蓉子役をやらせていただきます平田薫です、よろしくお願いします。
 最初に台本を読ませていただいたときに、(蓉子は)ロサ・キネンシス、紅薔薇さまと呼ばれていて、学校の中で「薔薇さま」と呼ばれるところがあるんですね。それを読んですごくビックリしたと同時にすごく興奮してしまって、そのシーンが楽しみでしょうがなかったんです。祥子というすごく存在感のあるキャラクターの姉ということで、蓉子もすごい只者ではないオーラを放っているなと思って「私で大丈夫かな?」と思ったのですが、蓉子にもイメージ以上に庶民的なところがあったり、おせっかいなところがあったりと、共感できるポイントもいっぱいあったので、蓉子らしさも、私らしさも、いま以上に出していけたらいいなと思っています。
 ほんとにファンの方たちに愛されている作品だと思うので、それを私たちがこうやってやらせていただくのは、とても責任重大なことだと思っているので、ほんとに責任を持って、素敵なものになるように頑張るので、楽しみにしてほしいなと思います。頑張ります!
 このような世界観の中でお芝居というのは、滅多にできないことだと思うので、私たちがその世界観を壊さないように大切にして、思いっきり楽しんで撮影ができたらいいなと思っています。

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佐藤聖(ロサ・ギガンティア)役:滝沢カレンさん

リリアン女学園の3年生、佐藤聖をやります、滝沢カレンです。よろしくお願いします。
 初めてお話をいただいたときは、ほんとにビックリして、しかもみんなから憧れられる役ということで、すごくプレッシャーもあるなと思っていたんですが、頑張っていきたいと思いますし、役柄は、ちょっと自分と違って、ふざけた中身もあるような役なので、自分にちょっとプラス男っぽさとかもどんどん勉強して、役に近づけたらいいなと思います。
 やはり、実写版ということでより感動も豊かになりますし、ファンの方に「こういうのが聖なんだ」と思っていただけるように、全力で頑張っていきたいと思います。
 今回は女子校ということで、同世代の女の子がたくさんいるので、プライベートでも映画の中でも、ほんとに女子校のようになっていけたらいいと思います。

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鳥居江利子(ロサ・フェティダ)役:秋山奈々さん

リリアン女学園3年生のロサ・フェティダ、鳥居江利子役です、秋山奈々です。よろしくお願いします。
 私は自分がお話をいただく前に、ニュースなどで実写化されるというのを知っていたので、お話をいただいたときに本当に驚いて、それと同時に、なんでも平均以上にこなしてしまう江利子という女の子の役なので、(平田)薫ちゃんと同じように「私で大丈夫かな?」ってすごく心配だったんですけど、江利子という、すでに完成されているキャラクターの中に、少しでも自分の中にあるスパイスを足していけたらいいなと思っています。
 ライトノベルだけではなく、アニメやマンガにもなっていて、ひじょうに人気の高い作品だというのは知っていたので、この役をやらせていただけることも、実写版でみなさんにお届けをするということにも、不安な面もたくさんあったんですけど、先生のお言葉を聞いて、それを励みにみなさんと一緒に頑張っていきたいと思いました。
 私は実写ものというか、原作のある作品は何度かやらせていただいていて、そのたびに難しさだったりとかいろいろと感じてはいるのですが、それでもやっぱりお芝居は楽しいという気持ちは変わらないので、このメンバーで一生懸命頑張っていけたらいいなと思っています。

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支倉令(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン)役:坂田梨香子さん

支倉令役をやらせていただきます坂田梨香子です。
 私はこのお話をいただいたときに、ただただビックリするしかなくて、令という役は、見た目はボーイッシュで、私も内面はそっちにいっているかなってところもあって、でも令はどこか繊細な気持ちがあって、すごい複雑な部分があるので、外見とは違う内面を演じていきたいなというのもあるし、小説がすごくよかったので、それを壊さずに、小説をもっともっとよくしていきたいなって、そうやって映画を作っていきたいなって思っています。
 やっぱり、先生が我が子のように愛してくださっている「マリア様がみてる」を私たちが演じるということで、責任を持ってやっていきたいですし、小説の実写化ということで、映画になって初めて生まれるものもたくさんあると思うし、その広がりを映画でもっと見せていけたらなと思っています。
 ひとりひとりの個性やキャラクターが特徴的だと思うので、品のあるこの学校で、品を崩さずに頑張っていきたいなということと、令として、この役に一生懸命魂を注ぎ込んで、いい作品ができるように頑張ります。

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島津由乃(ロサ・フェティダ・アン・ブゥトン・プティ・スール)役:三宅ひとみさん

支倉令の妹役をやらせていただきます、由乃役の三宅ひとみです。よろしくお願いします。
 今年からお芝居のお仕事に挑戦してみたいなと思っていたときに、ちょうどこのお話をいただいたので、すごく嬉しかったです。私も少女マンガとか小説とかがすごく大好きなので、実写化ということでプレッシャーもあるんですけど、ファンの方の期待に応えられるように、楽しみながら一生懸命頑張りたいと思います。
 先生やたくさんのファンの方から愛されている作品なので、外見だけでなく、雰囲気なども少しでも由乃さんに近づけるように頑張りたいと思います。
 お芝居は今回が初めてなので、わからないことや不安なことも多いのですが、楽しみながら、世界観を崩さずに一生懸命頑張りたいと思います。

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武嶋蔦子役:広瀬アリスさん

写真部の竹嶋蔦子役をやらせていただきます、広瀬アリスです。よろしくお願いします。
 私は最初にお話をいただいたときに、お嬢様っていう設定で、とりあえず「自分とはかけ離れているな」っていうのはあったんですけど、原作を読ませていただいたら、すごく元気だったり、明るかったりという部分もあったので、そこはすごい自分に似ているなと思いました。マンガになった作品が原作の映画に出演するのは初めてなので、アニメやマンガを読んでいるファンの方々の期待に応えられる作品にしていきたいなと思います。
 先生の期待に応えられるようにすばらしい作品にしたいなと、すごく思いました。
 見た目は蔦子バッチリなので、これから少しずつキャラクターを作って、撮影に向けて頑張りたいと思います。

 原作小説のイラストやコミック、アニメ版で描かれた特徴あるデザインの制服を再現しているのも今回の実写映画化の注目点のひとつ。制服の印象を取材陣から求められると「いまどき(のデザイン)ではないですけど、着てみると新鮮で、背筋が伸びる思いです」(波瑠さん)、「これだけの可愛い子たちが並んできちんと着こなしているので、個人的には“萌え〜”な感じですね(笑)」(平田さん)、「学生時代はずっとブレザーだったので憧れがありました。着て帰りたいくらい気に入っています(笑)」(秋山さん)など、それぞれ異なった反応ながら、キャスト全員お気に入りな様子をうかがわせました。

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花びらの舞い飛ぶフラワーシャワーでヒットを祈願(左より、秋山奈々さん、平田薫さん、波瑠さん、未来穂香さん、滝沢カレンさん)

 モデル、女優、アイドルと、各方面で活躍する期待のキャストが集結した実写版『マリア様がみてる』のメガホンをとるのは、『口裂け女2』や『華鬼』3部作など、幅広い作品を手がける寺内康太郎監督。撮影は5月よりスタートし、今秋全国ロードショー予定となっています(配給:ジョリー・ロジャー)。

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