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『マリア様がみてる』完成披露試写会

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舞台あいさつに登場したキャストたちは、映画に登場するマリア像をバックに手を合わせるポーズ。左より、広瀬アリスさん、高田里穂さん、滝沢カレンさん、未来穂香さん、波瑠さん、平田薫さん、秋山奈々さん、坂田梨香子さん、三宅ひとみさん

 シリーズ累計540万部の人気少女小説を実写映画化した『マリア様がみてる』(寺内康太郎監督/11月6日公開)の完成披露試写会が10月26日に新宿明治安田生命ホールでおこなわれ、主演の波瑠(はる)さん、未来穂香(みき・ほのか)さんをはじめ、9人の女性キャストが劇中の制服衣裳で舞台あいさつをおこないました。
 『マリア様がみてる』は、上級生と下級生が“スール”と呼ばれる擬似姉妹となるしきたりのある伝統あるお嬢様学校・リリアン女学園を舞台に、学園のスター的存在の小笠原祥子と祥子に憧れる1年生・福沢祐巳を中心として描かれる少女たちの青春ストーリー。
 祥子を演じた波瑠さんは、リリアン女学園のしきたりに従って「みなさま、ごきげんよう」と客席にあいさつ。「限られた時間の中で撮った映画なので不安な面もあったんですけど、やっと完成してこうして観ていただける日が来て、嬉しく思っています」と上映を前にした心境を語りました。
 「やっとお披露目することができて嬉しく思っています」という祐巳役の未来さんは「ロケ地で泊まるところを修学旅行みたいに仲良くなれるようにと9人一緒の大部屋にしていただいたので、すごく楽しく、現場にもその雰囲気が残せるような感じだったのが思い出でした」と女性ばかりでの撮影を振り返りました。
 また、映画の内容にちなんで「もしリリアンに入学したらどんなスールが欲しい?」という質問がされると、波瑠さんは「私は私生活では姉妹の末っ子なんで甘ったれなんですね。だからお姉ちゃんが欲しくて、(水野蓉子役の)平田薫ちゃんのような面倒見がいいしっかりしたお姉ちゃんが欲しいです」と回答。同じ質問に未来さんは「私は姉と兄がいて、よく姉とは洋服とか交換したりするんですけど、よく取り合いになったりするので、(洋服の)趣味が合わないお姉さまが欲しいです。相談に乗ってほしいんですけど、趣味だけは合ってほしくないですね」と回答し、場内の笑いを誘いました。

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「同世代の女の子が集まった現場だったのでずっと和やかな雰囲気で撮影も進んでいて、舞台裏が学校の休み時間みたいになっていて、高校時代を思い出していい環境でした」と小笠原祥子役の波瑠さん

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「ひとりひとりの個性があふれ出している作品だと思うのでそこを観ていただきたいです。祐巳は表情がコロコロ変わるので、そういうところも注目していただけると嬉しいです」と福沢祐巳役の未来穂香さん

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「原作ファンの方々がとても愛情を持ってくださっていると思うので、私たちも負けないように愛情を持って撮影しました。それぞれのスールの雰囲気を感じていただけたら」と水野蓉子役の平田薫さん

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「みんなで頑張ったダンスのシーンは特に見どころだと思っています。そして“佐藤聖”の繊細な心の動きとかも頑張ったので、ぜひそこを注目して観てもらいたいです」と佐藤聖役の滝沢カレンさん

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「リリアンでの生活がゆったり穏やかであるように、映画も時間の流れがゆっくりで優しい作品になっていると思います。この作品にしかない世界観を楽しんでいただければ」と鳥居江利子役の秋山奈々さん

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「この作品はみなさんに観てもらって初めて完成する作品だと思います。ひとりひとりの心の中でいろいろ感じてもらって、大事に愛してもらえたらいいなと思います」と支倉令役の坂田梨香子さん

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「妹がお姉さまを思ったりとか、お姉さまが妹を思ったりとか、誰かを思いやるようなシーンがたくさんあって、とてもあたたかい作品に仕上がったなと思います」と藤堂志摩子役の高田里穂さん

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「初めてのお芝居で不安あり楽しみありなんですけどこうして観てもらえるのが嬉しいです。薔薇の舘でキャスト全員が集まるところは注目してほしいなと思います」と島津由乃役の三宅ひとみさん

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「この作品は祐巳と祥子さまが出会ってからの、登場人物全員の心が成長していく姿が見られると思うので、その姿にぜひ注目していただきたいなと思います」と武島蔦子役の広瀬アリスさん

 波瑠さんは「みんなでいい作品にしようという気持ちで一生懸命に取り組んだ映画なので、素敵な映画になっていると思います。いい作品かどうかを決めるのは観ていただいたみなさまだと思っているので、たくさんの人に観ていただいて、愛される映画になればいいなと思っています」と舞台あいさつを締めくくりました。

 モデルや女優、アイドルとして各方面で人気の女性キャストが集まり、独特の小説の世界をスクリーンへと描き出した『マリア様がみてる』は、11月6日(土)よりシネマート新宿、池袋テアトルダイヤほか、全国順次ロードショーされます。

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