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『結び目』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった小沼雄一監督、広澤草さん、赤澤ムックさん、川本淳市さん、三浦誠己さん(左より)

 過去に禁断の関係を結んだことのある男女が偶然に再会したことから始まる激しいラブストーリー『結び目』が6月26日にシアターイメージフォーラムで初日を迎え、主演の赤澤ムックさんと川本淳市さん、小沼雄一監督らが舞台あいさつをおこないました。
 主人公の主婦・絢子を演じた赤澤さんは劇団“黒色綺譚カナリア派”を主宰して舞台を中心に活動しており、映画は『結び目』が初主演。「舞台は目の前のお客様を相手にする作業なんですけど、映画は目の前で固唾を呑んでいるスタッフを遮断する作業だなと思いました」と舞台と映画の違いを語り「(現場で気をつけたのは)欲を出さないことですね。目の前の監督やカメラに対して欲を出すと、カメラは残酷なんで役者のエゴしか映さないものだと感じさせられました。とても怖い現場でした(笑)。その分、やりがいはあったと思います」と撮影を振り返りました。
 絢子と過去に関わりを持つ啓介を演じた川本さんんは「(啓介は)周りの方々に対してものすごく失礼なことをする役だったので、役を嫌いにならないように努力しました。せめて演じる自分だけはこの役を愛してやろうと気をつけました」と演じた役について話しました。
 小沼監督は「主演も含めてメインのキャストは必ず複数の候補を挙げて、登場人物にあった俳優を選ぼうということで、純粋に決めさせてていただきました。いまの映画界では珍しいことで、ほんとにキャスティングは150%満足してます」と語り「(舞台あいさつに登壇の)4人が、映画の中でどう生きているかをスクリーンの中で確認していただければ」と舞台あいさつを締めくくりました。

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「自分のいままでを振り返るのは誰でもつらい作業だなと思っています。でも、それに向かいあわないと先にいけない場合もあるんだなと、この映画を作りながら思いました。みなさんにもそういう力になればと思っています」と絢子役の赤澤ムックさん

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「監督に“あまり体格よくならないでください”と言われたので、太らないように気をつけていました」という啓介役の川本淳市さん。「ひじょうに静かな映画だと思います。読んでいただくようなかたちで映画を観ていただければと思っております」

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「予算も限られていて大変な現場の中、スタッフとキャストは人数は少なかったんですけど、精鋭が集まったと思っています。自分の作品の中でも、特に濃密な時間と空間を得られた作品だと思っています」と撮影を振り返った小沼雄一監督

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啓介の妻・茜を演じた広澤草さんは「茜は見ていてイラッとするような“なんだこの女?”という部分が結構あるんじゃないかと思っています。でも、自分が演じたこともあって、すごくいとおしくなったので、温かい目で観てもらいたいと思います」とコメント

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「すごく大好きな繊細な脚本で、監督も心地よくやらせてくれる現場だったので、思い出に残っている現場です」と絢子の夫・雁太郎役の三浦誠己さん。「この映画を観てなんかを感じ取ってくださって、また映画館に足を運んでほしいなと思います」

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川本淳市さんにはファンの方から花束とプレゼントが贈られました。
写真は花束を受け取る川本さんと、その様子に笑顔の赤澤ムックさん

 『結び目』は、デジタル一眼レフカメラの動画機能を用いて全編が撮影されているのも話題のひとつ。この試みについて小沼監督は「デジタル一眼レフカメラは、普通のビデオカメラより撮像素子という光を受ける面が大きいので、光も明るいし色彩が豊かな印象があって挑戦してみました。熱がこもってくると撮影できなくなるので何度か冷やすために待つなどの不都合もありましたが、普通のビデオカメラでは撮ることのできない色と光を撮ることができたなと思っています。ひじょうに満足しています」と説明しました。

 あふれる情念の世界を描いた『結び目』は、6月26日(土)より、シアターイメージフォーラムにてモーニング&イブニングショーで上映されています。

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