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「気持ちは18歳」で制服姿を披露!:『オードリー』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなった勝又悠監督、暮浩平(くれる・こうへい)さん、笠原美香さん、梶原ひかりさん、水野祐樹さん(左より)

 文化祭を前にした高校を舞台に女子高生の恋愛を描いた『オードリー』が6月9日に初日を迎え、新宿K's cinemaで主演の笠原美香さんらキャストと勝又悠監督が舞台あいさつをおこないました。
 『オードリー』は劇場監督デビュー作『はい!もしもし、大塚薬局ですが』で注目を集めた勝又監督の新作。ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2011で入選するなど高い評価を受けて待望の劇場公開を迎えました。
 撮影から2年半を経ての公開となりましたが、主人公の優子を演じた笠原さんは「まだ気持ちは18歳なので」と、映画本編に合わせて制服姿で登場。「初めての主演でプレッシャーというか“主演なんてできるかな?”と思ったんですけど“決まったからにはがんばらなきゃいけない”という気持ちで、ほんとに一生懸命この役を演じました」と撮影を振り返り、勝又監督からも「よくがんばりました」と労いの言葉が。
 優子の友人・絵里を演じた梶原ひかりさんは「いまでも過酷だった撮影の日々を覚えていて、でもその甲斐あっていろいろなところでこの作品が評価を受けて、こうして初日を迎えられたことはほんとに幸せです。楽しんでください」と心境を語りました。

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「この作品は数え切れないくらいの苦労の連続で(笑)」という勝又悠監督。「撮影したのが2年半くらい前なので、やっと今日をもって、この作品に対して責任が取れたかな」とあいさつしました

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「若い方には主人公たちの気持ちになって観てもらいたいですし、大人の方には昔の甘酸っぱい恋を思い出しながら楽しんで観てもらいたいと思います」と主人公・大森優子役の笠原美香さん

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優子の片想いの相手・遠山健太役の暮浩平さんは映画初出演。「演じるというのは難しかったですけど、(役と)同い年ということで演じやすかった部分もあります」と撮影を振り返りました

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優子の恋のライバルになる石塚絵里役の梶原ひかりさんは「恋愛するときは絶対ライバルがいるので、ナチュラルに普段の自分どおりにやれました。難しい役作りをしたということはなかったです」

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教師役の水野祐樹さんはほかのキャストより年上。「みなさん(役に)入ってるときは年齢に関係なく逆に(自分が)勉強させていただいて、オフのときは“若いな”という感じで微笑ましかったです」

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役と同じ高校3年生だった撮影時から2年半を経ての制服姿に自信があるのかないのか(?)「18歳で通じると思う人ー!」と客席に問いかけた笠原美香さん。当然、客席のほぼ全員の手が挙がりました

 『オードリー』を含め、一貫して制服の女子校生を主人公にした作品を撮っている勝又監督は「彼女たちは制服という戦闘服を着て闘っているんですよ。なにもないぼくら大人たちっていうのは10代の男女には絶対に敵わないと思うんですね」と“制服”への想いを語り「この映画は青春恋愛映画とカテゴライズされることが多いんですけど、ぼくは女子高生の戦争映画のつもりで撮っています。その辺も頭に入れて観ていただけたらと思います」と舞台あいさつを締めくくりました。

 『オードリー』は6月9日(土)より新宿K's cinema、小田原コロナワールドにて公開。勝又監督の最新長編作となる『See You』も小田原コロナワールドでは同日より、新宿K's cinemaでは16日(土)より公開されます。

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