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初主演映画公開に15歳の期待の新人「幸せです」 『トイレの花子さん 新劇場版』初日舞台あいさつ

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舞台あいさつをおこなったキャストと監督。左より、山田雅史監督、山川りなさん(青SHUN学園)、馬場良馬さん、上野 優華さん、水崎綾女(みさき・あやめ)さん、安田聖愛(やすだ・せいあ)さん、石條遥梨(しじょう・はるな)さん(AeLL.)。安田さんは山田監督の笑顔がちょっと気になる?

 昨年、レコード会社主催のボーカリストオーディションでグランプリを受賞した新人・上野優華さんが主演と主題歌をつとめるホラー映画『トイレの花子さん 新劇場版』が6月29日にワーナー・マイカル・シネマズ板橋で初日を迎え、上野さんと共演の水崎綾女さん、馬場良馬さんら出演者と山田雅史監督が舞台あいさつをおこないました。
 学校にまつわる怪談として広く知られる“トイレの花子さん”を題材にした15年ぶりの劇場用作品となる『トイレの花子さん 新劇場版』は、地方の学校に転校してきた高校生・長沢さよが学校で起こるさまざな怪奇現象に遭遇するストーリー。
 さよを演じた上野さんは今回が演技初挑戦で、客席を埋めた大勢のお客さんを前に「初めての演技ということで本当に緊張していたんですけど、こんなにたくさんの方に観ていただけて幸せです」とあいさつ。「不安もたくさんあったんですけど、せっかく主演も主題歌もという機会をいただいたので、私なりに一生懸命がんばろうと思ってつとめさせていただきました」と初主演・初主題歌をつとめた心境を語り「さよは明るく元気な女の子なんですけど、物語が進むにつれての気持ちの変化に注目して観てほしいです」と見どころをアピールしました。
 さよの担任教師・小山貴子を演じた水崎さんは「初めての先生役だったので、自分が生徒役をしていたときと違ってすごく緊張しました」と振り返り、生徒同士のイジメも盛り込まれたストーリーについて「実際のイジメ問題と照らし合わせてみるとホラーとは違った意味の怖さがあると思います」とコメント。
 さよの同級生の兄・佐伯達也を演じた馬場さんは「監督から“いい奴にはしたくない”と言われて、ぼくなりに“妹への愛が強くてだんだんおかしくなって”とプランを考えたら監督に“そこまではいらないから”って(笑)」と役作りについて語り、あるシーンについて「ぼくの渾身の叫び声です。あれは達也というより自然な馬場良馬の叫び」と、映画をご覧になった方にはわかるコメントで場内を沸かせました。

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主人公・長沢さよ役の上野優華さんはホラー映画が苦手だそう。完成した作品は「自分が出演しているのに、怖いシーンがあると叫んでしまったり、自分が映ってるのが不思議な感じがしたんですけど怖かったです」

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馬場良馬さんとの共演は2度目で「前回はキャラクターの強いものだったので、普通のお芝居をするのが初めてなのでなかなか慣れなくて、そこに慣れるのに1日かかりましたね」という小山貴子役の水崎綾女さん

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「ドラマの部分に注目して、学生時代のイジメということを考えさせられたり、花子さんもいろいろなドラマがあって生まれたんだということを観ていただけるといいなと思います」と、佐伯達也役の馬場良馬さん

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「最初に死んでしまうというなんとも哀しい役だったんですけど、死んだときの顔が見どころだと思います(笑)」と、さよの同級生・佐伯真帆を演じた安田聖愛さん。「いろいろなことが経験できた現場でした」

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「初めての(同級生を)いじめる役だったので、いかに意地悪く見えるか、表情とかでがんばりました」と、さよの同級生・小竹マミ役の山川りなさん。「バケツで水をかけるのがすごく難しかったです(笑)」

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「ホラー映画が大好きでよく観るんです。今回の撮影で初めて目の前で死体を見られてすごい幸せでした」とさよの同級生・斉川りか子役の石條遥梨さん。「これからもホラー映画を観たり、出たりしたいです」

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「“花子さん”という歴史のある題材で撮れるということが嬉しかったですね」と山田雅史監督。「ちょうどだんだん暑くなってホラーのシーズンとなります。ご覧になって涼んでいただければと思います」

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映画公開を祝して、サプライズで主演の上野優華さんに劇場から花束が贈られ、場内からは大きな拍手が起こりました

 上野さんによると撮影現場は「ホラー映画なのに和気藹々してて、休憩時間に水崎綾女さんと絵でしりとりをしたり、楽しい現場でした」とのことですが、水崎さんによると「撮影中に電気が消えたりとか、ピーっていう音が入ったりとか、カメラが途中で止まったりしたんですよね」と、不可解な現象も起こっていたそう。ホラー映画を数多く手がけている山田監督はそんなときにも淡々としていたそうで「よくあるんですよ。いつものことなんで、それよりもスケジュールを守らなくては」とあっさりとコメント。撮影中にすぐ近くにある鏡が突然割れるという体験をした馬場さんも「スタッフさんとかみんな“やべえよ!”ってなってるときに監督が“はい、撮りましょ”って。監督のおかげであんまり怖い思い出にならなかったと思います」と振り返りました。

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ポスターを持った上野 優華さん(中央)と、水崎綾女さん(左)、馬場良馬さん

 現在15歳の上野優華さんはじめ、期待の若手キャストの共演で学校のトイレに潜む恐怖を描いた『トイレの花子さん 新劇場版』は6月29日(土)より7月5日(金)までワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて上映中。7月24日には上野さんの歌う主題歌「君がいた空」のCDがリリースされます。

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