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市民による映画祭「三鷹コミュニティシネマ映画祭」11月22日より開催、数々の名作を上映

 「三鷹に常設の映画館を!」と願う市民有志の企画・運営により2010年以降年1回開催されている「三鷹コミュニティシネマ映画祭」が、今年2013年も11月22日(金)より24日(日)までの3日間、三鷹産業プラザ7階にて開催されます。4組の「名監督と名女優」コンビの名作や、金子修介監督の“幻の傑作”『毎日が夏休み』などが上映されます。

※追加情報あり!→「第4回三鷹コミュニティシネマ映画祭」11月23日のトークショーに佐伯日菜子さん出演決定!

 日本映画が上映されるのは、22日と23日の2日間。
 22日は「平成25年度文化庁優秀映画鑑賞推進事業“映画史に残る名コンビ、邦画の巨匠と女優編”」と題し、監督と女優の運命的な出会いにより生まれた日本映画の名作を上映。〈溝口健二・山田五十鈴〉コンビの『浪華悲歌』(1936年)、〈成瀬巳喜男・高峰秀子〉コンビの『稲妻』(1952年)、〈増村保造・若尾文子〉コンビの『華岡青洲の妻』(1958年)、〈山田洋次・倍賞千恵子〉コンビの『愛の讃歌』(1967年)の4本が上映。1本500円、2本以上は何本でも1000円というお得な鑑賞料金となっています。
 23日は、三鷹に縁のある映画人の作品を紹介する企画「三鷹の映画人 vol.2」として、中高生時代を三鷹で過ごした金子修介監督の作品を特集。計3作が製作された平成ガメラシリーズの幕開けとなった怪獣映画の傑作『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995年)と、大島弓子さんの漫画の映画化作品で女優・佐伯日菜子さんの映画デビュー作でもある『毎日が夏休み』(1994年)の2本が上映されます。『毎日が夏休み』は権利元の関係で現在DVDソフトは廃盤、上映も難しい“幻の傑作”となっており、今回のフィルム上映は貴重な機会。さらに上映後には、金子監督の実弟で三鷹在住の脚本家・金子二郎さんを聞き手に、金子監督を迎えてのトークショーもおこなわれます。

 また、24日は「【三鷹オスカー、一日だけ復活!! 第4弾】「映画史に残る名コンビ、洋画の巨匠と男優編」」と題して、かつて三鷹にあった名画座・三鷹オスカーの番組編成担当だった鶴田浩司さんが選んだ『サクリファイス』(1986年・スウェーデン=フランス/アンドレイ・タルコフスキー監督)、『勝手にしやがれ』(1960年・仏/ジャン=リュック・ゴダール監督)の2本が上映されます。

 作品はすべて35mmフィルムによる上映。今年3月に映画祭実行委員会が35mm映写機を購入しており、今回は上映まで市民の手によっておこなう初の映画祭となっています。
 三鷹オスカーの経営者を父に持ち「三鷹コミュニティ映画祭」の前身となる上映会より協力している鶴田法男監督は今年も3日間とも会場に来場予定。23日の金子修介監督トークショーではMCをつとめます。

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