新作長編アニメ『アラーニェの虫籠』を制作中の坂本サク監督はじめ、4人のアニメーション作家が集まり作品上映とトークをおこなうイベント「怪異アニメーションの夢幻宇宙 ~恐怖を魅せるクリエイターたち~」が3月11日に世田谷のエムズ・カンティーナにて開催されます。
イベントに出演するのは、いずれも独自の世界を描き出すアニメーション作家たちです。
鉛筆画による長編アニメーション『緑子/MIDORI-KO』が海外の映画祭や美術館で上映され、新作『マチェーリカ/MATIERICA』の公開も控える黒坂圭太監督。
人気テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」シリーズディレクターや現在放送中の「タイガーマスクW」演出など、多くの東映アニメーション作品に参加しつつ、個人として自主制作のショートアニメーションを発表している角銅博之監督。
『HAND SOAP』がオランダアニメーション映画祭でグランプリを受賞するなど国内外の映画祭で多数の賞に輝き、鈴木卓爾監督の実写映画『私は猫ストーカー』『ゲゲゲの女房』ではアニメーションパートを担当している大山慶監督。
押井守監督『イノセンス』デジタルエフェクトやNHK「みんなのうた」枠で放送された短編アニメーションなどを手がけるほか「怪談新耳袋」タイトル映像など実写作品への参加も多い坂本サク監督。
イベントでは、黒坂圭太監督作品『緑子/MIDORI-KO』(55分)、角銅博之監督の短編集「角銅博之 怖い系アニメ集」(約25分)、大山慶監督作品『HAND SOAP』(16分)、現在制作中の坂本サク監督『アラーニェの虫籠』最新映像+予告編が上映されるのに加え、4人のアニメーション監督によるトークショーも開催。
トークショーには『アラーニェの虫籠』プロデューサーであり映画監督・脚本家・作家として多彩なかたちでホラー作品を手がけるクリエイター・福谷修さんも参加し、ホラー作品を中心に活躍する映画ライターの殿井君人さんがトークの進行役をつとめます。
また、前日の3月10日にも同じエムズ・カンティーナにて「プレ上映会」としてイベントが開催され、11日と同じ作品の上映と坂本監督と福谷修さんによるトークもおこなわれます(※黒坂監督、角銅監督、大山監督の出演は11日のみ)。