特撮ヒーローの古典が令和に蘇る『遊星王子2021』(8月27日公開)に特撮界のレジェンド俳優・団時朗さんときくち英一さんが出演することが発表され、ふたりも登場する特報第2弾が解禁されました。また、東京・名古屋で完成披露上映会の開催も決定しました。
『遊星王子2021』は、1958年から翌年にかけて放送されたテレビドラマ「遊星王子」を、河崎実監督のメガホン、日向野祥さんの主演、織田奈那さんのヒロイン役でリブートする作品。
製作発表以来、注目を集めているこの作品に、団時朗さんときくち英一さんが出演することがこのほど発表されました。
『遊星王子2021』で団時朗さんが演じる遊星王(左)ときくち英一さんが演じるタルタン星の王族
団時朗さんは1971年から放送された「帰ってきたウルトラマン」でウルトラマンに変身する主人公・郷秀樹を演じて人気となり(当時の芸名は団次郎)、近年もウルトラシリーズはじめ特撮作品に出演している、特撮界のレジェンドというべき存在。
きくち英一さんは同じく「帰ってきたウルトラマン」でウルトラマンのスーツアクターをつとめ(当時は菊池英一)、以降「電人ザボーガー」で主人公をサポートする中野刑事で出演しつつ殺陣師をつとめるなど、俳優・殺陣師として活躍、やはり特撮界のレジェンドで、河崎実監督の作品には常連として出演しています。
『遊星王子2021』では、団時朗さんは日向野祥さんが演じる遊星王子の父親・遊星王役で、きくち英一さんは遊星王子がかつて訪れたタルタン星の王族役でそれぞれ出演。
オリジナル版「遊星王子」は日本初の「宇宙から来たヒーロー」が主人公のテレビシリーズ。かつて絶大な人気を誇った「宇宙から来たヒーロー」の変身前と変身後を演じた団時朗さんときくち英一さんのコンビが、いわばひとつのルーツと言える作品のリブート作に出演し、日本特撮史のバトンをつなぎます。
解禁された特報第2弾では、団時朗さん、きくち英一さんの出演映像のほか、空を飛ぶ遊星王子の新たな映像も含まれ、作品への期待を高めます。
また、8月の公開に先駆け、7月に東京と名古屋で完成披露上映会が開催されることも発表されました。
東京で7月18日(日)に全電通ホールで、名古屋で7月24日(土)に今池ガスホールで開催される完成披露上映会は、東京は日向野祥さん、織田奈那さん、若林司さん、河崎実監督の4人が、名古屋は日向野さん、織田さん、河崎監督の3人が出演。
両会場とも1部、2部、3部の3部制で開催され、メイキング上映とトークショー、本編上映とミニトークなど各部で異なる盛りだくさんな内容となっています。
完成披露上映会の詳細な内容などは公式サイトに掲載されています。
“バカ映画の巨匠”という異名を持ち、アマチュア時代から特撮ヒーローへの深い愛情を見せてきた河崎実監督がメガホンをとり、舞台で人気の日向野祥さんが遊星王子とアイドル役の一人二役で主演をつとめる『遊星王子2021』。
レジェンド俳優の出演でさらに注目も高まる『遊星王子2021』は、8月27日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷で公開、ほか全国順次公開されます。
『遊星王子2021』あらすじ
1基の宇宙船が地球に墜落してから200年後の日本。長い眠りから覚めたMP5星雲第四遊星の王子は、パン屋の娘・君子の前に突如現れ、絶体絶命のピンチから彼女を救った。
パン屋に居候することになった遊星王子は、地球人と触れ合い、時にはトップアイドルと入れ替わったり、しつこく現れる宇宙からの侵略者・タルタン人から街を守ったり、地球生活を満喫していた―――ようにみえるが、墜落の衝撃で記憶の大部分を失くし、第四遊星へ戻るすべが分からずにいた。
地球を守るヒーローとして一躍国民の人気者になった王子だったが、タルタン人によって王子の正体は「宇宙の破壊者」だと、日本中に暴露されることに…。
果たして、遊星王子は正義の味方なのか?否、王子こそが侵略者なのか?
地球の運命やいかに!?