神威杏次監督率いる“神威組”の新作サスペンス『7WAYS』（６月３日東京公開）の７月15日大阪公開に向け、７月１日に大阪のシアターセブンで出演者のトークや特別映像の上映などのプレイベントが開催されます。

　俳優としての活動を経て、TEAM KAMUI＝神威組を率いて精力的に映画制作をおこなう神威杏次（かむい・きょうじ）監督の新作となる『7WAYS』は、ある孤島を訪れた女性作家を主人公に、孤島での事件と探偵が受けた依頼が交錯していくストーリーで、これまで神威監督が送り出してきたライト感覚の無国籍ハードボイルドとは一転、衝撃の展開が待つシリアス・サスペンスとなっています。
　劇団「遅咲会」主宰で神威監督とお互いを「同志」と呼ぶ女優・中川ミコさんが長編映画初主演をつとめるのをはじめ、お笑いコンビ・猿岩石で活躍した森脇和成さんら多彩なキャストが出演、神威監督も探偵役で出演しています。

　東京では池袋シネマ・ロサで６月３日土曜日より上映される『7WAYS』は、７月15日土曜日より十三のシアターセブンで大阪公開。それに向けた「映画『7WAYS』大阪公開プレイベント」が、同じくシアターセブンで７月１日土曜日に開催されることが決定しました。

　プレイベントには、出演者から探偵・黒猫役の神威杏次監督と、主人公の姉・香織役のたかはしあいこさんの、大阪出身のふたりが“凱旋登壇”するのに加え、ほかのキャストもオンラインで登壇。撮影裏話などのトークが繰り広げられます。
　そしてトークに加えて『7WAYS』主演の中川ミコさんの神威監督作品初出演作となる短編『マイ・ガール』（２０１８年・21分）や『7WAYS』の本編映像の一部、神威監督の前作『ムーンライト・ビター』（２０２２年）メイキング映像など、特別映像を上映。
　さらにサイン会、撮影会など、ファンの方々との交流を重視した企画も用意されており、神威監督は「常に、応援するファンと共に歩んできた神威組らしい楽しいイベントにしたい」と意気込みを語っています。

　プレイベントチケットは、５月20日土曜日正午より、シアターセブン劇場窓口およびウェブサイトの専用ページで発売されます。

　驚愕の脚本マジックによるラスト30分の衝撃が待つ『7WAYS』は、６月３日土曜日より東京の池袋シネマ・ロサにて、７月15日土曜日より大阪・十三のシアターセブンにて、それぞれ公開されます。

『7WAYS』あらすじ

　作家のナオ（中川ミコ）は、とある孤島にやってきた。異空間のようなモーテルの先客は、役作りのために滞在している舞台俳優・銀次（坂本三成）。経営者であるマスター（蜂谷英昭）がナオを迎えた。
　そこに、隣島の刑務所から脱獄してきた男2人、成瀬（森脇和成）と嶋村（萩田博之）。さらに、突発的な嵐で街からの一本道が土砂崩れで塞がれたため行き場を失った女2人、千夏（萩原佐代子）と涼香（牧野美千子）がやってくる。続々と現れるワケアリな人間たち。まもなくラジオから流れたのは、街で起こった宝石強盗殺人事件のニュース。犯人は女の二人組だという。
　一方、探偵・黒猫（神威杏次）は、ナオの姉である香織（たかはしあいこ）から「妹を助けてほしい」との依頼を受けていた。ナオは、ある殺人事件の容疑者として逮捕されていたが、裁判では、とある事情から無罪の判決が下りていた。すでに無罪の判決を受けているナオを助けるとはどういう意味なのか。黒猫に協力を求められた警部の麻生（工藤俊作）とミサト（平塚千瑛）は、孤島での出来事について、その場にいた七人全員から事情聴取を進めていく。