3人の男女と猫との共同生活を描いた人気コミックを、安達祐実さん、倉科カナさん、渡邊圭祐さんの主演で実写映画化した『三日月とネコ』(5月24日公開/上村奈帆監督)に、小林聡美さん、山中崇さん、石川瑠華さんらが出演することが新たに発表されました。
『三日月とネコ』は、雑誌「anan」が選ぶ「第1回猫マンガ大賞」にも選ばれたウオズミアミさんの同名コミックの実写映画化。「猫好き」という共通点のほかは年齢も仕事も違い、恋人でも家族でもない3人の男女が、熊本地震をきっかけに始める、猫と一緒の共同生活が描かれていきます。
主演をつとめるのは、書店で働く40代のお一人様女性・戸馳灯 (とばせ・あかり)を演じる安達祐実さん、30代の女医・三角鹿乃子(みすみ・かのこ)を演じる倉科カナさん、20代でアパレルショップ勤務の波多浦仁 (はたうら・じん)を演じる渡邊圭祐さんの3人。
テレビドラマ「夫を社会的に抹殺する5つの方法」(2023年)のメイン監督・脚本や劇場公開作『市子』(2023年/戸田彬弘監督)脚本などで注目を集め、監督作『書くが、まま』(2018年)『僕の一番好きだった人』(2020年)でも高い評価を得ている上村奈帆監督が、脚本と監督をつとめます。
昨年11月に主演3人が発表されたのに続き、このほど共演のキャストが新たに発表されました。
鹿乃子と親しくなる小説家・網田すみ江(おうだすみえ)役に、映画『かもめ食堂』(2005年/荻上直子監督)や伝説的テレビドラマ「やっぱり猫が好き」など、数々の作品でその存在感を発揮する小林聡美さん。
灯と知り合うバツイチの編集者・長浜一生(ながはま・いっせい)役には「VIVANT」(2023年)「ブラックファミリア」(2023年)など話題のテレビドラマや映画・舞台に出演し幅広い役をこなす山中崇さん。
仁の気になる存在となる牛丸つぐみ(うしまる・つぐみ)役には、主演作『猿楽町で会いましょう』(2019年/児山隆監督)や『市子』などでその演技が高く評価される若手の石川瑠華さん。
さらに、『大坂闇金』(2020年/石原貴洋監督)などの柾木玲弥さん、『幕が下りたら会いましょう』(2021年/前田聖来監督)などの日高七海さん、『馬の骨』(2018年/桐生コウジ監督)などの小島藤子さんと、若手実力派に加え、永いキャリアを持つ川上麻衣子さんが出演します。
共演キャスト発表に合わせ、網田すみ江役の小林聡美3、長浜一生役の山中崇さん、牛丸つぐみ役の石川瑠華さんが、それぞれコメントを発表しています。
網田すみ江役:小林聡美さんコメント
網田すみ江を演じさせていただきました。自分らしく生きる道を模索する主人公たちに「生き方は、人の数だけある」と背中を押す、なんだか頼もしい大人でした。この映画がみなさんの背中も押してくれますように。
長浜一生役:山中崇さんコメント
「熊本には本屋さんが全然なくて、それでお店始めたんです」撮影の合間にふと入ったちいさなお店で、店主はそう話していました。あたたかな作品がたくさん並んでいました。この作品も、きっとあなたにとってあたたかい、はずです。
牛丸つぐみ役:石川瑠華さんコメント
名前をつけて分類するのであればアセクシャルという生き方をするつぐみちゃんを演じることは、自分を一から考える機会になりました。
現場の雰囲気は原作の温度感をそのまま感じられるような温かさだったので、この映画にもそれが映っていたらいいなと思います。
また「猫の日」である2月22日に東京のユナイテッド・シネマ豊洲で完成披露試写会の開催が決定しています。
完成披露試写会では作品の上映に加え、主演の安達祐実さん、倉科カナさん、渡邊圭祐さんと、山中崇さん、石川瑠華さんによる舞台あいさつも予定。
現在『三日月とネコ』公式サイトで試写会招待の応募受付がおこなわれています。