大学のアメフト部を舞台にした小野峻志監督の“スポ根ホラーラブコメ”『翔んだタックル大旋風』(今冬公開予定)の新たなキャスト情報が解禁され、水石亜飛夢さんと佐野史郎さんの出演が発表されました。
『翔んだタックル大旋風』は、スポ根漫画とポルノ映画というふたつの「昭和の娯楽」のテイストを融合させた『野球どアホウ未亡人』(2023年)がインディーズ作品ながらスマッシュヒットを記録、多くの熱狂的ファンを生んで話題となった小野峻志監督が商業映画のフィールドで送る待望の新作。
大学のアメリカンフットボール部を舞台に、憧れの先輩の面影を追う女子学生がマネージャー兼選手としてタックルの練習に明け暮れるスポ根ラブコメ要素に、殺人タックルによる惨殺事件が絡むという、カオスでジャンルレスな設定の「スポ根ホラーラブコメ」となっています。
すでに、映画『オカムロさん』(2022年/松野友喜人監督)『悪鬼のウイルス』(2025年/松野友喜人監督)で見事なアクションを披露した吉田怜香さんが主人公の秋子を演じ、アメフト部部長・平山役に「ウルトラマンZ」(2020年)主演などで知られ実際にアメフト経験を持つ平野宏周(ひらの・こうしゅう)さん、秋子の憧れの先輩・吉岡役に映画やドラマ・舞台で活躍する金子隼也さん、秋子の親友・百合子役には映画『対話する世界』(2023年/田口敬太監督)主演の夏海さんが出演、さらに『野球どアホウ未亡人』主演の森山みつきさんと同作で重要な役を演じた藤田健彦さんも出演することが発表されていましたが、このほど新たなキャストとして水石亜飛夢(みずいし・あとむ)さんと佐野史郎さんの出演が発表されました。
10代から舞台やテレビドラマ・映画で活躍し、スーパー戦隊シリーズ「魔進戦隊キラメイジャー」(2020年)や阪元裕吾監督『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ、映画『老ナルキソス』(2022年/東海林毅監督)など多彩なジャンルの作品に出演する水石亜飛夢さんが演じるのは、元・アメフト部員の佐々木。
長年にわたり映画やテレビドラマでさまざまな役を演じ、音楽や怪獣映画への造詣の深さでも知られるベテラン・佐野史郎さんが演じるのは、アメフト部の顧問・澤田。
水石さんと佐野さんは、それぞれコメントを発表しています。
![]()
元アメフト部員・佐々木役:水石亜飛夢さんコメント
小野監督にもお伝えしましたが、こんな脚本は初めてで。とにかく色んなジャンルが混じり合っている作品です。あのラストシーンは誰にも予測できないし、小野監督以外には書けないと思います。考えるより感じろ精神で、監督の世界に飛び込んでいた感覚です。
皆さん同様、僕も完成を楽しみにしております!
![]()
アメフト部顧問・澤田役:佐野史郎さんコメント
実際に起きた大学のアメフト部の不祥事を思わせる内容故、体育会系とはほど遠いサブカルの自分に、果たしてその監督役が務められるのか?と逡巡しましたが、外見や性格に捉われることなく、エゴ丸出しで保身を第一と世渡りをする監督の態度に現代社会を重ねてみました。
新たなキャスト情報の解禁に留まらず、7月上旬には特報映像の解禁を予定! タイトル通り日本映画界に旋風を巻き起こすこと必至の『翔んだタックル大旋風』は、今冬、劇場公開予定です。
『翔んだタックル大旋風』ストーリー
憧れの先輩・吉岡が所属する日ノ丸大学アメフト部のマネージャーとなった秋子。だが、チームは顧問・澤田の指示により、さまざまな危険プレイを重ね、試合出場停止。しかも、キャプテンの平山から「吉岡は試合中の事故で死んだ」と告げられ、秋子はショックを受ける。
だが、そこから一念発起し、自らアメフト選手になることを志願した秋子は、平山や親友の百合子の助けを借り、過酷な練習に打ち込む。
一方、城西署の刑事・沙織は、元部員の佐々木が関わるチームの重大な秘密を知るのだった―。