新鋭・清水友翔監督が故郷・岐阜を舞台に描いた青春映画『僕の中に咲く花火』が、8月22日より名古屋・岐阜先行公開、8月30日より全国公開となることが発表され、ポスターと予告編が解禁されました。
『僕の中に咲く花火』は、亡くなった母を忘れられず「死」への興味から非行に走る高校生が、さまざまな出会いの中で、いまを生きていくことを学んでいくひと夏の青春ストーリー。
メガホンをとったのは、これが初長編作となる清水友翔(しみず・ゆうと)監督。18歳で渡米し映画を学び、20歳で監督した短編がJapan Film Festival Los Angeles2022でBest J. Horror賞を受賞した期待の新鋭監督が、自らの体験をもとに脚本を執筆、つらい人に寄り添える映画をという思いで初の長編作に挑みました。
清水監督と同様アメリカで映画を学び『太秦ライムライト』(2013年)などの監督作がある映画監督・落合賢さんがプロデューサーとして若き監督をサポート、ハリウッドの映画づくりを知るふたりによって作品が完成しました。
難しい家庭環境を抱える主人公の高校生・大倉稔役には、テレビドラマなどでも活躍し、これが映画初主演となる安部伊織さんを起用。
稔が出会うヒロイン・水石朱里役には『タイムマシンガール』(2025年/木場明義監督)主演やテレビドラマ「パリピ孔明」(2024年)などの葵うたのさん。
稔の妹で引きこもり気味の鈴(すず)役には『ブルーを笑えるその日まで』(2022年/武田かりん監督)主演の角心菜(すみ・ここな)さん。
期待の若手俳優が顔を揃えているのに加え、稔の父親で家庭に向き合わない大倉剛役で国際的に活躍する加藤雅也さんが出演、さらにベテラン・渡辺哲さんも出演しています。
公開日発表にあたり解禁されたポスターヴィジュアルは、窓の外に視線を向ける主人公・稔の写真に「夏、静けさだけが 残った」というコピーが添えられ、稔の抱える空虚さを感じさせるようなデザイン。
予告編は、稔への「君は被害者やない。加害者や」というショッキングなセリフで幕を開け、稔の境遇を示すような場面がどこか不穏な雰囲気で続きつつ、朱里との出会いで変わっていく稔の世界、そしてタイトルの意味を予感させるようなセリフが続いていきます。