10月に東京の池袋シネマ・ロサでの公開が決定している鹿児島産インディーズ映画『エイタロウ』が、9月23日に舞台の鹿児島で舞台あいさつ付き最速先行上映が開催され、9月26日より鹿児島先行ロードショーされることが発表されました。
『エイタロウ』は、鹿児島で契約社員として働きながら役者として活動する主人公・エイタロウの周囲で起こるさまざまな出来事や、恩師に託された戯曲の上演を目指すエイタロウの姿を通して“地方役者のリアル”を描くヒューマンコメディ。
主演をつとめる德田英太郎さんの半生が元となったフィクションで、実際にビール会社の契約営業マンとして働きながら役者活動をしている德田さんが名前も設定もそのままに主演するのをはじめ、多くのキャストが本人役で出演するユニークな作品となっています。
監督は、助監督としてさまざまな作品に参加し、熊本地震のドキュメンタリー『西原村』(2018年)を監督した鹿児島出身の久保理茎(くぼ・りけい)監督がつとめています。
『エイタロウ』場面写真。德田英太郎さんが演じる主人公・エイタロウ
オール鹿児島ロケ、オール地方在住俳優で制作された鹿児島発インディーズ映画である『エイタロウ』が、10月4日より「インディーズ映画の聖地」である東京の池袋シネマ・ロサで公開。
それに先駆け、舞台でありロケ地である鹿児島での最速上映会と先行ロードショーが発表されました。
最速上映会は、シネコン・鹿児島ミッテ10で祝日の9月23日に開催。当日は上映後に主演の德田英太郎さんら出演者と久保理茎監督らによる舞台あいさつを予定。
先行ロードショーは同じく鹿児島ミッテ10で9月26日金曜日よりおこなわれます。(終映日未定)
映画のフィナーレを飾る劇中劇上演シーンでは観客役として500人のエキストラがボランティアで参加するなど、まさに地元の協力に支えられて完成した『エイタロウ』にふさわしく、地元への感謝を込めた最速上映と先行ロードショーとなり、鹿児島での上映を記念した90秒予告編も公開されています。
地方で活動する役者が抱える焦燥などを実体験をもとに描き“この星すべての田舎で表現を続ける者たちへ捧げる痛快悲喜劇!”となっている『エイタロウ』は、9月に鹿児島で最速上映と先行ロードショー、10月4日土曜日より池袋シネマ・ロサで公開されます。