三浦貴大さんと武田航平さんがダブル主演をつとめる沖正人監督『やがて海になる』が8月29日広島先行公開、10月24日全国公開されるのを前に、アザーポスターと予告編が解禁されました。
『やがて海になる』は、コロナ禍に制作した短編『ある役者達の風景』(2020年)が大きな話題となり、自らリメイクした長編版『ある役者達の風景』(2021年)がヒットを記録した沖正人監督が、瀬戸内の島に位置する故郷の広島県江田島市を舞台に、自身の人生を投影して描くヒューマンストーリー。
故郷の島を出ることなく生きている修司と、その幼なじみで東京で映画監督となり撮影のために島に戻ってきた和也、ふたりがかつて想いを寄せていた幸恵、高校時代の同級生だった3人の人生が再び交錯していく姿を通して、年齢を重ねた男女の《第二の青春》が描かれていきます。
修司を演じるのは大ヒット中の『国宝』(2025年/李相日監督)や主演作『行きがけの空』(2025年/西谷真一監督)などの三浦貴大さん、和也役にはテレビドラマ「晩酌の流儀」シリーズや主演ドラマ「オールドファッションカップケーキ」(2022年)などの武田航平さんと、多くの映画やテレビドラマなどに出演する同世代のふたりがダブル主演。
さらに、幸恵を宝塚歌劇団出身でテレビドラマ「波うららかに、めおと日和」(2025年)や映画『窮鼠はチーズの夢を見る』(2020年/行定勲監督)などで活躍する咲妃みゆ(さきひ・みゆ)さんが演じ、高校時代の3人役で修司を後藤陽向(ごとう・ひなた)さん、和也を市村優汰(いちむら・ゆうた)さん、幸恵を川口真奈さんと、期待の若手俳優が出演するほか、占部房子さん、白川和子さん、大谷亮介さん、渡辺哲さんら、多彩なキャストが揃いました。
このほど解禁されたアザーポスターは、雨の中に立つ高校時代の主人公たちの姿に「あの海が憶えている――」というコピーが添えられ、上部に現在の修司、和也、幸恵が配されたデザイン。
予告編は、修司が海に浮かぶ印象的な場面で幕を開け、高校時代と交錯して映し出される修司と和也、幸恵の現在がそれぞれの抱える葛藤を感じさせるとともに「映画を作ること」が作品の大きな要素となっていることを感じさせる場面が続き、後半は注目のロックバンド・超☆社会的サンダルが書き下ろした主題歌「おとなになったら」が、登場人物たちに寄り添うように響きます。