売れない映画監督と不思議な女性の小さな旅を描いた足立紳監督の新作『Good Luck』の公開日が12月13日に決定し、ポスターヴィジュアルと予告編、場面写真が一挙解禁。さらに出演者の剛力彩芽さんと板谷由夏さんのコメントが公開されました。
『Good Luck』は、映画祭出席のため大分に来たものの作品を酷評され意気消沈の自称・映画監督の太郎が、失意の中で太郎の映画を観たという女性・未希と出会い、ふたりで一泊二日の小さな旅をするロードムービー。
監督・脚本は『雑魚どもよ、大志を抱け!』(2022年)『劇場版 それでも俺は、妻としたい』(2025年)などの監督作や、連続テレビ小説「ブギウギ」(2023年)脚本などで知られる足立紳監督。
当初は大分県別府市周辺を舞台に短編を制作する「別府短編映画プロジェクト」の第8弾となる短編企画としてスタートしましたが、ロケ地やキャストの魅力が足立監督を刺激して104分の長編として完成するという、異色の経緯で制作されました。
自称・映画監督の吉山太郎を演じるのは映画『SUPER HAPPY FOREVER』(2024年/五十嵐耕平監督)や連続テレビ小説「舞いあがれ!」(2022年)などに出演する佐野弘樹さん。太郎が出会う不思議な女性・砂原未希を演じるのは『Chime』(2024年/黒沢清監督)『バジーノイズ』(2024年/風間太樹監督)などの天野はなさん。
そのほか、加藤紗希さんや篠田諒さん、さらにかねてより足立監督作品のファンだったという剛力彩芽さんと板谷由夏さんが足立作品初出演を果たしています。
6月に解禁された『Good Luck』場面写真。佐野弘樹さん演じる吉山太郎(右)と、天野はなさん演じる砂原未希
すでに第20回大阪アジアン映画祭や、イタリアの第27回ウディネ・ファーイースト映画祭(27th Far East Film Festival)、中国の第27回上海交際映画祭と、国内外の映画祭で上映されているほか、今後もオランダのカメラジャパンフェスティバル(CAMERA JAPAN Festival 2025)、オーストリアのウィーンJAPANNUAL(Japannual 2025)、イタリアのバルセロナ・アジアン映画祭(The Asian Film Festival Barcelona)と、海外映画祭への正式出品が続くことが発表され、さらに国内でも栃木国際映画祭クロージング作品、下北沢映画祭オープニング作品に選出されるなど、国内外で着実を集めている『Good Luck』が、12月13日より劇場公開。
公開日決定にあわせて解禁されたポスターヴィジュアルは、ロケ地である豊後大野の名所・轟橋をバックにした太郎と未希が笑う、作品の持つ魅力が凝縮されたようなデザイン。
予告編は、太郎の「俺って……才能ありますか?」というセリフで幕を開け、作品を酷評され意気消沈の太郎が未希と出会い、ともに旅をする過程や、個性的な登場人物たちの姿が、軽快な音楽に乗せて映し出されていきます。
また、先行して解禁されていた3点の場面写真に加え、旅をする太郎と未希や登場人物、舞台である豊後大野の風景などをとらえた場面写真12点が新たに解禁されています。/p>
さらに、出演者の剛力彩芽さん、板谷由夏さんのコメントが発表されました。剛力さんのコメントにあるように、ふたりは劇中で2、3役を演じているとのことで、どんな役を演じているのかも楽しみです。
????役:剛力彩芽さんコメント
短編と聞いて参加させていただいた作品が…
えっ、長編に…⁈という驚きとともに
彼らの私生活を覗いているようなソワソワしながら…
もうっ、みんなに幸あれ。いいことあれ。と感じました。
クスッとできて、自分の中に眠っている何かが
呼び起こされそうな感じがする作品に参加させていただけたこととても嬉しく思います。
私は不思議な3役やらせていただき…楽しかったぁ。
念願の足立監督とご一緒させていただけ嬉しかったぁ。
いいことありました♡
観てくださるみなさまにも、いいことありますようにー…
????役:板谷由夏さんコメント
足立監督のイチファンとしては今回の作品に参加できたこと
本当に嬉しかったです。
ご縁があって別府の友人も増えました。大事にしたいなと思っています。
この仕事をしていて一番ありがたいことは出会いです。
映画を観たかたにも、良き出会いとなりますように。
「人生低迷中のふたり」の、おかしくも切ない小さな旅を描く『Good Luck』は、12月13日土曜日とり東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか、全国順次公開されます。