映画初主演のみやぞんさんが「熱血教師」を演じる相馬雄太監督の新作『星野先生は今日も走る』の公開日が2026年1月10日に決定し、ポスターヴィジュアルと予告編などが解禁されました。
『星野先生は今日も走る』は、小学校を舞台に「熱血教師」を目指す新任教師の星野先生が、生徒たちの悩みを解決するため奮闘するストーリー。熱血教師のヒューマンストーリーであるとともに、読み書き障害やギフテッド、不登校、教育虐待など、現代の子どもたちが直面する問題を真摯に扱う社会派作品にもなっています。
メガホンをとったのは相馬雄太監督。「子どもと社会問題」をテーマにした短編で多くの国内映画祭受賞歴を持ち、子どもの視点で震災からの心の復興を描いた『僕のなかのブウラウニー』(2025年)で商業監督デビューを果たした新鋭が、学校を舞台に長編作品を送り出します。
脚本は、第30回日本アカデミー賞優秀脚本賞に輝いた『明日の記憶』(2005年/堤幸彦監督)をはじめ多くの作品を手がける脚本家の三浦有為子さん。『僕のなかのブラウニー』に続き相馬監督とタッグを組んでいます。
キャストには、バラエティに富んだ才能たちが集結しました。
お笑い芸人としてテレビなどで活躍するみやぞんさんが、産休代理教員として赴任する新任教師・星野裕一を演じて映画初主演。
そして、熱血を目指す星野先生の行動に疑問を投げかける同僚教師の花浦詩織を『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(2013年/小泉徳宏監督)でデビュー以降さまざまな作品に出演し歌手としても人気の大原櫻子さんが演じるほか、「仮面ライダーディケイド」(2009年)主演で人気となり俳優に留まらず多彩な活躍を見せる井上正大さん、近年は映画プロデューサーとしても活躍する小沢まゆさんが出演。
さらに、テレビドラマ「放課後カルテ」(2024年)出演の山口暖人(やまぐち・はるひ)さんと柊悟(しゅうご)さん、劇場アニメ『すずめの戸締まり』(2022年/新海誠監督)で主人公の幼少期の声を演じた三浦あかりさんと、2012年生まれの俳優陣が生徒役で出演、現在の子どもをリアルに演じます。
解禁された『星野先生は今日も走る』場面写真。みやぞんさんが演じる主人公・星野先生こと星野裕一
解禁された『星野先生は今日も走る』場面写真。大原櫻子さん演じる同僚教師の花浦詩織
解禁された『星野先生は今日も走る』場面写真。山口暖人さんが演じる生徒の伊藤瑛斗
解禁された『星野先生は今日も走る』場面写真。柊吾さんが演じる生徒の春風理央
解禁された『星野先生は今日も走る』場面写真。三浦あかりさんが演じる生徒の宮本カナ(左)
解禁された『星野先生は今日も走る』場面写真
解禁されたポスターヴィジュアルは、普段のみやぞんさんとは髪型も違いガラッとイメージの異なる「星野先生」を登場人物の顔写真が取り巻き、星野先生のモットーらしき「先生、みんなのことを 家族だと思っている」というコピーが添えられたデザイン。
予告編は、、黒板の前に立ち「星野裕一。熱血教師です!」と自己紹介する星野先生の姿で幕を開け、受け持った6年2組の生徒たちが抱える問題に気づき、行動を始める星野先生が、同僚の花浦先生たちの姿とともに描かれ、後半はHazy Sparkleによる主題歌「宝石」に乗せて、多彩な登場人物たちが紹介され、最後には「これはただの教師物語ではない」というメッセージで締めくくられます。
主演のオファーに「絶対間違いだから」「詐欺だから」と思ったと制作発表時にコメントしていたみやぞんさんがどんな演技を見せているのか、そして相馬監督と三浦さんのコンビが「現代の子どもたちへの大人の向き合い方」をどう描いているのかも期待の『星野先生は今日も走る』は、2026年1月10日土曜日より、東京の新宿K's cinemaにてロードショーされます。
『星野先生は今日も走る』ストーリー
「星野裕一、熱血教師です。今日から先生はみんなの家族です」
船岡小学校6年2組に産休代替教師としてやってきた星野は、開口一番、生徒達にそう挨拶した。思わず吹き出す生徒達。だが星野は真剣だった。長年、塾講師を勤めてきた星野にとって小学校教師は憧れの仕事だったのだ。
理想の「熱血教師」に近づくべく、時には真剣に、時にはユーモラスに、全身全霊で子供たちにぶつかる星野は、たちまち学校の人気者に。生徒の一人、春風理央はそんな星野を信頼し、「読み書き障害」があるという秘密を打ち明け、朝や放課後の時間を使って、一緒に学習に取り組むようになる。そんな星野の熱心な仕事ぶりに、同僚の花浦先生や他の教師たちも、徐々に信頼を置くようになっていく。
やがて星野はクラスの中に深刻な問題を抱えている生徒が他にもいる事に気付く。ギフティッドである故に不登校になっている宮本カナ。そして父親に教育虐待を受けている伊藤瑛斗。彼らの悩みを解決すべく、星野はある行動に出る。