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悲しいボーイフレンド

監督:草野陽花
出演:寺脇康文 寺島咲 松下優也 上田結 清水くるみ 内山理名 ほか

2009年2月21日(土)よりシネマート六本木ほか全国順次ロードショー

2008年/カラー/ヴィスタサイズ/ステレオ/87分

イントロダクション

作品スチール

 映像と音楽のコラボレーションで送る話題の映画シリーズ“CineMusica”の6作目となる作品が完成した。日本を代表する女性シンガー・渡辺美里が1985年に発表したアルバム「eyes」に収録された同タイトル曲からインスパイアされて生まれた『悲しいボーイフレンド』だ。
 忙しい日々を送るサラリーマン・岩津は、1本の電話をきっかけに謎の少女と出会い、中学時代の記憶を呼び起こされる――。
 主演は、舞台、ドラマ、映画で活躍し、近年はドラマ「相棒」シリーズでさらにファン層を広げた寺脇康文。初の単独主演作となる本作では、自分の過去と向きあっていく中年を繊細に演じてみせた。
 岩津を過去へと誘う謎の少女には『水の花』『転校生 さよならあなた』など話題作への出演が続く寺島咲が扮し、その透明感と危うさを持った独自の存在感を発揮している。
 そして、中学生時代の岩津役で昨年デビューし注目を集めるシンガー・松下優也が演技に挑み、主題歌も担当している。そのほか、岩津の中学時代の思い出の少女・昌子にシネムジカ・ヒロインオーディションで選ばれた新人の上田結、アミューズ30周年オーディションでグランプリを受賞した清水くるみというフレッシュなキャストに加え、ドラマ、映画、舞台ですでにその実力に定評のある内山理名が教師役で出演している。
 監督は、2008年公開の『ブラブラバンバン』で注目を集めた草野陽花。現在と1980年代を織り交ぜながら、初恋のころの懐かしく、そして切ない記憶を蘇らせる、大人のための初恋物語を完成させた。

ストーリー

作品スチール

 夏の日差しが照りつける中、車を走らす岩津(寺脇康文)。そのカーラジオからは、岩津が中学生だった1985年の曲「悲しいボーイフレンド」が流れていた――。
 東京の製薬会社で働く岩津は37歳の営業課長。部下の失敗をフォローしたりと、毎日を忙しく過ごしている。ある夜、岩津の携帯に奇妙な電話が入った。疲れていた岩津は、少女の声で「あの」とだけ告げたその電話を気に留めることもなく、眠りについていった。
 それから数日後、今度は昼休みに岩津の携帯が鳴った。「今日、会えませんか?」と言う電話の声を訝しがる岩津だったが、すぐそばの歩道橋に電話の主の少女(寺島咲)がいるのをを見つける。岩津が通っていた中学の制服を着たその少女・香奈は、岩津の年齢や、岩津が独身であることまで知っていた。学校で岩津の載った昔の卒業アルバムを見て、西宮から会いに来たのだという。
 岩津は「私と旅行してくれませんか?」と言い出す香奈を相手にせずに家に帰るよう諭すが、香奈の仕組んだ強引な手段に引っかかり、神戸・三ノ宮まで行く羽目になってしまう。
 さらに香奈は、岩津を彼が15歳まで過ごした西宮へと連れて行き、母校である中学校を訪ねる。二十数年ぶりに訪れた学校で、岩津の胸に蘇ってくる中学時代の記憶。そして香奈は、岩津の過去を次々と呼び覚ましていく。岩津の目に浮かんでくる過去の風景。その中には、中学のときに付きあっていた昌子(上田結)の姿があった……。

キャスト

  • 寺脇康文

  • 寺島咲

  • 松下優也
  • 上田結(新人)
  • 清水くるみ

  • 内山理名

スタッフ

  • 監督:草野陽花

  • エグゼクティブプロデューサー:一志順夫
  • 企画プロデューサー:村山達哉
  • プロデューサー:松岡周作
  • 脚本:草野陽花/祢寝彩木

  • 撮影:鈴木一博
  • 録音:鈴木明彦
  • 美術:羽賀香織
  • 編集:日見田健
  • 助監督:千村利光
  • 制作担当:錦貫仁

  • 音楽:村山達哉/TOKYO GRAND ORCHESTRA
  • 挿入歌:渡辺美里「悲しいボーイフレンド」(Epic Records Japan)
  • 主題歌:松下優也「Mr."Broken Heart"」(Epic Records Japan)

  • 製作:「悲しいボーイフレンド」製作委員会(エピックレコードジャパン/ジョリー・ロジャー/キューブ/ボイス&ハート/フロンテッジ/tvk/テレ玉/チバテレビ/三重テレビ/KBS京都/サンテレビ)
  • 制作プロダクション:ボイス&ハート/オフィスレグルズ
  • 配給:ジョリー・ロジャー

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