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『悲しいボーイフレンド』完成披露試写会/プレミアムトーク&ライブ

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トークイベントに出演した寺脇康文さん、渡辺美里さん、草野陽花監督(左から)

 渡辺美里さんの名曲をモチーフに、寺脇康文さんが初の単独主演をつとめた映画『悲しいボーイフレンド』(2月21日公開)の完成披露試写会とプレミアムトーク&ライブイベントが、1月11日に恵比寿SPAZIO2でおこなわれました。
 イベントは渡辺美里さんのプレミアムライブでスタート。普段の渡辺さんのコンサートではあり得ないような小さな会場、近い距離でのライブに参加できたのは、多数の応募者から抽選で選ばれた100人の観客。渡辺さんは「みなさん(近すぎて)固まってませんか? 息してますか?」と声をかけながら、ギター、ピアノ、パーカッションの3人編成のバンドをバックに、映画の挿入歌にもなっている「悲しいボーイフレンド」やヒットナンバー「My Revolution」など6曲を披露しました。
 ライブに続くトークでは、サプライズゲストとして寺脇さんと草野陽花(くさの・ようか)監督が登場。かねてから寺脇さんの大ファンだったという渡辺さんは「こんな日が来るとは思ってもいませんでした。ほんとに寺脇さんが大好きです」と笑顔で語りました。
 脚本を読んで「自分が演技をしている画が浮かんできて、ほかの人に取られたくない」と出演を自ら熱望したという寺脇さんは、渡辺さんの曲について「脚本と同じようにキューンとくるものがあるんです」と印象を語り、渡辺さんも「私も歌うたびにキューンとなるんです。年齢を関係なくキューンとくることってすごく大事な財産だなって思うので、歌が映画に使っていただけるのはすごく嬉しいです」とコメント。草野監督は「(歌詞のように)エンジンの音を聞いたあと彼氏を迎えにいく映画ではないんですけど“悲しいボーイフレンド”から派生したひとつのアナザーストーリーと思って観ていただくと、すごく腑に落ちるんじゃないかなと思います」と映画について語りました。

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「寺脇さんがすごくセクシーです。アラフォーといわれるような世代の男性の方の色香というものが感じられる映画だと思って拝見しました」と映画の印象を語った渡辺美里さん

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「曲を聴いたときにこの映画を思い出していただきたいし、映画のことを思い出したときには曲のことを思い出すような、ふたつが一体化したような作品です」と主演の寺脇康文さん

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草野陽花監督は渡辺さんの楽曲について「テレビから流れてきたときのことをよく覚えていて、兄貴とふたりで“これすごくいいよね”と、胸に刺さった記憶があります」と思い出を披露

 トークイベントは「自分の作る映画は永く観られる映画であってほしいなと思うし、渡辺さんの楽曲も永く歌い継がれるのだろうと思いますし、映画と楽曲がふたつ一緒にみなさんの心に刻まれることを望んでおります」(草野監督)、「陽花監督の名前のとおりきれいな映画になっていますし、はやりのテンポアップした物語ではなく、きちんと空気感を切り取っていってくださっています。ぼくの演じた役と寺島咲ちゃんの演じた役と、ふたりと一緒に旅をしていってくれれば嬉しいです」(寺脇さん)、「恋の行方がうまくいくものであろうと、そうでなかろうと、誰かのことを思いっきり好きになりたい、たまらなく好きになりたいと思える映画です」(渡辺さん)という3人の言葉で締めくくられました。

 昨年公開の『ブラブラバンバン』で注目を集めた草野監督がメガホンをとった映画『悲しいボーイフレンド』は、寺脇さん演じる主人公・岩津が寺島咲さんが演じる謎の少女・香奈と出会い、過去の記憶をたどっていくストーリー。映像と音楽のコラボレーションによる“CineMusica”シリーズの第6弾となっており、2月21日(土)よりシネマート六本木ほか、全国順次ロードショーされます。

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