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作品スチール

ポテチ

監督:中村義洋
出演:濱田岳 木村文乃 大森南朋 石田えり ほか

2012年4月7日(土)より仙台先行ロードショー 5月12日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

2012年/カラー/ビスタサイズ/5.1ch デジタルサラウンド/68分

イントロダクション

作品スチール

 多くの作品が映画化されている人気作家・伊坂幸太郎。『チーム・バチスタの栄光』『ジャージの二人』などの気鋭の映画監督・中村義洋。年齢も近いふたりは、原作者と監督として『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』を送り出してきた名コンビだ。この伊坂×中村コンビに『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』で音楽を手がけたミュージシャン・斉藤和義を加えた3人が、再集結を果たして生まれた映画が『ポテチ』だ。
 主人公は空き巣の青年・今村。元・甲子園の星でいまはプロ野球の控え選手・尾崎と今村を結ぶ、ある絆とは――。
 今村を演じるのは『アヒルと鴨のコインロッカー』で主演をつとめ『フィッシュストーリー』『ゴールデンスランバー』にも出演し伊坂×中村作品には欠かせない濱田岳。今村の恋人・若葉には、CMや『極道めし』ヒロイン役で注目を集める期待の若手女優・木村文乃。今村の先輩・黒澤には、いまや日本映画界には欠かせない大森南朋。さらにベテランの石田えりが今村の母を演じるのに加え、監督の中村も、伊坂が中村をイメージして書いたキャラクター・中村親分役で俳優としての顔も見せる。
 これまでの伊坂・中村作品と同様に『ポテチ』も宮城・仙台を舞台としている。2011年3月の震災を期に、被災した仙台でもう1度映画を作ろうという伊坂や中村、斉藤の想いが結実し、3ヶ月というわずかな準備期間を経て、仙台オールロケで『ポテチ』は撮影された。映画『ポテチ』が、目には見えないけれども人と人を結び付けている“絆”を描いているように『ポテチ』という作品自体もまた、製作に携わった人々の“絆”で生まれた作品なのだ。
 68分という劇場映画としては短い上映時間の中で、あたたかな感情をテンポよく描いた人間ドラマ。それが『ポテチ』だ。

ストーリー

作品スチール

 今村(濱田岳)の仕事は“空き巣”。ある日、仕事の現場を見てみたいという恋人の若葉(木村文乃)を連れて今村がやって来たのは、そこそこ豪華なマンションの一室。ところが、今村は部屋に置いてあるトレーニング器具で筋トレを始めたりと盗みをする様子は一向にない。部屋の主がいつ帰ってくるかわからないと心配する若葉に、今村はテレビを付けてみせる。テレビに映っているのはプロ野球の試合の生中継。この部屋の主は、今村と同い年で、かつて甲子園を沸かせたプロ野球選手・尾崎なのだ。いまは控え選手で試合には出場していないものの、一軍に選手登録されている尾崎は、試合の間は帰ってくる心配はない。するとそのとき突然、部屋の電話が鳴り出した。留守電にメッセージを残す電話の声は若い女性。どうやら、誰かに脅されていて尾崎に助けを求めているらしい。
 実は、今村と若葉が付き合うようになったのは、以前、今村が忍び込んだ部屋に若葉が電話をかけてきたのがきっかけだった。同じような状況に、今回も今村は放っておくことができない。勝手に“尾崎の代理”として女性を助けに向かう。空き巣の先輩・黒澤(大森南朋)の力を借りて、電話をかけてきた女性の周辺を調べはじめる今村。
 やがて、今村と若葉たちは意外な事実を知ることになる。気持ちがおさまらずにポテトチップスをヤケ食いする今村の目から流れる涙の理由が、若葉にはわからなかった……。
 今村、若葉、黒澤、そして今村の母・弓子(石田えり)。それぞれの想いが交錯する中、仙台の街にささやかな奇跡が起きようとしていた……。

キャスト

  • 今村忠司:濱田岳
  • 大西若葉:木村文乃

  • 落合修輔:中林大樹
  • ミユ:松岡茉優

  • 堂島監督:桜金造
  • 尾崎選手:阿部亮平
  • 中村親分:中村義洋

  • 黒澤:大森南朋

  • 今村弓子:石田えり

スタッフ

  • 脚本・監督:中村義洋

  • 原作:伊坂幸太郎「ポテチ」(新潮文庫「フィッシュストーリー」所収)

  • 企画・プロデュース:松本整/宇田川寧
  • 企画協力プロデューサー:遠藤日登思
  • プロデューサー:若林雄介

  • 撮影:相馬大輔(J.S.C)
  • 照明:佐藤浩太
  • 美術:尾関龍生
  • 録音:小林圭一
  • 衣裳:西留由起子
  • ヘアメイク:池田美里
  • 編集:李英美
  • 整音:石貝洋
  • ポストプロダクションプロデューサー:篠田学
  • VFXスーパーバイザー:大萩真司
  • 仕上スクリプター:小林加苗
  • キャスティング:山口正志/安生泰子
  • 宣伝プロデューサー:神山明
  • 助監督:平林克理
  • 制作担当:村松大輔

  • 音楽:斉藤和義
  • 主題歌:斉藤和義「今夜、リンゴの木の下で」(SPEEDSTAR RECORDS)

  • 製作プロダクション:スモーク
  • 制作協力:ダブ
  • 製作:ショウゲート/東日本放送/河北新報社/スモーク
  • 企画協力:新潮社/アミューズソフトエンタテインメント
  • 協力:宮城県仙台市/宮城フィルムコミッション
  • 配給:ショウゲート

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