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新たなアクションスターが「本物の空手」を見せる! 『KARATE KILL /カラテ・キル』初日舞台あいさつ

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アクション映画らしくポーズを決める北村昭博さん、鎌田規昭さん、ハヤテさん、亜紗美さん、光武蔵人(みつたけ・くらんど)監督(左より)
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 ロサンゼルス在住の光武蔵人監督がメガホンをとり、アクション界の新星・ハヤテさんが主演をつとめた『KARATE KILL /カラテ・キル』が9月3日に初日を迎え、シネ・リーブル池袋でハヤテさんと共演の亜紗美さんら出演者と光武監督が舞台あいさつをおこないました。

 実際に空手師範でありアクロバティックなスポーツ・パルクールのコーディネーターとしても活躍するハヤテさんの映画初主演作となる『KARATE KILL /カラテ・キル』は、行方不明になった妹を救い出すため単身アメリカに渡った殺人空手の使い手・ケンジの活躍を、ほぼ全編アメリカロケで描いたバイオレンス・アクション。

 ケンジを演じたハヤテさんは、役について「監督とも“(ケンジは)あんまり器用じゃないほうがいい”みたいな話で、ぼくもよくある“ザ・殺し屋”みたいななんでもできちゃうキャラクターは違うと思ったので、ちょっとポンコツ目で“そこ選択間違ってるでしょ?”みたいなほうがケンジっぽいかなと思って役作りしました」とコメント。
 また、ハヤテさんは妹を大切に想うケンジの気持ちになりきるため、妹・マユミ役の紗倉まなさんの写真を携帯の画面にしていたそうで「写真を探したら、まなちゃんの写真ってだいたいセクシーなんですよね。お兄ちゃん困っちゃって(笑)。いい写真を見つけたと思ったら、監督とまなちゃんがふたりで写っている写真だったんですよ。だから監督を切って(紗倉さんだけにして)携帯の画面にしていたら、監督に見つかっちゃいまして“俺切ってるじゃん!”って(笑)」というエピソードを紹介して客席の笑いを誘いました。
 これまで『モンスターズ』『サムライ・アベンジャー/復讐剣盲狼』『女体銃 ガン・ウーマン/GUN WOMAN』と3作を送り出してきた光武監督は「ぼくのこれまでの3本は全部復讐劇だったので、今回はカラーを変えまして救出劇、レスキューものにしてみました。それでも復讐ものに引力を感じてしまうので復讐というエレメントも少し入っていますが、そういうところも含めて観ていただければと思います」と、新境地でもある『KARATE KILL /カラテ・キル』について語りました。

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ケンジを演じたハヤテさんは、役の紹介で「最愛の妹を助けに行く」と言うところを「最愛の娘」と言い間違えて、共演のみなさんからツッコミを入れられる一幕もありました

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ケイコ役の亜紗美さんは光武監督の作品には『女体銃 ガン・ウーマン/GUN WOMAN』に続いての出演。「紗倉まなです」とジョークのあいさつで客席の笑いを誘いました

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光武蔵人監督は「ぼくの監督第4作目で、いろいろ大変なこともありましたが自信作になっていますので、今日は楽しんでいただけたらと思っています」とあいさつしました

 ケンジがアメリカで出会う女性・ケイコを演じた亜紗美さんは、作品の見どころを質問されると「すべてが見どころと言っても過言ではない作品だと思っているんですけど、やっぱりなにを置いてもハヤテくんのパルクールと殺人空手、それがこの作品の代名詞になっているものなので、そこはぜひ瞬きしないくらいの勢いで観てほしいですね」と回答。
 劇中でハヤテさんと格闘シーンを演じている鎌田規昭さんも「とにかく(見どころは)ハヤテのアクションですよね。アクションというよりはこの人(=ハヤテさん)本物なので」と語り「ぼくはアクションが初めてでヘボヘボだったんです。そのヘボヘボアクションにハヤテが付き合ってくれまして、普通アクションは当てないようにやるんですけど、ハヤテは“ほんとに殴ってください、ぼくはよけますんで”と言ってくれて、そういう緊張感が出ていると思います」と“本気”のアクションシーンをアピールしました。
 そして、アメリカ在住で国際的に活躍する北村昭博さんは「光武蔵人さんの才能が炸裂している映画だと思います。ぼくも蔵人さんもLA在住でけっこう長くて、15年くらい前に初めて会ったころはケンカばっかりしてたんですよ、ぼくも蔵人さんも当時は激しい性格だったので。そうやってケンカばかりしていた中、ぼくを役者として使ってくれて、さらにぼくの妻である川和美輝も紗倉まなさんの友人役で映画デビューさせてもらって、才能のある監督だし太っ腹だし、そういうところが本当に人間的にも尊敬できる人なんで、蔵人さんの才能をばっちりスクリーンで食らっちゃってください」と、違った角度から作品の見どころを挙げました。

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「この映画を作ってくれたのはハヤテとアクション監督の田渕(景也)率いるアクションチーム。この人たちが命がけで作ってくれました」とキャバクラ店長役の鎌田規昭さん

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鎌田さんは、田渕景也アクション監督はじめアクションチームの名前が入ったTシャツを広げてアクションチームへの感謝を示しました。※クリックで大きな画像に拡大します

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ロサンゼルスから来日した北村昭博さんは「この狂った映画を観に来てくれて、ほんとにありがとうございます。メチャメチャ感謝です。楽しんで帰ってください」とあいさつ

 光武監督は「みんなも言いましたが、ハヤテの空手というのは本物で、みなさんが“空手”と聞いたときにイメージする空手ではないと思います。その、ハヤテが習得した空手の特殊性といいますか、珍しさを観ていただけたらいいなと思います」とハヤテさんの空手の魅力を強調するとともに「いろいろ大変な世の中な感じになっていますが、娯楽作品ですので、ぜひ声を出して笑っていただいたりギャーギャー言って観ていただけたらと思います」とメッセージを。
 ハヤテさんは「この作品はお金も時間も限られた中でいろんな国の人が集まって熱意で作ったところがありますが、そんなことはみなさんには関係ないので、約1時間半、楽しんでもらえればと思います。声を出してもらってもいいし、もうほんとになにも考えずに楽しんでいただければと思います」と、舞台あいさつを締めくくりました。

 外連味あふれる演出と本物のアクションが絶妙にブレンドされた『KARATE KILL /カラテ・キル』は9月3日(土)よりシネ・リーブル池袋でレイトショー上映のほか全国順次ロードショー。
 シネ・リーブル池袋では、9月9日(金)にスケジュールの都合で初日舞台あいさつに参加できなかったマユミ役の紗倉まなさんがハヤテさん、光武監督とともにトークショーをおこなうほか、5日(月)、6日(火)、8日(木)にもハヤテさんと光武監督にゲストを迎えてのトークショーが開催されます。

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