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「夏のホラー秘宝まつり2019」上映ラインナップ第5弾の新作日本映画3本一挙発表!

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「夏のホラー秘宝まつり2019」で上映される『シオリノインム』より ※クリックで拡大します

 8月に東名阪3都市同時開催される「夏のホラー秘宝まつり2019」上映ラインナップ第5弾として『シオリノインム』『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』『星に願いを』の邦画3作品が一挙発表! 全上映作が発表となりました。

 「夏のホラー秘宝まつり」は、映画ファンから熱い支持を集めるキングレコードのホラー専門レーベル「ホラー秘宝」が東京の映画館・キネカ大森を会場に2014年にスタートさせたホラー映画祭。6回目を迎える今年はキネカ大森のほか名古屋のシネマスコーレ、大阪のシアターセブンの3都市の劇場で同時開催されます。

 今回発表となったラインナップ第5弾のうち『シオリノインム』は、主人公・詩織の淫夢に出てきて彼女を抱く謎の男がやがて恐ろしい姿に変貌し、ついには現実世界にまで現れるというストーリーのエロティック・ホラー。昨年の「夏のホラー秘宝まつり2018」で上映された心霊ドキュメント『心霊ツアーズ』(窪田将治監督)のオーディションでエロティックな心霊体験を語る女性タレントが複数いたことをヒントに発想された作品です。
 主演をつとめるのは、昨年『心霊ツアーズ』に出演し、今年の「ホラー秘宝まつりイメージガール」もつとめる松川千紘さん。『心霊ツアーズ』は映画の中で獲得したポイントと観客の投票で優勝者を選ぶゲーム要素も盛り込まれていた作品で、松川さんは見事に優勝して「ホラー秘宝まつりイメージガール」の座を勝ち取りました。2年続けての「夏のホラー秘宝まつり」登場となる松川さんは『シオリノインム』では初ヌードと初の濡れ場にも挑んでいます。
 そして脚本・監督は、2017年の『怪談新耳袋Gメン 復活編』、2018年の『怪談新耳袋Gメン冒険編』と、人気心霊ドキュメントシリーズを2年続けて監督した佐藤周(さとう・あまね)監督。“新耳Gメン”の一員として人気シリーズを復活以来支えてきた佐藤監督が、新耳Gメンを脱退してまでの決意で取り組んだ作品となっています。
 主演の松川さんと佐藤監督は、それぞれ以下のようにコメントを発表しています。

『シオリノインム』主演:松川千紘さんコメント

記事写真 主人公の詩織役を務めました、松川千紘です。 今回、初主演という素晴らしい機会をいただき大変光栄に存じます。演技経験がほとんどなかったため不安も大きかったのですが、支えてくださった佐藤周監督をはじめとするスタッフの皆さん、共演者の皆さんのおかげで撮影を無事に乗り切ることができました。
ヌードになることに関しては、撮影前はあまり意識していませんでしたが、撮影の直前になって突然実感が湧いてきてとても緊張したのを覚えています。しかし、思ったよりずっと自然にそのシーンの撮影に入ったので、逆に気負わずに演じることができました。現場の雰囲気に終始助けられていたなと思います。
作品の中で、詩織の身には思いもよらない出来事が沢山降りかかります。この作品に携われたことが私にとっては思いもよらない出来事でしたが、詩織の身に降りかかったのは比べ物にならないくらい衝撃的な出来事の数々でした。この作品が多くの方に届き、この作品との出逢いが、観ていただいた方一人ひとりにとっての思いもよらない衝撃的な出来事になれば嬉しいです。

『シオリノインム』佐藤周監督コメント

「2分に1回、ホラーかエロ!」という、自ら掲げた頭の悪そうなコンセプトと大真面目に向き合って脚本を執筆し撮影に臨みました。すると撮影2日目にして「監督…あと何が残ってるんですか…」と業界のベテランスタッフたちが死んだ目で僕に問いかけてきたのです。撮影はあと4日残っていてクライマックスもまだ撮ってないのに…。この時ようやく自覚しました。「ヤバいもん作ってるんだな、俺」と。そんなハード過ぎる現場を最後まで先陣切って戦い抜いた猛者が、松川千紘です。とても新人とは思えない精神力と、思わず拍手したくなるその脱ぎっぷり。彼女のメンタルとフィジカル、両方の強さがあってこの作品は成立しています。もうカッコ良すぎて、僕の中で彼女は新人じゃなくて鉄人ですね。キャスト・スタッフ一同が全身全霊で作り上げた『シオリノインム』。令和最初の劇薬映画が爆誕しました。ぜひ劇場で、非日常の世界に酔いしれてください。
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『シオリノインム』より ※クリックで拡大します

シオリノインム

  • 監督・脚本:佐藤周
  • 出演:松川千紘 古谷連 辻凪子
  • 製作:キングレコード株式会社
  • 2019年/上映時間未定

 『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』は、撮影現場のメイクスタッフの女性を主人公にした作品。2015年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でオフシアター・コンペティション部門グランプリを受賞したワンシチュエーション・コメディ『メイクルーム』のシリーズ3作目にあたり、AV撮影の舞台裏を描いた1作目、2作目に続き今回はホラー映画の舞台裏を描きます。

 主演をつとめるのは、シリーズ1作目、2作目と同じく森田亜紀さん。『へんげ』(2012年/大畑創監督)や『ミスミソウ』(2018年/内藤瑛亮監督)などでホラーファンにもおなじみの森田さんが、主演新作で「夏のホラー秘宝まつり」登場となります。

 もちろんメガホンをとるのも1作目、2作目と同じ森川圭監督。エロティックな作品を多数手がける一方『2ちゃんねるの呪い 新劇場版・本危』(2012年)などのホラー作品も手掛ける森川監督ならではの「ホラーの裏側」が描かれることが期待されます。

 また、2013年ミスFLASHグランプリを受賞しグラビアで活躍、女優としてもさまざまな作品に出演し、森川監督作品『君にあえたら』(2017年)で主演をつとめた階戸瑠李(しなと・るり)さんが”残念なアイドル”役で出演しています。

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『残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う』より ※クリックで拡大します

残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う

  • 監督:森川圭
  • 出演:森田亜紀 階戸瑠季 門前亜里 梅村結衣 円谷優希 白石彩妃 藤井奈々 倖田季梨 アイリ
  • 配給協力:キングレコード株式会社 山口幸彦
  • 製作:株式会社STRAYDOG PROMOTION
  • 2019年/90分

   『星に願いを』は、今年の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」で上映され話題となった「徹底的にクソでリアルな登場人物の人生が交錯する群像劇」。

 大学の卒業制作作品『つくすみ』(2011年)が京都造形芸術大学映画祭で作品賞を含む5冠を受賞し、以降も短編作品などを手がけてきた期待の新鋭・佐々木勝己監督が、激しいバイオレンス描写で独自の世界を描いていきます。

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『星に願いを』より ※クリックで拡大します

星に願いを

  • 監督:佐々木勝己
  • 出演:兼田いぶき 正田貴美佳 尾関俊和 畠山勇樹 ほか
  • 2019年/118分

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『星に願いを』より ※クリックで拡大します

 これまでに「夏のホラー秘宝まつり2019」上映作品として、国産ホラーのキーパーソンである特殊脚本家・小中千昭さん(兄)とファンタジー系作品やウルトラシリーズで知られる小中和哉監督(弟)の”小中兄弟”がタッグを組んだ中丸シオンさん主演の耽美的ダークファンタジー『VAMP』(オープニング作品)、大人気心霊ドキュメントシリーズの最新作『怪談新耳袋Gメン 孤島編』(谷口恒平監督)、映画評論家として活躍してきた小林真里(こばやし・まさと)監督が“【ニュー・ウェイブ・オブ・フレンチホラー】ムーブメント”を検証するドキュメンタリー『BEYOND BLOOD』の新作映画3本と、ジョージ・A・ロメロ監督の『ザ・クレイジーズ』(1973年・米)、アベル・フェラーラ監督の『ドリラー・キラー』(1979年・米)という海外のホラー映画の巨匠の名作2本のリバイバル上映が発表されており、今回発表された3本を加えて、今年の上映作品全ラインナップが出揃いました。

  幅広いラインナップでホラーというジャンルの多面性を示す「夏のホラー秘宝まつり2019」は、キネカ大森とシネマスコーレ(名古屋)、シアターセブン(大阪)の東名阪3都市の映画館での同時開催となり、キネカ大森では8月23日(金)より9月5日(木)までの2週間、シネマスコーレとシアターセブンではそれぞれ8月24日(土)より開催。
 もちろん毎年恒例の「ホラー総選挙」などの観客参加型企画も実施される「夏のホラー秘宝まつり2019」、開催に向け公式サイトツイッター公式アカウントで最新情報をチェックしましょう!

夏のホラー秘宝まつり2019

  • 会場・会期:キネカ大森 8月23日(木)~9月5日(木)/シネマスコーレ 8月24日(金)~/シアターセブン 8月24日(金)~
  • 料金:新作¥1500/旧作¥1100

  • 提供:キングレコード/配給・宣伝:ブラウニー

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