2024年に公開された特撮ファンタジー『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』の夏休み特別展示とイベント上映が決定。特別展示は7月23日より約1ヶ月にわたり東京都の瑞穂町郷土資料館 けやき館でおこなわれ、イベント上映は同8月17日に同じく瑞穂町のスカイホールで開催されます。
映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』は、東宝の「ゴジラ」シリーズや大映の『大怪獣ガメラ』(1965年/湯浅憲明監督)、東映の「仮面ライダー」(1971年)など、数々の作品で怪獣やヒーローの特殊造形を手がけ、日本特撮のきぐるみ造形の礎を築いた特殊美術造形家・村瀬継蔵さんが、80歳を越えて初めて総監督をつとめた特撮ファンタジー映画。
特殊美術造形家を祖父に持つ少女が、祖父の作ろうとしていた映画の世界へと入り、祖父の思いに触れていくストーリーで、子役時代から活躍する鈴木梨央さんが主演をつとめるほか、釈由美子さん、斎藤工さん、佐野史郎さんら特撮作品にゆかりを持つ俳優陣も出演しています。
今回の特別展示とイベント上映は、映画公開後の昨年10月に惜しくもこの世を去った村瀬継蔵さんを偲んで開催されるもので、村瀬さんが創設した造形会社・ツエニーが拠点を置く瑞穂町で開催。
瑞穂町 郷土資料館けやき館で開催される特別展示「追悼 特撮造形師 村瀬継藏」は、怪獣・ヤマタノオロチの着ぐるみをはじめ、実際に『カミノフデ』撮影に使われた造形物や小道具など貴重な資料を多数展示。