5月に東京で公開されて好評を博した『NOT BEER』が、物語の中心となる詐欺師コンビを演じた玉城裕規さんと相馬理さんそれぞれの出身地である沖縄と静岡で凱旋上映されることが決定。また、撮影風景の映像をふんだんに使った主題歌ミュージックビデオが解禁されました。
『NOT BEER』玉城裕規さんと相馬理さんの出身地凱旋上映決定 主題歌スペシャルMVも解禁
『NOT BEER』は、劇団オレガ・ユナイテッドが2013年に上演した舞台劇「Not beer but low-molt beer」を、舞台脚本を手がけた佐渡ツムジさんが自ら映画版脚本を担当し、中川寛崇監督がメガホンをとって映画化した作品。ある老婦人が遺した財産をめぐり、詐欺師とその舎弟、老婦人の孫娘、弁護士の4人が「騙し合い」を繰り広げるワンシチュエーションの物語。
舞台「刀剣乱舞」シリーズなど数々の舞台に出演する玉城裕規(たまき・ゆうき)さんが主人公のお人好しの詐欺師・鮫島優を演じ、鮫島をアニキと慕う詐欺師見習い・押切淳平役にはスーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」(2024年)で注目を集めた相馬理(そうま・さとる)さん。
さらに、老婦人の孫娘・二階堂早妃役に『夜光 ~ある定時制高校の物語~』(2021年/武田恒監督)などの永瀬未留(ながせ・みる)さん、弁護士の辻和成役に『金子差入店』(2025年/古川豪監督)などの伊藤慶徳(いとう・けいとく)さん、老婦人・瀧ハルエ役に宮城県登米市PR動画「登米無双」シリーズ(2016年~2017年)の金子早苗さんと、実力派キャストが顔を揃えています。
東京のシネマート新宿で5月30日より2週間限定で公開された『NOT BEER』には、SNSなどで上がった上映延長や地方公開を望む声も多く寄せられ、このほど新たに静岡のシネシティザートと沖縄の桜坂劇場での公開が決定しました。
沖縄は鮫島役・玉城裕規さんの出身地、静岡は押切役・相馬理さんの出身地で、今回の上映は詐欺師コンビを演じたふたりの出身地での凱旋上映となります。
玉城さんが「いまの自分の原点となった映画館」と語る(※)桜坂劇場では9月6日土曜日より、シネシティザートでは8月15日金曜日に、それぞれ公開。舞台あいさつなども予定されており、詳細は作品SNSで今後発表される予定です。
※玉城裕規さんX(旧Twitter)公式アカウント2018年3月16日の投稿(https://x.com/yomitama/status/974442597610545152)より
そして凱旋上映決定を記念して、矢内井玲奈(やない・れいな)さんが歌う主題歌「レプリカ」のスペシャルミュージックビデオ(MV)が解禁されました。
玉城さんと相馬さんたちのクランクイン場面で幕を開けるMVは、撮影風景や本編映像がふんだんに使われ、真剣でありながら和やかさが感じられる現場の雰囲気や、自分のための「騙し合い」に留まらない作品の内容を感じさせる仕上がり。
小学生時代に劇団四季のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」でデビューし、吉本新喜劇在籍経験も持ち、歌手・女優として幅広く活動する矢内井さんが優しく歌いあげる、映画の内容とリンクするような歌詞にも注目です。
玉城裕規さんと相馬理さんら充実のキャストを迎え、原作舞台の魅力はそのままに、映像作品ならではの趣向を盛り込んで映画化した『NOT BEER』は、9月に沖縄・桜坂劇場、8月に静岡・シネシティザートで、凱旋上映されます。
『NOT BEER』ストーリー
人の良い詐欺師の鮫島とその舎弟・押切は、亡き夫の資産で暮らす老婦・ハルエと純金の入れ歯の買い取りを苦戦しながらも取り付ける。が、約束の日に、買取に訪れるとハルエの通夜が行われていた!
ハルエの孫の早妃や弁護士の辻と居合わせることになり、帰るに帰れない状況に...。
そんな中、辻がハルエからの遺言書を預かっていた。
開封すると、「私、瀧ハルエの財産は、通夜の日に最後まで残った方に、相続いたします」というメッセージが残され、偶然相続権を得た4人は一夜の騙し合いを始める…。財産は誰の手に渡るのか?そして遺言に込められたハルエの想いとは…。