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三鷹コミュニティシネマ映画祭が11月21日に開幕・今年はアイドル特集に三鷹ロケ作品の上映も

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21日の企画「アイドルは時空を超える(2)」シンポジウムにゲストとして出演する武田梨奈さん

 三鷹市民有志と第三セクターによって毎年開催されている「三鷹コミュニティシネマ映画祭」が今年も11月21日より23日まで三鷹産業プラザにて開催されます。第6回となる今回は「アイドルは時空を超える」をテーマに新旧アイドルの出演作上映やゲストを招いてのシンポジウムを実施。さらに三鷹で撮影された2作品が上映されます。

 映画祭初日となる11月21日(土)には「アイドルは時空を超える」というタイトルにふさわしく、アイドルが出演しタイムスリップやパラレルワールドへの旅を扱った作品が上映されます。  まず午前には「アイドルは時空を超える(1)」として、現在でも多くのファンを持つ原田知世さんが主演した大林宣彦監督の名作『時をかける少女』(1983年)を35mmフィルムで上映。
 そして午後は「アイドルは時空を超える(2)・三鷹の映画人Vol.4」として、福士蒼汰さんと本田翼さんらが出演するタイムスリップを扱った青春ジュブナイル『江ノ島プリズム』(2013年/吉田康弘監督)、花井瑠美さん、武田梨奈さん、清野菜名さん、加弥乃さんと4人の若手女優が主演しSFアクションにアイドルを絡めた『少女は異世界で戦った』(2014年/金子修介監督)の2作品を上映。上映後には両作品の脚本を担当した脚本家・小林弘利さんと『少女は異世界で戦った』主演で映画出演が続く女優・武田梨奈さん、アイドル評論家の北川昌弘さんをゲストに、放送作家・映画活動家の松崎まことさんが司会をつとめてのシンポジウムも開催されます。

 映画祭2日目・3日目の22日(日)と23日(月・祝)の両日は「時代を彩るアイドルたち」と題して、往年の人気女性アイドルが主演した作品をワンコインで上映。22日には山口百恵さんがのちの夫となる三浦友和さんと初共演した『伊豆の踊子』(1974年/西河克己監督)、23日には松田聖子さんが主演をつとめた澤井信一郎監督の第1回監督作『野菊の墓』(1981年)とCMなどで人気となった宮沢りえさんが映画に初主演した『ぼくらの七日間戦争』(1988年/菅原比呂志監督)と、各時代を象徴するアイドルの主演作がそろっています。

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23日の企画「三鷹で撮る! 三鷹で観る!」で上映される冨田しのぶ監督『オンリー・ワンデイ』

 さらに、23日午後には2013年にスタートした三鷹フィルムコミッションとのコラボレーション企画「三鷹で撮る! 三鷹で観る!」として、同コミッションの協力のもと三鷹で撮影された『オンリー・ワンデイ』(2015年・冨田しのぶ監督)、『案山子』(2015年/品田裕介監督)2作品の上映に加え、両監督が登壇し「三鷹を映画で盛り上げていく」ことを探っていく座談会がおこなわれます。

 そのほか、22日には映画祭の恒例企画「三鷹オスカー 一日だけ、復活!!」 第7弾として、フェデリコ・フェリーニ監督生誕95年を記念して『甘い生活』(1959年・伊)が上映されます。

 映画祭のスケジュール詳細やチケット購入方法などについては、映画祭公式サイトをご覧ください。

 「三鷹コミュニティシネマ映画祭」は「現在、映画館がない三鷹に映画館を」という市民の方々の想いから生まれた映画祭。かつて三鷹にあった名画座・三鷹オスカーの「一日だけ、復活!!」と銘打った上映会などの活動を経て、2010年より「三鷹コミュニティシネマ映画祭」として年1回開催されており、三鷹オスカー経営者を父に持つ映画監督・鶴田法男さんがアドバイザーをつとめています。
 映画のデジタル化が進む中で35mmフィルムでの上映にこだわっているのが映画祭の特色のひとつで、今回も35mmフィルムが存在する作品は市民スタッフが映写機を操作してフィルムで上映されます。

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