9月公開の『男神』で映画初出演を果たす岩橋玄樹さんが同作のテーマ曲も担当することが発表されました。岩橋さん自ら作詞した新曲「Bless Me」がテーマ曲に決定し、岩橋さんがコメントを発表しています。
『男神』(おとこがみ)は、作家・八木商店さんが執筆しインターネットの怪談朗読コンテンツで大きな反響を呼んだ同名作品を原案に、『レミニセンティア』(2016年)『ソローキンの見た桜』(2019年)などの井上雅貴監督がメガホンをとりオリジナルストーリーで映画化した作品。
姿を消した幼い息子を救うために建設現場に出現した巨大な穴の中へと入っていく建設会社社員・和田勇輝を主人公に、日本の伝統美に潜む狂気と家族の恐怖を描く、ファンタジーホラーにして古代縄文ミステリーとなっています。
『ONODA 一万夜を越えて』(2021年/アルチュール・アラリ監督)『辰巳』(2023年/小路紘史監督)などの演技で高い評価を受ける遠藤雄弥さんが主演をつとめるこの作品で、岩橋玄樹さんがスクリーンデビューを飾っています。
アイドルグループ・King & Princeでの活動を経て、現在は音楽活動を中心にアメリカ・ロサンゼルスと日本の二拠点でソロアーティストとして活躍する岩橋さんは、King & Princeでのデビュー以前にスペシャルドラマ「ガードセンター24 広域警備司令室」(2016年)に出演、グループ在籍時にドラマ「部活、好きじゃなきゃダメですか?」(2018年)で主演をつとめるなど着実に演技経験を重ね、現在放送中の主演ドラマ「恋愛ルビの正しいふりかた」も話題。
映画初出演となる『男神』で岩橋さんが演じるのは、建設会社社長の息子で、ニューヨーク留学経験を持つ山下裕斗。社長の息子ながら自ら重機を操る職人で、困っている人がいれば真っ先に駆けつける性格から主人公の和田に力を貸す役となっており、劇中では考古学者のアーサー教授と英語でやり取りする場面も。
すでに公開されている予告編では、海外での経験を感じさせる英語セリフシーンの一部も含まれています。
そして映画初出演に加え、岩橋さんにとって初の映画テーマ曲を担当することが発表されました。
テーマ曲として使われるのは、8月7日木曜日と8日金曜日に東京のLINE CUBE SHIBUYAで開催される公式ファンクラブ4周年記念イベント「Thank U four Fairy」でファンに向けて初披露される予定の、岩橋さんが作詞も担当した新曲「Bless Me」。
映画本編には登場せず、公開のタイミングに合わせて『男神』公式サイトなどでスペシャルPV(プロモーションビデオ)として一般公開される予定となっており、完成した『男神』を鑑賞した岩橋さんが、テーマ曲にどんな思いを込めているか、公開が期待されます。
テーマ曲決定にあたり、岩橋さんは次のようにコメントを発表しています。
山下裕斗役・テーマ曲「Bless Me」担当:岩橋玄樹さんコメント
今回、映画『男神』のテーマ曲を担当させていただき、とても光栄に思います。
僕にとっては初めての映画出演、そして初の映画のテーマ曲ということで、一生忘れられない大切な作品になると思います。
今作では作詞も担当しました。
映画のテーマであるファンタジーホラー、そして家族愛。作品に込められたさまざまな感情を受け止めながら、歌詞に想いを込めました。
楽曲はロックテイストで、勢いのある印象を残せるような言葉を選びたいと思い、曲のタイトルにもなっている『Bless Me』というフレーズをメッセージとして込めました。
劇場で映画を観終えたあとに、『Bless Me』を通して『男神』の世界を改めて感じてもらえたら嬉しいです。
愛知県日進市周辺で地元の協力のもと撮影をおこなった『男神』は、岩橋玄樹さんや主演の遠藤雄弥さんのほか、主人公の妻・夏子役に宝塚歌劇団出身の彩凪翔(あやなぎ・しょう)さん、山下裕斗の姉でやはり主人公に協力する山下愛子役には日進市出身でSKE48卒業後多彩に活動する須田亜香里さん、失踪事件の謎を知る牧場主役にカトウシンスケさん、さらにベテランの沢田亜矢子さんや加藤雅也さんら、多彩なキャストが出演。
ホラー・ミステリーのかたちで日本の伝統美や文化を発信する作品として、9月19日金曜日より東京のヒューマントラストシネマ渋谷や、舞台である愛知県日進市のTOHOシネマズ赤池ほか、全国公開されます。