１月に東京で公開され各地での公開が続いている葵うたのさん主演の“笑ってな泣けるＳＦエンターテイメント”『タイムマシンガール』が、８月15日より宮城県石巻市のシアターキネマティカで公開。初日より３日連続で木場明義監督やキャストによる舞台あいさつがおこなわれます。

　超能力者コメディ『サイキッカーZ』（２０２１年）、超能力×探偵のハードボイルド『エスパーX探偵社～さよならのさがしもの～』（２０２３年）など、日常とＳＦ・ファンタジーを融合させた作品を次々と発表しインディーズ映画界で支持を集める木場明義監督の最新作となる『タイムマシンガール』は、びっくりするとタイムスリップする体質になってしまった主人公のＯＬ・可子が巻き起こす騒動を、可子と後輩の千鶴を中心に描いていく“不意打ちタイムスリップコメディ”。
　映画やテレビドラマで活躍する若手女優の葵うたのさんが主人公の星野可子を演じ、バレリーナ・モデル・アイドル・女優と多彩な活動を見せる高鶴桃羽（たかつる・ももは）さんが後輩の山本千鶴を演じるほか、「仮面ライダーＷ」などの木ノ本嶺浩さん、落語家の立川志の太郎さん、長いキャリアを持つ遠山景織子さん、女子プロレスラー・惡斗としても活躍する安川結花さん、１月に活動を終了したアイドルグループ・でんぱ組.incの元メンバーでイラストレーターの鹿目凛（かなめ・りん）さんら、多彩なキャストが出演しています。

　７月に佐賀県で開催された唐津国際映画祭２０２５でシアターエンヤ賞を受賞した『タイムマシンガール』が、８月15日より宮城県で公開。石巻市中心部から映画の灯を絶やさないようにと石巻劇場芸術協会の運営により２０２２年にオープンしたミニシアター＆カフェ・シアターキネマティカで上映されます。
　公開を記念して舞台あいさつもおこなわれ、初日の15日には木場明義監督、16日には謎の組織の男・安野時夫を演じた立川志の太郎さんと木場監督、17日にはカウンセラーの藤浪多美を演じた鹿目凛さんと木場監督が、それぞれ登壇します。

　１月に東京の池袋シネマ・ロサで公開を迎えて以降、宇都宮、大阪・名古屋・横浜と各地での上映が続き、愛知の刈谷日劇では７月25日の公開以来延長を重ねて現在も上映中、さらにタイ・バンコクで開催のタイ国際映画祭（International Thai Film Festival）に選出と、、インディーズながら着実に広がりを続けている『タイムマシンガール』は、８月15日金曜日より石巻シアターキネマティカで公開されます。

『タイムマシンガール』ストーリー

プロレスとソロ活が大好きな主人公の星野可子（葵うたの）は、とある事件をきっかけにビックリすると少しだけタイムスリップしてしまうという体質になってしまう。そのためなるべく他人と関わらないようにしていたが、ふとしたきっかけで恋の始まりが訪れるのであった。しかし、おっちょこちょいな山本千鶴（高鶴桃羽）に驚かされ、意図せず時間が巻き戻り、そのチャンスもなかったことになってしまう。だが特に良くなかった可子と千鶴の仲は次第に近づいていくのだった。
可子の能力を知った千鶴はギャンブルでお金を稼ごうと提案し、成功するものの、時空を調査する公務員の安野時夫（立川志の太郎）や、タイムマシンの実験が失敗して２人に増えてしまった発明家の井手泰人（木ノ本嶺浩）に追われ、タイムスリップすることにより世界が崩壊する可能性を指摘される。悩んだ可子は自分の体質を治そうと奔走するが…。