小野峻志監督の商業デビュー作となる『翔んだタックル大旋風』が12月26日に公開されるのを前に、甘酸っぱい恋愛の香りとスポ根の熱、ホラーの戦慄が漂う予告編と場面写真が解禁されました。

　２０２３年にインディーズで制作・公開された『野球どアホウ未亡人』が異例のヒットを記録して一躍注目の存在となった小野峻志監督。
　多くの映画ファンの期待を集める中で送り出される待望の商業監督デビュー作『翔んだタックル大旋風』は、先輩に憧れ大学アメフト部に入部した主人公がマネージャー兼選手としてタックルの練習に明け暮れるラブコメ＆スポ根要素に「殺人タックル」による惨殺事件を巡るホラー要素も加わった、さっぱり内容の予想がつかない前作『野球どアホウ未亡人』以上のジャンルレスでカオスな世界が展開されます。

　出演者は、『オカムロさん』（２０２２年／松野友喜人監督）『悪鬼のウイルス』（２０２５年／松野友喜人監督）で披露したアクションが注目された吉田伶香（よしだ・りょうか）さんが主人公の秋子を演じるのをはじめ、アメフト部部長・平山に平野宏周（ひらの・こうしゅう）さん、秋子の憧れの先輩・吉岡に金子隼也さん、秋子の親友・百合子に夏海さん、元・アメフト部員の佐々木に水石亜飛夢さんと、期待の若手俳優陣に加え、アメフト部顧問の澤田にベテランの佐野史郎さん、さらに『野球どアホウ未亡人』主演の森山みつきさんと同作メインキャストの藤田健彦さんも前作とは異なる役柄で出演と、豪華なメンバーが揃いました。

　ついに解禁された予告編は、セーラー服姿の主人公・秋子が吉岡との関係を詮索する声をあしらう、ラブコメテイストがくすぐったい場面で幕を開け、「吉岡は死んだよ」のセリフで雰囲気が一転、タックルの練習に取り組む秋子が熱いスポ根テイストに、謎の怪人を巡る戦慄のホラー要素も加わり、さらにラストには怪人の正体を予感させる気になるセリフも。１分強ながら内容てんこ盛りすぎの予告編となっています。
　そして予告編で流れているのは、吉田伶香さん、夏海さん、森山みつきさんの出演者３人により結成されたユニット・タックル三人娘が歌うオリジナル主題歌「恋の危険タックル」。
　クラウドファンディングで多くの支援が得られたことで制作が実現したこの主題歌は、往年の名作スポ根ドラマの主題歌をなんとなく連想させるサウンドや主人公の恋のときめきを歌う歌詞で、作品を一層盛り上げています。
　また、先に解禁されたアメフトユニフォーム姿の秋子の場面写真に続き、多彩な登場人物たちの表情を捉えた新たな場面写真10点も解禁されました。

　２０２５年が終わろうとするタイミングでさらなる旋風を巻き起こすこと必至の『翔んだタックル大旋風』は、12月26日金曜日より、東京のテアトル新宿ほかにて公開されます。

『翔んだタックル大旋風』ストーリー

2年前、ストーカーから自分を守ってくれた大学生・吉岡のことが忘れられず、この春から彼が通う日ノ丸大学に入学することになった秋子。カメラが趣味の親友・百合子の協力もあって、吉岡が所属するアメフト部「ケルベロス」にマネージャーとして潜り込む。だが、チーム監督である澤田の指示により、さまざまな危険プレイを重ねていたチームは、試合出場停止となっていた。一人練習に励んでいたキャプテンの平山からは「吉岡は、試合中の事故で死んだ」と告げられ、ショック受ける秋子。だが、そこから一念発起して自ら選手となることを決意。平山を相手に過酷なタックルの練習に励む。
一方、城西署の刑事・沙織はアメフト部員の身辺調査を始めており、 "殺人タックル"を武器に活躍していた元部員・佐々木が密接に関わる「秘密」を知るのだった―。